【キッチン】化学研究家が教えてくれる♪食器洗いで手荒れする理由と改善アイテムが気になる!

『秒でわかる!最強の家事』(ワニブックス)の著者であるかずのすけさんは、界面活性剤という化学成分を研究してきた洗剤化学のスペシャリスト。かずのすけさん曰く「食器用洗剤」や「洗濯用洗剤」の性質について理解がないと重大な健康被害になることもあるのだとか! ここでは、皆さんが困っている手荒れ問題を解決すべく、改善アイテムを本書から紹介します。

※この文章は『秒でわかる!最強の家事』(ワニブックス)から抜粋、一部編集したものです。

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食器洗剤ってなんで手荒れするの?

食器用洗剤には洗浄成分として「界面活性剤」が高濃度で配合されています。界面活性剤と聞くと毒物のように感じる人もいるかもしれませんが、食器洗剤に使われている界面活性剤は、万が一お皿に残留したとしても問題ないように、非常に安全性の高い成分が用いられています。

しかし、フライパンの油汚れもしっかり落とせるように「洗浄力」は非常に高く設定。よって、お皿洗いと同時に皮膚表面にある天然の保湿成分や皮脂膜も除去してしまうので、肌のバリア機能が低下し、手荒れを引き起こしてしまうのです。(かずのすけさん)

「殺菌」のしすぎが手肌への刺激に!

最近は殺菌効果のあるハンドソープが人気だったり、殺菌・消毒ジェルをこまめに塗ったりする人が増えていますね。しかし、殺菌・消毒のしすぎは手肌の正常なバリアを助けている「皮膚常在菌」の働きを弱めてしまうため、これも手荒れの悪化要因になる場合があります。

よくテレビCMなどで「手のひらにはこんなに菌がいっぱい!」と恐怖感を煽るようなものを見ますが、そもそも人間は体内外に100兆を超える微生物を飼っていて、菌と一緒に暮らしているとも言われています。その中には人にとって大事な役割をしている菌もたくさんいます。

菌全てが悪いものではなく良い働きをしてくれているものも多いので、過度な殺菌や消毒はむしろ手肌には負担なのです。(かずのすけさん)

かずのすけさんがおすすめする方法は?

洗剤の成分を多少マイルドなものにしても、肌を守る天然の保湿成分や皮膚を除去し続ければ、遅かれ早かれ手荒れに結びつきます。

私自身も洗剤との接触がたたって手荒れを起こし、皮膚科に通っても一向に治らず、優しいと言われる洗剤を使ってみても特に変化はなく、とても悩んでいました。

そこで「洗剤と触れる際には必ず手袋で保護する」という方法を試してみたところ、1年以上悪化を繰り返していた手荒れが、数ヶ月ほどで完治しました。

そもそも手荒れは、洗剤によって皮膚のバリア成分を洗い流してしまうことが原因なので、その原因との接触を完全に絶ってしまえば手荒れは起こりません。

手が荒れていた当時はゴム手袋を使っていました。しかし、使い回しでは内部で雑菌やカビが繁殖してしまうことがあるため、現在は「使い捨てのビニール手袋」を使用しています。重要なのは「1枚の皿を洗う時でも手袋を欠かさない」こと。少しの油断でも手荒れはぶり返すので、神経質と思われるくらいに手袋の装着は徹底しましょう。ちなみに、パウダーの成分が手への刺激になる人もいますので、ビニール手袋は「ノンパウダー」のものがおすすめです。(かずのすけさん)

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ちょっとしたことで改善…手荒れからサヨナラ!

手荒れは女子の大敵。病院に行ったり、クリームを塗ったり悩んでいる人も多いはず。かずのすけさんの提唱する「使い捨てビニール手袋」を活用して元の美しい手に戻しませんか?

このように、本書は製品に配合されている成分を説明しながら、自分に合うものを適切に選別できるように道標を立ててくれています。ぜひ、手にとってみてください。

秒でわかる! 最強の家事 - 暮らしは、化学でラクになる! -
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