
【雑木の庭】高原を再現。庭で宝物を作りました|新築外構里山の風景「つつじの丘」
登山が大好きなご夫婦のための森林限界手前の素晴らしい景色を再現してほしいとのリクエスト。
空間を走る木々のラインが絶妙で美しいさまざまな雑木をレイアウトし再現しました。完成後お客様に「私たちの宝物です」。と素晴らしいコメントを頂いております。
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高原イメージ雑木の庭|三和木新築外構里山の風景

4月から6月まではさまざまな花が美しく咲き乱れる季節。
新緑と共に寒く辛い季節があったことも忘れてしまうぐらい待ち遠しい季節。
毎朝心が躍る 素晴らしい季節です。「つつじの丘」完成です。
<<BEFORE>>

広い敷地にぽつんと建ってものさみしいイメージの建屋完成直後
<<AFTER>>


登山が大好きなご夫婦のための森林限界手前の素晴らしい景色を再現してほしいとのリクエスト。
空間を走る木々のラインが絶妙で美しいさまざまな雑木をレイアウトし再現しました。
本物の高山の植生は平地ではもたないため タッチを細くしイメージだけを合わせました。

正面から車が見えないように家の目隠しも兼ねて高いウッドフェンスを施しました。
自動車が景色を害することをなくし地域の景色に溶け込みます。

さまざまな植物が庭を彩ります

初夏から紅葉を始めるナツハゼ

さくらの季節に美しい白い小花をつけるジューンベリー

ミツバツツジと合わせこの庭の主役ヤマツツジ

不特定多数の目線が気になる箇所に植栽することでプライバシーをさりげなく守ります。庭の中が見えないことがわかりますか?

玄関や庭に向かうアプローチはシンプルに。
近江石で縁取ることで登山道をイメージさせます。
近江石はクールなブラックグレーの色の中に 石灰岩ならではの優しさ、柔らかさを兼ね備えています。
相反する美しさ。鉄分も含まれるため時々見られるサビ色がアクセントとなります。
<<BEFORE>>

新緑が芽生える前に完成しました
<<AFTER>>

雑木林の新緑に囲まれることで爽やかで美しい景色と変化します。

障子に映りこむ緑が季節の移り変わりを知らせてくれます

玄関を開けるとそこは都心とは思えない緑の楽園

直線的なラインで構成し

柔らかな植物で包み込む

昆虫や鳥たちも心地よい

都心の楽園がそこにはあります

庭との境にウッドバーを施し
飲み物や食べ物を置き庭を眺めながらのパーティーにも対応しています。
腰かけたり、肘をついたりぼんやり庭を眺める空間がそこに生まれました。

年月が経過することで日々表情を変える下草たち。
白い大きな壁は日本アルプスの稜線をイメージさせます

家から庭を眺める。
そして庭から家を眺める
さまざまなビューポイントがあることで庭に奥行が生まれます。
沢山の想いの詰まった建屋を眺めるのも大切な時間

周囲の目が気にならない空間だからこそほっこりした時間が得られます。

ベンチがそこにあるだけで気配を感じ柔らかな空気感を表現

ジューンベリーの丸葉でかわいい植物。
酷暑に強く 丈夫な植物 暴れにくい成木を植栽します


寒々しい空気感。緊迫感さえ感じられます

季節が移ろい春の柔らかい空気に変わりました。
さまざまな雑木が芽吹き 「今までこんなに春を楽しんだことが無かったよ。本当に毎日気持ちよく 家が大好きです」。
と とても素晴らしいコメントを頂きました。

私の伝えたい庭は、禅の教えの視覚化されたものに近いです。
庭作りは知識やテクニックではなくて、自分の感性で素晴らしい風景を切り取る。
その庭を通して、自分を認め、他人を認め、違いを認め合う世界
庭deコミュニケーション。
自我を忘れる
自己を忘れ、物と行為と時間が一つになった時、初めて形となって完成する。
自らを空っぽにすることができたとき、その作品は面白いようにできる。
「庭」とは、そこに住まう人たちの心と造庭師の心が一つになった時、美しく、笑顔があふれる「すまい」になると私は思います。

建物にそっと寄り添う 風景を造りだす。
それは、優しく包み込むような植物たちの気勢。それにこたえるお客様一人一人の
感性を呼び起こすことで 美しく成長していくのです。
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