子どもの「はじめてのお泊り会」をプロデュース! 安全に楽しい思い出をつくろう♪

「お泊り会」は、子供にとっては特別なイベントです。小さなころ、お友達のお家で食べたカレーの味や、布団に隠れてずっとしゃべっていたこと……。大人になっても忘れられない思い出ではないでしょうか。そんな特別なお泊り会、ママとしては思い出に残るイベントにしてあげたいですよね。そこで「招く側」として気を付けたいことや、ちょっとした工夫ポイントなど実体験をもとにまとめてみました。さあ、楽しいお泊り会をプロデュースしてみましょう!

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押さえておきたい、お泊り会の心得。「がんばりすぎず安全第一」

まず押さえておきたい、お泊り会で一番大事なこと。それは「安全に楽しく終える」ことです。初めてのお泊り会は「特別な思い出にしてあげたい」と張り切ってしまいがち。でも、子供たちにとってはお友達と一緒に夜を過ごすだけで特別なイベントです。楽しませるために親がぐったりしてしまっては本末転倒、あまり気張りすぎる必要はないのです。

過ごし方は、あくまでいつもどおり。夕食は負担にならないカンタンメニュー。「次も来てね」と、気軽に言えるくらいの終わり方を目指すのが、力加減としてはオススメです。

事前準備その1:親同士で確認しておきたいこと

それでは、お泊り会の事前準備から解説していきましょう。基本的に日程やスケジュールは親同士で話しておくのが必須です。子供同士が「お泊り会したい!」といっても、家庭の方針や予定次第では、無理するべきではないからです。

親同士で最低限確認が必要なことは、日程や家に来てもらう時間、解散する時間です。初めてのお泊り会なら、お風呂を終わらせてから17時頃の集合、解散は翌朝の朝食を食べてすぐ、くらいの短い時間に設定しておくと負担になりません。そのほか確認しておきたいことは下記のとおり。

・アレルギーや持病はないか
・何かあったときの緊急連絡先
・普段の生活リズム(何時に寝て何時に起きるか)
・そのほか注意しておくことはないか

事前に当日の夜に食べるメニューを伝えておき、食べられるか確認しておくのもおすすめ。また、「たまにおねしょする」「鼻血を出しやすい」など、事前に聞いておいたことで心構えができて対処できた……ということもありました。気になることはなんでも、ざっくばらんに言ってもらえるよう頼んでみましょう!

事前準備その2:子供同士で招待状やしおりのやりとりを

子供もお泊まり会の準備に参加させると、ワクワク感が高まって楽しい様子です。そこで、おすすめなのは子供本人にしおりや招待状を作らせること。集合時間と解散時間、パジャマや下着、歯磨きセットなどの持ち物、夕食・朝食のメニューを書いたら、立派な招待状のできあがり! 夜のお遊び(ゲームやトランプなど)は、子供同士で考えてもらうとよいでしょう。

お泊り会当日1:夕食・朝食のメニューは? お泊り会中のサプライズは?

食事はあまり頑張りすぎず、子供が喜ぶ簡単なメニューがベター。となると、やはり便利なのはカレーです。もしくはシチューや煮込みハンバーグなど、事前に作っておけるものだと焦らずに出せて便利ですよ。

ちょっと特別感を出したいなら、ごく簡単にデコってあげるだけでも気分が高まります。朝は菓子パンやシリアルなど、あまり準備に手がかからないものでかまいません。

そして「簡単に、頑張りすぎず」ということを繰り返し書いてきましたが、やはりちょっとした「サプライズ」があれば、子供は喜ぶもの。たとえば、アイスやフルーツを用意してパフェをつくるなど、デザートをみんなで用意するのは思い出に残ります。

また、夜には部屋を暗くしてホームプラネタリウムや子供向けの映画。さらに簡単なアイデアでは、「光る腕輪」を部屋を暗くする前にプレゼントしてあげるのもおすすめ! 腕輪は100均で気軽に購入できますよ。

お泊り会当日2:無礼講はダメ! お泊り会中に気を配っておきたいこと

お泊り会中は、なるべく寛大な気持ちで子供を見守ってあげたいもの。ただ、中にはテンションが上がりすぎてしまう子も。食べすぎや飲みすぎ、危険な遊びをはじめてしまう……という事態にならないためにも、口は出さずともこまめに目を配っておくことが大事です。

また、どれだけ楽しいお泊り会でもきちんと歯磨きをして、着替えて眠る……という当たり前のことが実行できるよう、時間を決めて声掛けしてサポートしてあげましょう。無事に全員就寝したら、みんなで撮った写真とともにメールやLINEで一度連絡を入れておくと、相手の親御さんもきっと安心ですね。

最後は笑顔で「バイバイ!」

お家につくまでがお泊り会です。解散時は、お迎えに来る子も一人で帰る子もいます。

初めてのお泊り会は、子供がみんな無事に帰宅して「どんな風に過ごしたか」親同士が連絡を取り合うところまでが肝心。楽しく終えられるよう、最後までしっかりと配慮しましょう。トラブルなく楽しく過ごせたら、大人も子供も「またやろう」と笑顔で言い合えますよね。

●ライター 下川尚子

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