O邸-築8年のオーソドックスな間取りでも
Oさんご夫妻が購入されたのは、築年数が浅く、設備も新しいマンション。オーソドックスな間取りを生かしながら“好きな世界観”を実現するリノベーションをすることにしました。
目玉は二つ。
まず、奥様のための“趣味部屋”です。広いLDKの一部に小部屋を造り、室内窓でリビングとゆるく繋がるようにしました。クローゼットもかねていますが、広い机や棚があり、一人でゆっくり籠もることができます。
もう一つはキッチンです。もともとクローズドタイプのものでしたが、くもりガラスの仕切りに変更しました。床は奥様のご希望でテラコッタ調のタイルに。オープン棚も設置し、よく使う食器を出し入れしやすくしました。フローリングはオークの無垢材を貼り直しています。ドアのガラスをレトロガラスにしたり、ドアノブを変えたり、フローリングに合うようスチールサッシにしたり。
暮らし全体を見直すのも醍醐味ですが、今回のように築浅物件の場合は、ちょっとしたディテールを変えるだけでも、ワクワクする、快適な空間にすることができます。
ブルースタジオ