プライマー塗装とは外壁塗装などの下塗り!種類や役割などの基礎を解説

プライマー塗装は、外壁や屋根などの塗装において欠かせない工程の一つです。屋根・外壁塗装以外にも、室内でのDIYなどで幅広く使われています。この記事では、プライマー塗装の種類や安くなるコツについて紹介します。

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プライマーとは下塗り塗料の1つ

プライマーとは、塗装の下塗りに使用する塗料です。英語で「最初」を表すprimary(プライマリー)が語源で、塗装工程において最初に塗ることから下塗り塗料の名称として使われています。

塗装は下塗りと上塗りに分かれており、どちらかを怠ると塗膜がはがれやすくなってしまいます。プライマー塗装は下塗りで上塗りする塗料と密着性を高める役割を担っているため、塗装において重要なポジションです。

また、下塗りには塗装前の外壁や屋根の塗装面にある凹凸をならす役割もあります。一般的に金属やガラスなどの材質は塗料が付着しにくいですが、プライマー塗装を施すことで塗料をなじませやすくできます。

プライマー塗料の種類

  • 水性プライマー
  • 油性プライマー(浸透性プライマー)
  • 防錆性プライマー
  • 導電性プライマー

水性プライマー

水性プライマーは劣化症状が少ない外壁や屋根に使用される塗料です。

塗料独特のニオイが少なく、サイディングやモルタルなど、幅広い材質に使用できます。乾燥にかかる時間がほかの塗料と比べてやや長く、工期が若干伸びるデメリットもあります。

油性プライマー(浸透性プライマー)

油性プライマー(浸透性プライマー)は、水性プライマーに比べて浸透力の高さが特徴的な塗料です。

コンクリートやモルタルなどの材質の塗装に使用されます。また、雨による劣化症状がひどい場合は、油性プライマーを用いることで深く浸透させ、耐久性を向上できます。乾燥にかかる時間も短く、工期を短くできるのが特徴です。

防錆性プライマー

防錆性プライマーは、プライマーに防錆顔料を混ぜて作られた金属のような材質のサビを防ぐ塗料です。

外壁や屋根など、雨風から身を守る場所はどうしてもサビが出やすいものですが、防錆性プライマーはサビの進行を止める効果が期待できます。サビの上から塗装できるプライマー塗装もあり、再塗装の際のサビ落としの手間を省くことができます。

導電性プライマー

導電性プライマーは、帯電による火災を防ぐ塗料です。

工場などの危険な場所にある外壁や屋根の塗装で使用され、電気の伝導率を高めることで火災の原因となる静電気の発生を抑制。事故を未然に防ぐ効果が期待できます。

プライマー以外の下塗り材

下塗り材の名称

使用場所(建材)

シーラー

コンクリート、モルタル

フィラー

モルタル

バインダー

サイディング

サーフェイサー

劣化が目立つ外壁

プラサフ

劣化が目立つ外壁

外壁や屋根の塗装に使用する下塗り材はプライマーだけではありません。

密着性をより高めるタイプや、塗るだけで外壁の凹凸を滑らかにするタイプなどさまざま。状態に合わせて適切な下塗り材を使うことが大切です。

外壁のプライマー塗装はDIYできる?

プライマー塗装は、適した塗料を購入すればDIYでもできます

塗料はホームセンターなどで販売されており、専門業者でなくても購入できます。塗料を入れるバケツや塗装するローラーといった必要な道具もそろえましょう。

ただ、ムラなく塗装するのは難しいものです。他にも高所での作業があったり、時間がかかったり、失敗すると余計なコストがかかったりといったリスクもあります。

外壁のプライマー塗装は業者に任せるのがおすすめ

プライマー塗装はDIYできますが、外壁・屋根の塗装で下塗りは重要な作業です。下塗りにムラがあると上塗りが上手くできず、密着性の低下によって塗料の本来の効果を発揮できなくなることも考えられるでしょう。

そのため、住宅の塗装はプロの業者に任せるのがおすすめです。ここからは、外壁塗装を行っている業者の検索サービスを紹介します。

ヌリカエ

出典:ヌリカエ

ヌリカエ」は、質問に答えていくだけで外壁塗装の相場や助成金を調べられるサービスです。

厳選された外壁塗装業者の中から、希望の条件にマッチした業者を選んで依頼できます。また、リフォーム事例や口コミも掲載されているため、初めての方でも外壁塗装のイメージをつかみやすいのが魅力的。

インターネットで費用や助成金の検索ができるほか、電話での相談も無料で対応しています。

外壁塗装プランナー

出典:外壁塗装プランナー

外壁塗装プランナー」は、外壁塗装の専門スタッフが要望を聞き、要望にあった外壁塗装業者を提案してくれるサービスです。

独自のデータベースで希望に合う業者を選定してくれるため、どの業者を選んだらいいかわからない方でもおまかせでOK。施工後は5年の保証(※)つきで、外壁塗装後の万が一にも備えて過ごせます。

※対応エリア・加盟店により対応できない場合があります。

助成金で外壁のプライマー塗装が安くなる可能性あり

業者にプライマー塗装を含む外壁の塗装を依頼すると、どうしてもお金がかかってしまいます。しかし、自治体の助成金制度を活用すれば費用を安く抑えられる可能性があります。

例えば千葉県我孫子市では住宅リフォーム補助金制度を設けており、外壁塗装などのリフォーム工事費用が20万円(税込)を超えた際に、適用された補助率分の金額が戻ってきます。単身世帯や子育て世帯など対象者の状況で補助率や上限額が異なります。(※)

また、塗装する理由が災害によるものだった場合は火災保険が適用されるケースもあります。

状況や条件によって適用できる制度は異なるため、自分がどのような状況でプライマー塗装ひいては外壁塗装をしたいと考えているのか振り返ってみてください。

※参考:補助金申請の受付:我孫子市公式ウェブサイト

プライマー塗装に関するよくあるQ&A

ここでは、プライマー塗装に関する疑問をQ&A形式で答えます。

Q. プライマー塗装とは何?

A. プライマー塗装とは、屋根や外壁塗装における下塗り処理のことです

プライマー塗料は主に4種あり、それらを使用した塗装の総称になります。

Q. プライマー塗装しないとどうなる?

A. プライマー塗装なしでの塗装は、屋根や外壁の塗装劣化を早めます

プライマー塗装に限らず下塗り処理は、上塗りする塗料の密着性を高めたり、劣化した屋根た外壁材の凹凸をならしたりする効果があります。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年7月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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