タオルのカビや臭いの取り方は?簡単きれい!カビの取り方や原因・対策を紹介
タオルにいつの間にか付着し、イヤな臭いの原因にもなるカビ汚れ。今回は、カビの取り方から、タオルがカビない方法やタオルを清潔に保つポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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タオルの黒い斑点と臭いの原因はカビ!
お風呂上がりの体を拭くためのバスタオルなど、常に清潔であってほしいはずなのに、いつの間にか「カビ臭い!」「黒い斑点がついている!」などの経験はありませんか?
タオルにカビが発生する原因を解説します!
なぜタオルにカビが生えるのか
- 1.水を吸収しやすく、乾きにくい
- 2.湿度がある環境に置かれやすい
- 3.洗濯槽のカビがうつることがある
【1】水を吸収しやすく、乾きにくい
タオルは水を吸収しやすくつくられています。また、厚手のタオルなど、タオルは乾くまでに時間がかかり、カビが生えやすくなります。
【2)湿度がある環境に置かれやすい
カビは、「気温0〜45℃」「酸素」「湿度70%以上」「垢などの栄養」の4つがそろっているときに発生します。
お風呂上がりに使ったバスタオルを換気しないままのバスルームに放置したり、濡れたタオルを洗濯機に入れてそのままなど、湿度の高い環境にあることが多いため、カビや菌が増殖してしまいます。
【3】洗濯槽のカビがうつることがある
目には見えないカビが洗濯槽の裏側で発生していることがあり、洗濯の際にタオルにそのカビがうつる場合があります。
定期的な洗濯槽の掃除で、タオルにカビがうつるのを防ぎましょう。
カビが生えたタオルはそのままでも健康に害はない?
カビはアレルギーを引き起こす原因になります。また、肺炎や皮膚炎になる可能性もあるため、カビをそのままにして使い続けることは、健康に害が及ぶリスクが高まりおすすめできません。
タオルのカビは【酸素系漂白剤につけ置き】して落とす
ここからは、タオルについたカビを落とす方法をご紹介します。白いタオルには、「粉末」の酸素系漂白剤、色・柄ものには、「液体」酸素漂白剤がおすすめです。
白基調のタオルには「粉末」の酸素系漂白剤
「粉末」タイプは、液体タイプに比べて漂白・除菌力があります。ただし、色・柄ものには、色落ちをしてしまう可能性もあるため、白いタオルのみ「粉末」タイプの酸素系漂白剤を使うようにしましょう。
◆ 使うもの
・ゴム手袋
・粉末タイプの酸素系漂白剤
・バケツ又は桶
・40~50度程度のお湯
◆ 手順
- 1.手荒れ防止に、ゴム手袋をつける
- 2.バケツなどに、お湯(40~50度程度)をはり、粉末タイプの酸素系漂白剤を規定量入れる
- 3.タオルを入れ、30分程度つけ置きする
- 4.カビが落ちたか確認する(落ちていない場合は、さらに30分程度つけ置き)
- 5.水で数回すすぎ軽く絞り、洗濯機で通常通り洗濯する
▼ 粉末タイプの酸素系漂白剤「オキシクリーン」
色物・柄物のタオルには「液体」の酸素系漂白剤
色物や柄物のタオルは、「液体」タイプの酸素系漂白剤でつけ置きします。
◆ 使うもの
・ゴム手袋
・液体タイプの酸素系漂白剤
・バケツ又は桶
・40~50度程度のお湯
◆ 手順
- 1.手荒れ防止に、ゴム手袋をつける
- 2.バケツなどに、お湯(40~50度程度)をはり、液体タイプの酸素系漂白剤を規定量入れる
- 3.タオルを入れ、1~2時間程度つけ置きする
- 4.カビが落ちたか確認する(落ちていない場合は、さらに30分程度つけ置き)
- 5.カビが落ちたら水でもみ洗いし、漂白剤を流す
- 6.洗濯機で通常通り洗濯する
つけ置きで落ちないカビは【煮沸】で取りのぞく
酸素系漂白剤でつけ置きしても落とせないタオルのカビは、「煮沸」するやり方を試してみましょう。変色のおそれがあるため、アルミ製以外の鍋を使うようにしてください。
◆ 使うもの
・鍋(アルミ製以外のもの)
・酸素系漂白剤
・洗濯用洗剤
・さいばし
・ゴム手袋
・水
◆ 手順
- 1.鍋に水をはり、酸素系漂白剤と洗濯用洗剤を入れ、溶かす
- 2.鍋を火にかけ、沸騰させる
- 3.タオルを沸騰した溶液に入れ、3~5分程度煮沸させる
- 4.火を止めて、時々さいばしで混ぜながら、冷めるまでそのまま置く
- 5.冷めたら、ゴム手袋を付けて、タオルを取り出す
- 6.ぬるま湯で透明になるまですすぎ、洗濯機で通常通り洗濯または、すすぎと脱水のみをおこなう
終手段は【塩素系漂白剤】でカビを撃退!
煮沸でも落ちないカビには奥の手、カビキラーなど塩素系漂白剤を試す方法もあります。ただし、塩素系漂白剤は、色が落ちる可能性があるため、色・柄ものへの使用は避けましょう。
また、強力な薬剤で生地が傷む恐れもあるため、カビを取るか、タオルの生地を守るか考え、注意しながら使用してください。
◆ 使うもの
・カビキラーなどの塩素系漂白剤
◆ 手順
- 1.タオルのカビに、カビキラーをスプレーする
- 2.3~5分ほど放置する
- 3.水でよく洗い流す
少しタオルが臭う程度なら【重曹】も有効
漂白剤などを使うのに抵抗がある方は、食品にも使われる「重曹」を使ってカビ臭さを取る方法もあります。タオルが少しカビ臭いと思う程度なら、重曹も有効的なアイテムです。
重曹を入れて煮沸する
◆ 使うもの
・鍋
・重曹
・水
◆ 手順
- 1.鍋に水をはり、沸騰させる
- 2.重曹(大さじ2程度)を入れて、溶かす
- 3.沸騰した中に、タオルを入れる
- 4.30分~1時間程度、弱火で煮る
- 5.タオルを取り出し、十分な水ですすぐ
- 6.洗濯機で通常通り洗濯する
洗濯機に重曹を直接入れて洗濯する
直接重曹を洗濯機に入れて洗うだけのこちらの方法。重曹の量は大さじ4杯程度が目安で、洗剤や柔軟剤をいっしょに使用しても問題ありません。
ただし、重曹は水に溶けにくいため、40度前後のぬるま湯で洗うようにします。また、ドラム式の洗濯機には、つまりの原因になるので重曹の使用は避けてください。
この方法は、熱湯に重曹を入れるやり方に比べると洗浄力や殺菌力は劣るので、臭いだけが気になる場合や黒い斑点がそこまで濃くない場合におすすめです。
▼ 自然にやさしい「重曹」
《カビ予防》タオルを清潔に保つ3つのポイント
汚れたまま放置せず早めに洗濯する
使用済みのタオルを洗濯機の中に入れたまま数日放置、なんてことはありませんか?洗濯機という密閉空間の中で使用済みのタオルについている汗や垢がエサとなり、カビが発生しやすい環境をつくってしまいます。
使ったタオルは早く洗い、カビが発生する環境をつくらないことがポイントです。
洗濯した後はなるべく早く干す
洗濯後のタオルでも、カビ菌を殺菌することは難しいので、生乾きの状態で放置するとカビが発生しやすくなります。
洗濯が終わったらすぐに干し、繰り返し使うバスタオルは乾きやすいところに干すなどしてカビの発生を防ぐのがポイントです。
洗濯機を清潔に保っておく
洗濯機そのもののカビも、タオルのカビ臭さの原因となります。月に一度は洗濯槽の掃除を行うのが理想です。
最近では、「洗浄コース」のボタンを押すだけで槽洗浄を行ってくれる便利な洗濯機がほとんど。このような場合は塩素系クリーナーを入れてボタンを押すだけなので、簡単に洗濯槽を掃除できますね。
洗浄コースのボタンがない場合は、酸素系クリーナーを使用して洗浄を行います。40〜50℃のお湯を洗濯機いっぱいに入れ、酸素系クリーナーを入れて3時間以上放置するだけ。その後浮いたゴミを網などですくってすすぎと脱水を行えば完了です。
洗濯槽の洗浄をおこなってもカビ臭さが残る場合は、洗濯槽の分解洗浄など、クリーニング業者に依頼して徹底的に掃除するのもおすすめです。
▼ 定期的な洗濯槽のお手入れにはこちらのアイテム
▼ 洗濯槽の掃除を詳しく知りたい方はこちら
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また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。
洗濯機クリーニングにお困りの人は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。
タオルのカビに関するQ&A
Q1. 部屋干しのタオルの上手な乾かし方は?
A. 脱水をしっかりおこない、囲み干しで干しましょう。
洗濯後は早く乾かし、カビの発生を防ぎたいタオルですが、外に干せずに部屋干しすると、乾くまでにどうしても時間がかかります。バスタオルなどの縦に長いタオルは、横長にして、蛇のように折り返しせず、暖簾のように囲うように干していきます。扇風機などで風を送ると、早く乾かすことができます。
Q2. タオルの寿命はどれくらい?
30回以上の洗濯が、タオルの寿命の目安です。
タオルの寿命は半年~1年程度で、30回以上洗濯すると交換の目安となります。吸収力が落ちた、臭いが取れない、肌触りが悪くなるなどがあったら、タオルの替え時かもしれません。
Q3. タオルのカビはうつる?
タオルのカビが他の衣類にもうつることがあります。
カビは温度、湿度、皮脂や汚れなどの栄養が合わさって発生します。そのため、タオルについたカビが衣類にうつり、すぐに黒カビとなって表れることはありませんが、カビのついたタオルと他の洗濯ものを長時間一緒に置いたり、洗うのは避けましょう。また、洗濯槽のカビが洗濯ものにうつる可能性もあるため、洗濯槽も清潔に保つようにします。
ハウスクリーニングに関するその他の記事はこちら
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
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