モルタル仕上げのキッチン×キャットステップのあるワンストップリノベーション住まい
【既存キッチンでもここまでできる。モルタル/コンクリート仕上げのざっくり素材感が味付けになったリビングダイニング空間】
賃貸暮らしを送っていたT様ご夫妻が新たにマンションを購入し、ご自身の好きなテイストや欲しいものを散りばめたワンストップリノベーション事例です。
「最初は賃貸の更新のつもりでしたが、相談しているうち、マンションの購入、さらにリノベーションしたいと思うようになり、どんどん気持ちが盛り上がっていったんです」。
間取りは各居室を広々と使えるよう3LDKから1LDKへ。
そうして生まれた16.4帖のLDKの主役は、天井をぐるりと囲むむき出しのダクトや愛猫のためのキャットウォークとともに、ヴィンテージ感を漂わせているコンクリート打ち放しのような天井やキッチン。
実は左官によってコンクリートの現し風に仕上げられたもの。
見た目はコンクリートの打ち放しでおしゃれでありながらコンクリートの冷たさがないのがメリットですが、さらにキッチンそのものも既存を流用しているため、コストパフォーマンスにも優れた一箇所です。
レンジフードの垂壁やキッチンカウンターを造作し、モルタル仕上げでコーディネート。吊戸棚やニッチ棚の造作、トグルスイッチなどがインダストリアルな雰囲気を演出しています。
キッチン本体はシート貼りで白からネイビー色へリニューアルして色味を整えつつ、さらに水や油の撥ねることの多いコンロ廻りは、ヘキサゴンタイルやディバイダーを施し、お掃除の手間や使いづらさを感じることなくお料理を楽しむことができます。
【寝室に多機能収納スペースを設けてもう一つの生活の中心に】
「どうせやるなら、とことんやりたいことをやろうと思いました」。
そう仰るT様がもうひとつこだわったのがベッドルーム。
9.4帖の寝室スペースには両側から通り抜けられるWTC(ウォーク・スルー・クローゼット)を設置。
様々な衣料や生活用品をしまえるようハンガーや棚の大きさに違いを設けているため、日々の収納はここ一箇所にまとめて行うことができます。
さらに床にはサニタリーと同じメンテナンスのしやすいグレーのフロアタイルを用い、LDKの突板フローリングとは趣に変化をつけています。
賃貸暮らしや既存の中古マンションでは手に入らない、T様ご夫婦と愛猫に相応しいリノベーション住まいとなりました。
Cuestudio(キュースタジオ)