オフィスや事務所の床の清掃方法｜おすすめの掃除道具や洗剤も紹介

オフィスで使われる床の主な汚れ

オフィスで使われる床の種類はさまざまありますが、ここではよく事務所に使われる4種類の床の種類と主な汚れの原因を紹介します。

ビニール床（ビニル床シート）の黒ずみ・黄ばみ

ビニール素材を使った床は、クッションフロアとフロアタイルの2種類があり、汚れに強い素材ですが、黒ずみや黄ばみなどの汚れがつくことがあります。

黒ずみはゴミやホコリ、皮脂汚れ、劣化したワックスが原因です。また、線状の黒ずみは靴や台車のゴム部分が床と擦れてできる「ヒールマーク」と呼ばれるもの。

一方、黄ばみはワックスの劣化が原因のひとつでもあります。そのほかにもビニール床についた水分を長時間放置したり、テーブルやイスのゴム部分が長時間触れていたことが原因で黄ばみが発生することもあります。

タイルカーペットのシミ

タイルカーペットは、1枚ごとに取り外しができるタイプのカーペット。食べカスやホコリが溜まりやすく、シミもつきやすい種類です。

タイルカーペットにつくシミは、コーヒーやジュースといった水性のシミと、ドレッシングやカレーといった油性のシミの2種類あり、清掃方法も異なります。

フローリングのくすみ

フローリングには天然の木材を使用した無垢フローリングと、複数枚の木材を重ねたものに化粧板を貼り付けて作る複合フローリングの2種類があります。

どちらも皮脂やホコリなどがついたり、ワックスの劣化により黒ずみが発生することがあります。

人工大理石のくすみ

人工大理石はポリエステルやアクリルなどの素材を固めて作られる床材です。デザイン性があり水や汚れに強いのも特徴ですが、汚れを長時間放置しているとシミやくすみになることがあります。

オフィスの床の清掃方法【素材別】

オフィスの床の清掃方法は素材によって異なります。それぞれの清掃方法や汚れを落とすポイントを紹介します。また、床の清掃時には必ず窓を開けて換気を行い、ゴム手袋を着用することを忘れずに行ってください。

ビニール床（ビニル床シート）の清掃方法

ビニール素材の床は黒ずんだり、黄ばんだりとさまざまな汚れがつきやすいです。ここでは基本的な清掃方法を紹介します。床にワックスをかけていて、汚れがワックス内に入り込んでしまったり、ビニール床が全体的に黄変しているときには、ワックスし直すことも検討してみましょう。

必要なもの

清掃方法

タイルカーペットの清掃方法

タイルカーペットは常に何枚か予備を持っておくと汚れたときに安心です。基本的には掃除機をしっかりかけておき、汚れがひどい場所は中性洗剤を使って洗うとキレイに保てます。

必要なもの

清掃方法

フローリングの清掃方法

フローリングは、清掃方法や頻度を間違えると破損することもあるので注意が必要です。日頃の清掃は乾拭きだけでも十分ですが、汚れがひどいときには、以下の方法を試してみてください。

必要なもの

清掃方法

人工大理石の清掃方法

人工大理石は水や汚れに強いため、汚れをすぐ乾拭きすることで汚れにくくなります。汚れが落ちないときには、中性洗剤を使って落とすのもおすすめです。

必要のもの

清掃方法

オフィスの床の汚れを予防する方法

こまめに清掃する

オフィスの床に汚れを染みつかせないようにするには、こまめに清掃するのが大切です。床材によっては乾拭きや掃除機を1日1回する必要があります。また、汚れがついたらすぐに清掃して、頑固な汚れに変化しないようにしましょう。

定期的にワックスをかける

オフィスの床にフローリングやビニール床を使用している場合には、定期的にワックスがけする必要があります。光沢がなくなったり、全体的に黒ずみや黄変が出てきたときを目安にワックスがけしましょう。

汚れにあった洗剤や掃除道具を選ぶ

汚れや掃除頻度によって、使用する洗剤や道具を変えるのもポイントです。日常的な清掃には掃除機やフロアモップを使い、ひどい汚れがあるときには洗剤を使って清掃してみましょう。

オフィスの床清掃は専門業者依頼するのもおすすめ

※1「ハウスクリーニング110番」受付の満足度調査より（2016年7月実施）
※2「ハウスクリーニング110番」運営サイト全体のお問合わせ件数（2014年1月〜2019年1月）

「ハウスクリーニング110番」では、フローリングの清掃やワックスがけを依頼できます。ほかにも、エアコンの掃除なども依頼できるので、オフィスを丸ごと清掃してほしいときにもおすすめです。

電話での相談は24時間365日受け付けており、土日祝日の依頼にも対応してくれます。

オフィスの床清掃に関するQ&A

Q1. オフィスの床の黒ずみを落とす方法は？

A. アルカリ性の洗剤を使って落とす

オフィスの黒ずみは「ヒールマーク」と呼ばれており、靴底が床と擦れることで発生する汚れです。このような汚れにはアルカリ性洗剤を汚れの部分に染み込ませてから乾いた布で拭き取るようにしてみましょう。ただし、ワックスが剥がれてしまう可能性もあるので、注意しましょう。

Q2. オフィスの床の黄ばみを落とす方法は？

A. ワックスをかけ直してみる

オフィスの床が黄ばんでいる場合、ワックスが劣化している可能性もあります。ワックスを剥離させた後に、ワックスをかけ直してみましょう。

Q3. オフィスの床の汚れを予防する方法

A. こまめに清掃してワックスを定期的にかける

オフィスの床を汚れにくくするには、こまめに清掃することが大切です。また、タイルカーペットの場合は汚れたらすぐに清掃できるように、予備を数枚持っておきましょう。ワックスをかけている床は、定期的にワックスをかけ直すことで、汚れや傷を防ぎやすくなります。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年10月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけてしっかりと換気を行い作業をしてください。
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