広場を持つ4LDK+テラス+ロフトの狭小住宅
3方を囲まれた狭小敷地。都会で共働きするご夫婦は他者に気を使わず過ごせる安息の住処を求めた。私達はこの地に家族の集まる“広場”的空間を生み出そうと考えた。要望であった4室とテラスを確保するため書斎を半地下に埋め各室を螺旋階段により繋いだ。こうする事で広場より上下の空間が生まれ螺旋階段が地中から天に向かって伸びるような印象を与えている。個室には開閉可能な扉を設置し広場といつでも交流できる。広場は公園の街灯と桜が見える大きな高窓を設け、ささやかではあるが内部から季節を感じる事ができるようにした。夜は照明を落としても街灯の光が広場をほんのり照らしてくれ公園が内部化したような家となった。
studio LOOP