ガスファンヒーターのガス代を計算!ガスと灯油はどちらがお得⁉

部屋全体を温めてくれるので、寒い季節には必須アイテムのガスファンヒーター。とはいっても、燃費の良さや、ガス代の高さなど、気になるところも多いですよね。そこで今回は、ガスファンヒーターと石油ファンヒーターを使う場合、どちらのほうがお得になるのか比較してみました。節約するポイントも一緒にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください!

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ガスファンヒーターの特徴と暖房代

パワーがあり、立ち上がりも早いのが魅力のガスファンヒーター。そのほかにも、灯油を補充する手間が省ける、灯油独特の臭いがない、お手入れが簡単など、さまざまなメリットがあります。以下で、ガスファンヒーターにかかるガス代と電気代をチェックしましょう。

【ガス代(都市ガスを使用した場合)】
小型(20号:木造7畳/コンクリート9畳)のガスファンヒーターの場合、1時間あたりのガス代は5.9~27.7円です。中間の値である約16.8円/時間をもとに、1日8時間、30日使用したとすると、ひと月あたりのガス代は、16.8円×8時間×30日=4,032円となります。

また、サイズが大きくなると、比例してガス代も増えます。35号(木造11畳/コンクリート15畳)で20号の約1.3倍、50号(木造15畳/コンクリート21畳)で約2倍の燃費がかかると推定されるので、それぞれのひと月あたりのガス代は、35号で5,241円、50号で8,064円の計算になります。

なお、プロパンガスの場合、ガス代が都市ガスの1.5~2倍値段が上がるとされる点に留意しましょう。

【電気代】
ガスファンヒーターが使用する電力は20~30W程度で、電気代は、1時間あたり約0.6~0.8円になります。中間の値である0.7円/時間をもとに、1日8時間、30日使用したとすると、ひと月あたりの電気代は、0.7円×8時間×30日=168円となります。なお、サイズが大きくなると、若干電気代は減少しますが、その差はごくわずかです。

【ガス代と電気代の合計】
上記のガス代と電気代を合わせたガスファンヒーターにおける月々の暖房費の概算は、20号で4,200円、35号で5,409円、50号で8,240円となります。

石油ファンヒーターの特徴と暖房代

専用コードの必要なガスファンヒーターと違い、電源を入れればどこでも使えるのが石油ファンヒーターの魅力です。結露しやすい、臭いが気になる、空気が汚れやすいなどのデメリットもありますが、お気軽に使える暖房器具のひとつだといえるでしょう。以下で、灯油代と電気代に分けて暖房代を検討します。

【灯油代】
石油ファンヒーターの灯油代は、原油価格の変動に左右されますが、ここでは1ℓ=70円で計算します。

小型の石油ファンヒーター(木造9畳/コンクリート12畳)の場合、1時間あたりの灯油代は5.0~21.7円です。中間の値である約13.4円/時間をもとに、1日8時間、30日使用したとして計算すると、ひと月あたりの灯油代は、13.4円×8時間×30日=3,216円となります。

なお、本体のサイズが大きくなると、灯油代が上がります。木造12畳/コンクリート17畳用の場合は、木造9畳/コンクリート12畳サイズの約1.4倍、木造15畳/コンクリート20畳用の場合約1.7倍の燃費がかかります。したがって、ひと月あたりの灯油代は、それぞれ4,502円、5,467円となります。

【電気代】
石油ファンヒーターが消費する電力は52~98W、1時間あたりの電気代は1.5~2.6円です。中間の値である約2.1円/時間をもとに1日8時間、30日使用したとすると、ひと月あたりの電気代は、2.1円×8時間×30日=504円となります。なお、サイズが大きくなっても、電気代の差はほとんどありません。

【灯油代と電気代の合計】
上記の灯油代と電気代を合わせた、石油ファンヒーターにおけるひと月あたりの暖房費の概算は、木造9畳/コンクリート12畳で3,720円、木造12畳/コンクリート17畳で5,006円、木造15畳/コンクリート20畳で5,971円となります。

以上を見てみると、ガスファンヒーターの暖房費と比較した場合、石油ファンヒーターを使用するほうが光熱費の節約ができそうだということがわかります。

ファンヒーターのおすすめの使い方

ガスファンヒーター、石油ファンヒーターそれぞれの暖房費目安がわかったところで、ここでは、暖房費を節約するためのファンヒーターの効率的な使い方をいくつか紹介します。特に、ファンヒーターよりも暖房費の安いエアコンを持っている場合は、うまくエアコンと組み合わせて使用してみましょう。

・設定温度を20℃程度に下げる。

・使わないときはこまめに切る。

・エコ機能やタイマーを使ってガス代を節約する。

・窓下に設置して外気を遮断し、暖房効率を上げる。

・出入り口に向けて置かない。吹き出し口付近にものを置かない。

・エアコンと併用する。最初にファンヒーターで暖め、部屋が十分に暖まったらファンヒーターを切ってエアコンに切り替えるなど。

まとめ

本記事ではガスファンヒーターと石油ファンヒーターの暖房費を比較し、どちらが節約できるかを検討しました。石油ファンヒーターのほうが費用を抑えられることがわかりましたが、原油価格の変動に左右されるため、一概にどちらがお得とはいえません。むしろ、それぞれのメリットを活かし、そのほかの暖房器具も活用しつつ、上手な使い方をしていくのが一番の節約になるでしょう。

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