お料理をのせることで完成するシンプルなお皿がガラスの老舗〔木村硝子店〕から新発売

クリスマスや年末年始で、自宅での食事もちょっとひと工夫で素敵に見せたいところですが、年末はいつも以上に忙しく手が回りませんよね。ならば、器を変えてみるのもいいかも。テーブル全体の雰囲気が変わりますし、同じお料理もステキに見えるかも? シンプルで和洋どちらにも合わせやすい《dishes(ディシィーズ)》が〔木村硝子店〕から新登場です。

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硝子専門店が初めて手掛けるオリジナル磁器

1910年に創業した〔木村硝子店〕は、ハンドメイドの繊細さとオリジナリティの高いデザインにこだわったグラスを作り続けています。老舗レストランや料亭、ホテル、バーなど、プロが使うテーブルウェアとして選ばれ続けていることから、そのクオリティの高さをうかがい知ることができます。

なかでも、プロユースが多い《コンパクト》という名前の極薄グラスは、熟練の職人さんたちの手によって吹き上げられ、薄さは1mmにも満たず、とても繊細でシンプルなデザインです。2014年には、GOOD DESIGN AWARD「ロングライフデザイン賞」も受賞しています。

そんなガラスにこだわりデザインしてきた〔木村硝子店〕が今回ガラス以外の素材でデザインするのは、ガラス素材の持つ制約から飛び出し、(デザイン)の力を他の素材で表現するための新たな試みです。店舗自体は、オリジナルとセレクトのものが並んでいるので、以前からカトラリーや磁器もあったのにと思われるかもしれませんが、オリジナルでは初登場なのです。

お料理をのせて初めて完成するシンプルデザイン

毎シーズン、デザイナーコレクションも展開する〔木村硝子店〕ですが、今回は、素材がガラスではなく磁器ということもあり、お披露目会も、カラフルな雰囲気でした。デザインしたのは、作家のイイホシ ユミコさん。女性ファンが多い作家さんなので、「あっ!」と思われた人もいらっしゃるのでは。

シンプルでデイリーに使いやすい食器という共通点があり、今回の《dishes》は、〔木村硝子店×イイホシ ユミコ〕のダブルネームで発売されるそうです。フォルムは、〔木村硝子店〕の原点ともいえる《コンパクト》シリーズからインスパイアされた、平面をまっすぐに立ち上げたようなシンプルな形で、イイホシ ユミコさんらしい温かみのある色展開です。数種類のディッシュを、プレートとボウルとして展開し、食卓が豊かで楽しいものになるようにとの想いが込められています。

お皿のリムの立ち上がりの角度の違いや少しの大きさの違いだけで、盛り付けたお料理がぐっと映えたり、きちんとおさまったり、違った印象になります。

また、お皿の色とお料理の組み合わせで雰囲気が変わるので、6色のうち、どれにしようか悩んでしまいます。しかも、このステキな磁器の《dishes》は、電子レンジや食洗機OKです。イイホシさんの、デイリーに使ってもらいたいからという想いから、日常に使いやすい工夫をしているそうです。ただし、オーブンはNGですよ。

〔木村硝子店〕では、ブランドロゴが小さかったり、入っていなかったりするのですが、今回、ダブルネームで販売するにあたり、ブランド名を英語で入れることをリクエストしたそう。「ダメっていわれるだろうなと思ったんですけど、アルファベットの方がステキに見えるからと木村社長に話したところ、OKをいただいて」と、イイホシさん。〔木村硝子店〕初のアルファベット表記で、初のオリジナル磁器とは、ますます特別感がありますね。《コンパクト》シリーズのグラスを愛用しているので、年末年始のために新調したくなりました。

●発売日:12月11日
●プレート:4サイズ(全6色)2,200~3,300円
●ボウル:2サイズ(全6色)1,800~3,000円
※すべて税別

●ライター 林 ゆり

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