隣地は3mの崖地!2階リビングで眺望を手に入れた東向きの家。
敷地は、東西に長い矩形で、西と北が道路に接し、東は隣地が3m下がった崖地でした。南には、2階建てアパートが計画されており、採光が期待できないことから崖地の高低差を利用した東向きの家としました。
お施主様のご要望は、妻方のお母様とお施主さまご家族(夫、妻、娘)とが、お互いのプライバシーを確保しながら暮らすことができる2世帯同居住宅とすることでした。
具体的には、①スナックバーを経営する旦那さまが、日中に静かに眠ることができるようにしたい。②お母様の生活とお施主様ご家族の生活はできるだけ分離させたい。③世代交代しても住みつなぐことができ、近い将来にはカフェを営むことができる間取りと、来客用の駐車スペースが欲しい。④風水を考慮して、門を北向きに設け、子供部屋は東側にしたい。というもので、お母様とお施主様ご家族の生活スペースを階別に明確化し、1階には、お母様の空間を玄関近くに設けることで、世代交代後に客間として機能するようにし、カフェへの転用を考えたフリースペースと駐車スペースを補うビルトインガレージを設けました。2階は、東側に子供部屋を設け、スキップフロア構成とすることで広がりを与えています。
一級建築士事務所 清建築設計室