読めたらカッコイイ!【蕣】皆知っているあの花の名前です

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「蕣」という漢字をご存じでしょうか。
夏の花であり、子どものころよく育てていた花のひとつです。

このような字があったことに、きっと驚くでしょう。

(1)「蕣」の読み方

この花はピンクや青、紫といった色鮮やかな色が多く、染色としても使われます。
見ると元気が出る花です。

また、花が枯れ、種を取るのが楽しみだったという方もいたのではないでしょうか。
もうおわかりですよね。

この漢字は「あさがお」と読みます。
一般的には「朝顔」と書きますが、1文字なら「蕣」です。

どちらであらわしてもOK!
(『広辞苑』より)

(2)「蕣」はどんな花?

蕣とは、ヒルガオ科の蔓生一年草。
熱帯アジアが原産で、日本には中国から伝わりました。

茎は左巻き、夏、葉の付け根にラッパ形の大きな花をつけ、品種が多いです。
私たちがよく目にする蕣は園芸植物で、じつは江戸時代の後期に改良されたものなのだそう。

伝わった当初は、薬用植物としての位置づけでした。
種子の部分は漢方生薬の牽牛子として、利尿・下剤として用いられています。

ひと言で「蕣」といっている植物は、非常に奥が深い植物ですね。
(『広辞苑』より)

(3)「蕣」は「あさがお」以外にも読み方がある!

「蕣」には「あさがお」以外にも読み方があります。
その読み方は「むくげ」です。

むくげとは、アオイ科の落葉低木。
インドや中国が原産で、日本でもよく見られる植物です。

白やピンクといった花を咲かせます。
むくげも薬になり、花の部分を乾燥させて胃腸カタル・脳出血などの煎じ薬として使用することも。

朝顔同様、むくげも朝咲き、夜しぼみます。
このことから、昔はむくげのことも「あさがお」と呼んでいました。
(『広辞苑』より)

(4)「あさがお(蕣)」と呼ばれる理由

最後に、「あさがお」と呼ばれる理由についてご紹介します。
ご存じのとおり、あさがおは朝に花が咲くということからそう呼ばれました。

そうではなく、早朝に咲き、昼前にはしぼんでしまうことから朝の美人の顔をたとえた朝の容花(かおばな)が有力とのこと。

これは意外だったのではないでしょうか。
ちなみに、あさがおは伝わった当初、漢名である「牽牛子」でした。
(『広辞苑』より)


1文字でも2文字であらわすことができる「蕣」。
よくよく調べてみると、蕣はただ子どものころ育てた単純な植物ではなかったのです。

身近すぎる蕣のすばらしさを、まわりの人にも教えてあげるといいでしょう。

(恋愛jp編集部)


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