うずらをペットとして飼いたい!種類・寿命・値段を徹底解説

うずらをペットとして飼う際に気になる、種類や寿命、飼育方法などのうずらの生態についてまとめてみました。また、「鳴き声のうるささ」「飼育の難しさ」「なつくかどうか」などの飼うデメリットは果たしてあるのかどうかも解説しているので、飼う前の参考にしてみてください。

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うずらってどんな動物?生態を解説

体長や大きさ・性別の違い

  • 全長:約20cm
  • 翼の長さ:約10cm
  • メスの方が体格がよい

ウズラは種類にもよりますが、成長した個体で全長約20cm、翼の長さは約10cmほどになります。オスとメスの見分けは難しく、メスの方が体格がよい傾向にあります。

うずらの寿命

  • 野生:約10年
  • ペット:約7~8年

うずらの寿命は、野生では平均10年、飼育下では7~8年ほどといわれています。

メスは生涯のうちにたくさんの卵を産むので、オスよりもメスの方が平均的に寿命が短い傾向にあります。

うずらのオスは気性が荒いので、オス同士をゲージに入れると喧嘩をしてしまったり、メスとともに入れると追いかけたり攻撃をしてしまったりします。そのため、オスを飼う場合には単体で飼うほうが、うずらにストレスがかかりにくく長生きするでしょう

うずらの餌

  • 配合フード
  • 野菜・果物
  • エサ用昆虫
  • 牡蠣の殻・サプリメント

ペットショップなどから引き取った場合には、自宅にくるまで与えられていたものを聞き、はじめはそれを与えてあげるのがおすすめです。

▼配合フード

ウズラ専用のものもありますが、チャボ用に配合されたフードや、ハト用のエサを食べやすい大きさに砕いたものも好みます。

ニワトリのエサは比較的カロリーが高すぎるため、肝に障害が起きてしまうこともあるので与えないようにしましょう。

▼野菜・果物

小松菜・青梗菜・リンゴなどの野菜や果物を、ビタミンやミネラル補給のために与えましょう。生の野菜や果物は腐敗しやすいため、食べ残しはこまめに捨てるようにしましょう。

▼エサ用昆虫

ミルワームなどの生のエサ用昆虫を、頭をつぶしてから与えましょう。ミルワームなどに含まれる動物性たんぱく質も必須な栄養素です。

▼牡蠣の殻・サプリメント

うずらのメスは生きている間ずっと卵を産み続ける性質をもっています。(オスがいない場合でも無精卵を産み続けます。)そのため、カルシウムが不足すると体が弱ってしまいます。

そのため、メスの場合はさらにカルシウムを多めに与えるようにしましょう。ペットショップに売っている牡蠣の殻やサプリメントで補給することができます。

LIMIA編集部
スタッフA
引き取る前に与えられていたものを聞き、初めは同じものを与えてあげるのがおすすめ
飼い始めは、自宅にくる前に与えられていたものと同じものを与えると、うずらも食いつきよくごはんを食べてくれるでしょう。フードの種類を変えたい場合には、それまで食べていたものに、少しずつ新しいものを混ぜて入れ、徐々に切り替えるようにしましょう。

ペットとしてうずらは販売されている?

うずらの値段相場

  • 1,000円~3,000円程度

うずらは、主にペットショップで販売されています。その値段は、うずらの種類にもよりますが、平均2,000円~3,000円程度が相場です。

また、里親募集サイトなどでも飼い主を募集している場合もあります。そのようなサイトでは、無料で引き取れる場合もあるので、費用を抑えてうずらを飼い始めたい方におすすめです。

※料金目安は、LIMIA編集部がネットで確認できる、ペットとして飼えるうずらのおおよその料金に基づいたものです。(2023年10月時点)

うずらの種類

代表的なうずらの種類は以下のようなものがあります。

▼ヨーロッパウズラ

特徴

・羽が茶色く、顔部分に白の眼線が入っている ・翼が長く、丸みを帯びた体つき ・鳴き声が大きい

体長

約18cm

▼白ウズラ

特徴

・真っ白 ・珍しく、あまり市場に出回らない

体長

約18cm

▼ヒメウズラ

特徴

・鳴き声が比較的小さく、ペットとして人気 ・さまざまな色の種類がいる

体長

約10~12cm

▼コリンウズラ

特徴

・大柄かつがっしりとした体格 ・オス:白と黒 ・メス:茶と黒

体長

約20~25cm

うずらの飼育は難しい?ペットとしてなつく?

うずらは成長しても大型にならないので、ペットとして飼う難易度は高くありません。

基本的に臆病な性格なため、ペットとしてはなつきにくいです。とくに急に大きな音を出したり、急に触ったりすると怖がってしまうので控えましょう。

しかし、粘り強くかわいがると人になつくようになる鳥です。手の上でごはんをあげたり、ご褒美としてとくに好きな好物を手渡ししてあげたり、根気強く接しましょう。

成長したうずらをなつかせるのはとくに難しいです。そのため、なるべく生まれたばかりの雛のうずらを迎え入れるのがおすすめです。

▼うずらの特徴

  • 成長しても大型にならない
  • 鳴き声が大きい
  • 臆病な性格でなつきにくい
  • 移動するときにジャンプをして歩く

うずらの鳴き声はうるさい?

うずらは鳴き声が大きいことで知られています。とくにオスの方が鳴き声が大きい傾向にあり、ときには雄たけびのような鳴き声を出すことも。鳴き声の点では、メスの方が飼いやすいでしょう。

窓を閉め切った室内で飼っていても、外まで聞こえるほどなので、鳴き声対策は必須です。防音効果のある部屋で飼育したり、ケージの周りをアクリルケースなどで覆うなどの対策を施しましょう。

うずらは飛ぶ?

うずらは、ニワトリなどと違って飛ぶこともできる鳥ですが、あまり飛ぼうとしません。飛ぶよりも地面を歩いていることの方が多いのが特徴。

移動時にジャンプすることが多く、自分の体長の5倍近くは軽々とジャンプします。そのためゲージで飼育する場合、天井が低いと頭を打ち付けてケガをしてしまうこともあるため注意が必要です。

うずらをペットとして飼うために準備するもの

  • 飼育かご(ゲージ)
  • 床材
  • 砂遊び用の砂と容器
  • エサ入れ・水入れ
  • ペットヒーター

▼飼育かご(ゲージ)

雛を育てる場合は、幅30cm程度のガラス水槽がおすすめ。

成長したウズラの場合は、歩きやすいように底の部分についている金網を外した鳥かごがおすすめ。金網の代わりに、新聞や床材を敷いてあげましょう

ウズラはジャンプをして歩く性質を持っています。ウズラが頭をぶつけたときにケガをしないように、「スポンジ」「タオル」「エアクッション」などの緩衝材を天井につけて守ってあげてください

▼床材

たくさんジャンプをして歩き回るうずらのゲージには床材が必須。

雛を飼育するときは「ワラ」や「タオル」成長したウズラであれば「新聞紙」や「おがくず」がおすすめです。

▼砂遊び用の砂と容器

ウズラは砂遊びが好きです。羽や体についた害虫を落とすための行為ですが、ストレス解消効果もあるため、清潔な飼育環境でも砂遊びをします。

砂は食べてしまっても大丈夫なように、ペットショップなどで購入できる「焼き砂」や「チンチラサンド」などを用意するのがおすすめ。タッパーなどの深めの容器に入れ、2週間を目安に定期的に交換してください。

▼エサ入れ・水入れ

100円ショップなどに売っている小さめのタッパーなどで、ごはんや水を入れるための容器を用意しましょう。

水入れの側面に、ガムテープや両面テープを使って固定してあげると、ひっくり返す事故も防げます

▼ペットヒーター

自分で体温調節をするのが苦手な雛を飼育するためには必須のアイテム。

飼育環境は35℃~39℃が目安。気温の上がり下がりが少ないように、できるだけキープするようにしましょう。

うずらの卵を孵化させる方法

うずらの孵化に必要な条件

  • 温度:37℃~38℃に保つ
  • 湿度:50%~70%に保つ
  • ↑ の環境下で温めながら、1日4回 4~6時間に一度卵を転がす

うずらの孵化には、上記のような条件が必須です。

自然環境でこのような環境を用意することも不可能ではないですが、なかなか難しいため、「自動孵化器」を用意するのがおすすめ。通販などで販売しているので、卵を孵化させたい場合には検討してみてください。

スーパーで買った卵も孵化させられる?

普段から日常的に口にしている市販の卵は、受精していない「無精卵」です。これをいくら環境を整えてあたためたところで、孵化する可能性は極めて低いです。

ただし、市販で販売しているうずらの卵のなかにも、およそ20分の1の確率で「有精卵」が混じっている場合があります。「有精卵」を条件に基づいて孵化させた場合、ひなが誕生する可能性もあるのです!

▼有精卵を見分ける方法

  1. 1.10日前後あたためながら待つ
  2. 2.暗い部屋内で、卵の尖った面を下に向けて上からライトを当てる
  3. 3.血管が浮かび上がってきたら有精卵

殻がついたままの状態では無精卵か有精卵かを明確に判断することはできません。卵を無駄にせず見極めたい方は、上記の方法で確かめてみてください。

もしペットが亡くなってしまったら

ペット葬儀110番

万が一ペットが亡くなってしまったときには、自分でペットを火葬することはできません。ペットを埋葬する方法は、土葬をするか火葬業者に依頼するかの2択です。

「ペット葬儀110番」では、お引き取りプランがあり、専門業者がご自宅までペットを引き取りにきます。引き取り後には、合同火葬をおこない、供養して合同の骨壺に納骨後、ペット霊園に埋葬します。費用を抑えることも可能です。

▼「ペット葬儀110番」火葬の費用目安

プラン内容

費用

お引き取り 霊園供養プラン

引き取り、合同火葬、合同納骨、埋葬

8,500円~

個別火葬 一任プラン

火葬車でお迎え、個別火葬、ご返骨

15,400円~

個別火葬 家族立会プラン

火葬者でお迎え、個別火葬、お骨上げ、ご返骨

17,600円~

【Q&A】うずらをペットとして飼う際に関するよくある疑問

Q1. うずらの飼育に許可は必要?

LIMIA編集部
スタッフA
A. ヒメウズラやコリンウズラの飼育報告は不要です!
ウズラ類のなかでも、「並ウズラ」は飼育状況を毎年都道府県に報告するように義務付けられています。理由としては、並ウズラは採卵や、一部食肉として家畜に利用されていて、伝染病などの警戒が必要なためです。ただし、それ以外のウズラは家畜として指定されていないため、許可を取る必要はありません。

Q2. うずらの飼育は難しい?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 成長しても大きくならないので飼う難易度は高くはありません。
成長しても大きさはあまり変わらないため、飼育するハードルは高くありません。ただし、鳴き声が大きいので防音対策には力を入れる必要がありそうです。

Q3. うずらはペットとしてなつく?

LIMIA編集部
スタッフA
A. なつきづらいですが、根気よくお世話をするべし!
基本的に臆病な性格なため、ペットとしてはなつきにくいです。しかし、愛情深くお世話をすると、手乗りをしたり、撫でさせてくれたりするほどなつくこともあります。手の上でごはんをあげたり、ご褒美としてとくに好きな好物を手渡ししてあげたりして、根気強くかわいがりましょう。

Q4. うずらの鳴き声はうるさい?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 窓を閉め切っていても外に聞こえるくらい鳴き声が大きいです。
うずらは鳴き声が大きいことで知られています。とくにオスの方が鳴き声が大きい傾向にあり、ときには雄たけびのような鳴き声をあげることも。鳴き声の点では、メスの方が飼いやすいでしょう。

Q5. ペットのうずらの卵は食べられる?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 安全性が低いため、自己責任となります。
基本的に市販で販売されているうずらの卵は、食べても問題がないように、卵そのものも、産む鳥の衛生面や健康面を管理されています。しかし、ペットとして飼育している家庭のうずらは、そういった管理が徹底されてはいないため、万が一ペットのうずらが感染症を持ち合わせていた場合、その卵を食べて人畜共通感染症などに感染してしまう可能性もあります。そのため、ペットで飼育しているうずらの卵を食べることは、おすすめできません。

※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※ 料金目安は、LIMIA編集部がネットで確認できるおおよその料金に基づいたものです。(2023年10月現在)
※ 一部の画像はイメージです。

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