【読むと意外にためになる地盤調査報告書・・・】
フレンドこども園の現場は、現在、基礎工事のための掘削中。基礎の形状や大きさなどは、建物の要素以外に、地盤の強度によって決まります。建物を計画する際には、事前に地盤調査を行って、地盤の耐力を測定します。いわゆるボーリング調査ですね。
その地盤調査の報告書は、読むと意外に「なるほどと思う」部分もあるので「地盤概要」の部分を少し下に書いてみます。
敷地は高麗丘陵内の造成地に位置する。
高麗丘陵は関東山地の東縁に南北に並ぶ丘陵群の一つで、高麗川の右岸域にあり、西方の秩父山地から高度を下げ、武蔵野台地(入間・坂戸台地)に半島状に突き出た形になっている。標高は約100m~170m程度で、丘陵内は中小の河川によって浸食、開析が進み、幾つもの谷が形成されており、全体に起伏の多い地形になっている。また、高麗川の右岸沿いの「梅原〜栗坪〜楡木」付近には、標高80~100m程度の比較的平坦な面よりなる洪積段丘面(武蔵野面〜立川面相当)が分布する。
地質的には高麗丘陵は最上部を多摩ローム層によって覆われており、立川・武蔵野ローム層などの新規ローム層は一部分に分布するにすぎない。その下位には“くさり礫”と呼ばれる風化したもろい礫を多量に混入する砂礫を主体とする飯能礫層が分布する・・・・。
なんだか、ブラタモリ的な雰囲気だと思いませんか・・・。
(株)独楽蔵 KOMAGURA