1. alrescha/ローコストで愛着のわく貸家のかたちを考える。

    賃貸住宅の計画です。 貸家2棟と2戸が入る長屋1棟の計3棟を建築しました。法規制が厳しく低層の建物しか計画できないのですが、近隣は住宅地、後から計画した賃貸住宅が威張るように大きくてもバランスが悪いですし、賃貸住宅なので収支から予算も決まりがあるのですが、そこを逆手にとって考えコンパクトでローコストに抑えた形としました。 サイコロ状の箱型建物が何気なく置かれたようなこのエリアは、賃貸ですが積極的に緑化も行い、庭も配置し住む人はもちろん近隣の方々に親しみを持っていただけるような場所となっています。天井高も最低限に抑え、同時に吹き抜けをもうけながらメリハリをつけ、同時に明るさと風通しを確保し、小さいながらも広がりを感じれる間取りを構成しました。外内装はコストダウンと意匠を同時に検討し、外壁にはガルバリウム鋼板の素材をそのまま使う納まりを用い、内装2階床材がそのまま1階天井として現されるようにして、素材をありのままに用いながら形を構成しました。 ​もちろんコストダウンの目的もあるのですが、3棟それぞれ違った間取りはどれも最小限の形を目指しています。 1棟ですと近隣からも浮いて見えてしまうこの様な住宅も、数棟重なることでリズム感のある愛らしいものとなったと思います。

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  2. antares/「広い」ということに真剣に別の視点で考える。

    事務所開設して自社受注としては一棟目となる物件です。 ​ 敷地は東南の角地ですが、南側は商店街に面している道路の為、広くはない道ですが近隣店舗への人の往来が多く、車通りも多い場所です。外部環境に対して多少閉鎖的に閉じながら、内部を解放する中庭型住宅(コートハウス)を提案するのが素直な回答かと思いましたが、施主は閉じた環境を好まず出来れば開口部は大きく開きたいとのこと。数度のヒアリングの中で、だんだんはっきりしてくるのですが、キーワードとして室内が「広い」「大きい」ということが施主にとって優先順位が高い要素であり、2階の日当たりの良い大空間で過ごしたい、ということが住宅を立てる目的にも直結していたために比較的素直な総二階のプランニングへシフトしていきました。 結果として、ふたつの特徴のあるプラン構成となっていきました。 ①内部空間の角度をふりながら回遊動線を確保。 ②メインの2階間取りの外周部に一切間仕切り壁を当てず、天井も屋根いっぱいに確保。 回遊動線が確保できると、空間の認識として先が行き止まりになっていないことを無意識に把握でき、外周部に壁を当てず天井を吹き抜けとすることで2階空間の最外周を無垢な状態で体感できるる。このふたつの効果によって、法で高さ方向が制限された計画でありながら(2階は床から梁下まで2250mm程度)大空間を確保することができたのではないかと思います。 窓手すりを兼ねたルーバーの仕組みを用いて道路からの視線を制限したり、天井にルーバーを用いて空気の流れをつくると同時に太陽光を柔らかく落としたりする細かな工夫も行なっています。 一般的に、広さの感覚は床面積に比例しているように思えますが、実際には視界と壁の関係や、脳内の錯覚効果も含めて「広い」に取り組んだ住宅です。

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  3. beta tauri/フルリノベーション、同じ器に住み続ける価値を考える。

    築40年住宅のリノベーションです。 5人家族の思い出が沢山詰まった、大事に使ってきた住宅だったのですが、流れた年月で家族構成がかわり、必要な部屋もかわり計画がスタートしました。 当初は、建替にするかリノベーションにするか迷いました。その段階からの検討に一緒に加えていただいたので僕も一緒に悩みました。40年経っているので建替でも良かったのですが、最終的には家族の思い出が詰まっている家をまっさらにはできず、結局、施主も設計もリノベーション一択となりました。 リノベーションは工事中も様々な不確定要素との遭遇です。部分解体中も構造的にもろくなっている箇所が散見されたので、構造的にも補強工事を適時行い、夏冬通しての快適性を上げるための吹付の断熱工事も行い、外観こそほとんど変わりませんが、内部は快適な空間となるよう設計しています。 仕事も落ち着き、セカンドライフを楽しむための、ほぼ、お父さんのための住宅です。無垢の材料をふんだんに使いあたたかい空間となるようこころがけました。普段過ごすリビングダイニングキッチン、書斎、クローゼットは勿論ですが、2階は続き間だった和室を解体し、趣味の絵画を愉しむためのアトリエとしました。 ラフな内装仕上げですが、思いっきり好きな絵を描いて頂けたらと思います。

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  4. dabih/外構計画のみ、既に入居後10年、後付けの外構計画を考える。

    友人の自宅の外構工事を設計させて頂きました。 自宅を建ててから10年余り外構を行っていない状態で、街並として少し寂しい状態だったところが今回の計画のスタートとなっています。 ​ 施主は、建物内部からカーテンとシャッターでプライバシーを確保する様な生活をしていたので、今回の計画では外部から閉じすぎる事無く、カーテンに依存せずに室内のプライバシーが保てるかたちを検討しました。同時に、10年余り街並形成に協力出来ていなかったことも含めて、今回の計画では街側に植栽を多く配置し、潤いある外観が形成出来る様に配慮しています。 ​ 木のルーバーは道路側からも建物側からも意匠性を保つと同時に、視線をコントロールする為の目隠し格子としての役割を果たすことを目的に、両側から等ピッチで施工しました。いわゆる通常「塀」として機能する部分と「門」として機能する部分を一体にできることを考えています。 工事中、カースペースのコンクリートを打つ為に掘削した際に、比較的大きな石が出てきたのですが、植栽を担当頂いた長谷川さんのアイデアでそのまま樹木の足下に配置してもらい、アンジュレーションと共に変化のあるものに仕上げて頂きました。 いつもここを通る近所の小学生の女の子が施主に「素敵に出来ましたね」と声をかけてくれたそうで、喜んでもらいました。

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  5. sadalsuud/自宅で自宅を囲うかたちを考える。

    敷地周辺はまだ緑が残る環境ながら、比較的新しく住宅も増えはじめた場所での計画です。 施主からは近隣からの視線が気にならない様に、周りからある程度閉じていることと、家の中に入ると間仕切りや廊下が少ない、開放的な間取りであることを要望いただきました。 上記の様な内容に応えようとした場合のプランニングとして、中庭型のコートハウスが施主の要望に合致している様に思い打ち合わせがスタートしました。基本的に平屋が希望だったのですが、敷地の大きさ上、車を必要台数配置すると、どうしても平屋ではすべてがおさまらず、2階は小屋裏とし子供部屋にすることとなり、メインとなる中庭を囲う様に部屋を配置して間取りを構成していきました。中庭は見せる、同時に見えても良い中庭をつくるために、裏方となるサービスヤードを西側に用意し物干し等に活用することを提案しました。玄関からリビングまで仕切りのない開放的な連続空間とし、玄関から中庭へもアクセスできる様にしたり、 廊下がほぼ全くない効率的な間取りとなっています。 外観的にも小屋裏を作るために矩勾配の屋根とし、中庭を挟んで建物が向かい合う様に配置することで 南北に長い敷地に2棟の家が寄り添っている様なかたちとなりました。

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  6. sadachbia/段差によって視点の高さを揃えた住まい方を考える。

    住宅地に立つ2階建てのおうちです。 ​ 周りを家に囲まれているのですが、更地だった敷地に立ってよくよく見てみると、近隣の住宅の窓や視線を回避しながら開放的に過ごせるイメージができたので、今回はそのイメージをゾーニングに落とし込んでみました。とはいえ、実はヒアリングの当初から僕にはなかなか理解できないことがありました。 他の現場の見学会で奥様から段差のある家を見る度に「なんか段差がいい!いいな〜」という感想を頂いていたのですが、なぜいいのかは分からないままだったのです。 ただ、これがこの家の要望であると思い検討してみました。段差のある状態がいい、というのは段差を見て楽しむのではなく、段差を通過した時の視線や視界の上下動による変化こそが醍醐味ではないかと 打ち合わせを重ねながら奥様の反応で分かってきました。 ​ 通常の間取りに段差を与えながらそこを通過するような動線をつくり、上ったり下りたりを日常的に行える。それによって視界の変化が楽しめることを目指し、同時に、その段差を別のことにも活かしてみようと、キッチンとダイニングを大きな一枚の板で構成し、何段もの段差を利用してそのカウンターを 座卓、テーブル、キッチンカウンターとポジションの違う各場所で使いながら、最終的に皆の視点の高さがほぼ同じになるというアイデアでこの住宅はできています。 カウンターはあたかも温泉の水面のようで、水面に潜っていきながら落ち着いてしまうと、ぼーっとくつろげる。そしてまた、温泉からあがって活動的に過ごしてもらうための回遊動線をもった住宅です。

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  7. skat/8の字状に間取りの外周を​回遊性のある通路とする事で、ヒエラルキーの差の少ない間取りとなることを考える。

    得意としている平屋の計画です。 ​ 子供が走りまわり、風通しの良い空間を要望いただきました。 同時にビルトインガレージとロフトの要望もあり、面積が大きくなることから、コストコントロールを含めた素材選びなどにも取り組んだ住宅です。 「別の素材のふりをしているものは使わない、素材を素直に利用する」というルールを決め、施主と内外装を選び、素朴ながらも純粋な仕上げを持ったかたちとしました。 間取りはリビングの北側に個室である子供室と和室を配置しながら、小屋裏空間を設けて空間をつなぎ、空気環境としてはさらに北側のフリースペースまで家全体が一体となっています。開放的リビングと対照的に、子供部屋と和室は小屋の内側に配置された小箱のような落ち着きがあります。この全ての空間は床付近に設けた通常のエアコンによる空調によって室温がコントロールされており、冬でも廊下まで含めて均質な心地よさを体験できるように計画されています。このプランもいつも通り回遊動線を設け、行き止まりのない楽しいかたちとしているのですが、今回は家の中に回遊動線が大きく二つ存在し、洗面などの家事動線まで巻き込んだ、いわば8の字のような動線計画となっています。 見学会の時にも子供が思わず走り出し鬼ごっこが始まっていましたが、まさにそれは正しい使われ方でした。通過されることでどの部屋にも均等に人が出入りし、同時に風が通り、体の中を血液が流れるように家の中を住人が歩き回る。 そうやって仲間はずれなくどの部屋も自由に使われていく、こういう平屋のプランの良さは部屋ごとのヒエラルキーの差が少ないことにあると思いました。

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  8. タイルでキッチンをおしゃれにリフォーム!かかる費用には、どのようなものが?

    キッチンには「キッチンパネル」を使うことが主流となってきましたが、タイルでおしゃれにリフォームすることで、オリジナリティ溢れるキッチンを手に入れることもできます。この記事では、キッチンに使えるタイルの種類や、株式会社フレッシュハウスの施工事例についても紹介します。

    株式会社フレッシュハウス
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  9. 2019年サンリオのバレンタインは、誰かにプレゼントしたくなる、ちょこっとギフトを提案します

    株式会社サンリオ(本社:東京都品川区、社長:辻 信太郎、以下サンリオ)は、2019年のバレンタインに向けて、誰かにプレゼントしたくなる、ちょこっとギフトを提案いたします。近年、バレンタインは、友達同士のお菓子交換の「友チョコ」が流行しているほか、自分へのご褒美チョコなど、女性から男性へチョコレートを贈る以外の楽しみ方が増えています。

    PR TIMES
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  10. 築年数の経った建物も再生する、古民家のリノベーション

    日本人には古くから、わび、さびという文化が受け継がれています。そうした趣のあるものは多くの人々の心をとらえるため、古民家を文化財のような形で保護する自治体もあります。 日本独自の雰囲気を持った古民家を、設備は現代風にしてリノベーションしたいというケースが多いのもうなずけます。

    株式会社フレッシュハウス
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  11. desk② (オーダー置家具)

    シンプルな机と棚 シンプルなデザインですが、お客様のこだわりがつまってます。 無垢材の感触を前面に出し、オイルフィニッシュに。 小ぶりだけど、作業性を高める為に、棚の上天板も作業スペースに活用、くの字に展開。 あえて、引出しなどのキャビネットは省き、足元をスッキリ。 圧迫感を抑える為に、棚の背板はつけない。 もちろん、棚は可動式に。 デスクトップの配線口は忘れずに・・・。 etc お子様への机も良いのですが、こういった大人デスクを比較的多く製作させて頂いています。 desk+bookshelf size: desk w1000 d700 h720 mm    shelf w1620 d290 h720 mm 材種: ナラ材 仕上: desk オイルフィニッシュ    shelf ウレタン塗装

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