【DIY】ベランダの目隠しでプライバシーを保護!100均アイテムを使った作り方を紹介

100均で作れるベランダの目隠しの作り方を紹介。専用のアイテムを買わなくても、プチプラアイテムを使えば好きな大きさに自作できますよ。目隠しを作ることで視線が気にならず、ベランダが「洗濯を干す」空間から「プライベート」な空間に! 目隠しを使ってプライバシーを守りましょう。

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洗濯物を干したり、物置にしたり、外から見えてほしくないものが多い割にはプライバシーが保たれていない「ベランダ」。手摺りのすき間や半透明のベランダ用ガラスから、お部屋の様子が見えているのが気になる! という方も多いのではないでしょうか。

今回は、100均の「すだれ」や「すのこ」を使ってベランダの目隠し作りに挑戦! DIY初心者でも簡単に取り付けることができるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

■始める前に!注意点

ベランダは、火災や地震などいざという時に避難経路にもなる大切な空間でもあります。消防法によりベランダに大きな家具などをみだりに置くことを禁止しているマンション・アパートもあるため、DIYを始める前に規約をきちんと読み、分からない部分は管理会社などに問い合わせておくと良いでしょう。

なお、今回DIYを行ったベランダに関しては、「分譲マンションの専有部分」となっているので問題ありません。

ただし、隣の家との境界に設置されている板は災害時に蹴破って避難をすることもあるため、大きな鉢植えや家具を置くことは避けいます。

■目次
1. ベランダの利用方:外から見えると困るのはどんな時?
2. 準備するもの
3. 作り方・ 取り付け方
4. おしゃれにアレンジ
5. 意外なものでベランダをさらに快適にアレンジ!
6. 効果 外観・内観のビフォーアフター
まとめ

1. ベランダの利用法:外から見えると困るのはどんな時?

皆さんは、ベランダへの視線を感じたことはありますか? マンションなどが増えて、地上からの視線が届きにくい3階以上のお部屋に住んでいたとしても、同じ高さのお隣の建物からは見えてしまうことも。

ベランダの柵は、採光するために、透けた素材でできていたり、フェンスのような縦軸からなる鉄の柵でできていたりすることが多くあります。外からの視線に対してのプライバシーが、自然と保たれにくくなっているのです。さらには、低層階に住んでいる場合には、近隣のマンションの高層階からの上からの視線も気になるところ。

ベランダは洗濯物を干すことはもちろんですが、気分転換にベランダへ出て、季節折々の外の風を感じたり、お茶やお酒を飲むことを楽しんだり、子供のちょっとした遊び場にしたりと、考え次第では素敵に活用できる場所。せっかくなら、プライベートな空間を作り上げたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2. 準備するもの

そこで今回は、100均の「すだれ」と「すのこ」を使って、プライバシーを守るための目隠し術と、見ためを可愛く見せるための方法を考えてみました。すのこは、100円ショップのものだとサイズが小さめなので、2枚で400円ほどの値段で売られているすだれも一緒に用意しました。

■基本の目かくしの作成に用意するもの 
・すだれ
・すのこ
・麻紐、結束バンド

基本的には、これだけでベランダの目隠しを作ることができるのです。
すだれもすのこも通販で購入可能なのでチェックしてみてください。

3. 作り方・取り付け方

早速、作っていきましょう! DIY初心者でもできる簡単な方法でチャレンジしていきますよ。

【すだれでの目隠し】

作り方:すだれをベランダの柵に沿って立たせていきます。麻紐(または結束バンド)で、適当な所を何カ所か固定しましょう。麻紐ならば、色もブラウン系なので、すだれと馴染んで自然です。

すだれを連結していけば、長さのある目隠しができます。

【すのこでの目隠し】

■材料
・100均のすのこをお好みで6~8枚
・油性の接着剤
・麻紐、結束バンド
・油性塗料
・刷毛

今回用意した100均のすのこは約45cm×20cm。100円で購入できるぶん、少々小さいかな……という印象があります。しかし、高さなどがベランダの条件に合えば、十分に目隠しとしての役割を果たせます。

■作り方
まずはすのこをテラスに立たせ、スペースに合わせてどのように連結するかを決めましょう。

次に、接着したい面に接着剤を塗りすのこを連結させます。この時、乾くまで動かさないようにしましょう。接着剤は多く塗布してしまうとくっつきにくくなる原因になるため、目安としては10円玉大に対して1滴を垂らしていくようにしてください。

すのこ同士を麻紐で結ぶか、結束バンドで束ねて、お好みの幅になるまでつなげていきます。あまり高くすると風で飛ばされるなどの危険性があるため、高さはあまり出さない方が良いかもしれません。ベランダの様子と安定性を見ながら作業をします。

すのこをペイントすることで色味を変え、お庭にあるフェンスのような雰囲気を出すというのもお勧めです。


【上からの目線を目かくしする「すだれのシェードガード」】

お隣のマンション上層階からの視線対策です。すだれをベランダの窓枠などに引っ掛けて、ベランダの手すりまで覆うことで、上からの目線を隠す効果があります。

また、このようにすだれを窓にかけるだけで日差しによる室内の上昇温度を防ぐ効果があるので、冷房などの節電効果も得られます。

■材料
・すだれ
・すだれハンガー2個(文具用の大きめのダブルクリップでも代用OK)
・麻紐

■作り方
窓のサッシ上にすだれハンガーを固定します。そして、すだれを垂らしてベランダの手すりに麻紐で縛りつけましょう。

すだれが短い場合は、タテに2枚を麻紐で縛ると長さが出るので適宜調整します。風が強い場合、風の煽りを受けないように固定するカ所を増やすなどの工夫が必要です。また、高層階にお住まいの方や風雨が激しいときには、使用法などに注意してください。

すだれハンガーを文具用のダブルクリップにして、すだれに通して結んだ麻紐をひっかけても取り付けられます。

4. おしゃれにアレンジ

目隠しが完成し、ベランダが我が家のプライベート空間に大変身! プライベートガーデニング空間へと仕上げるのも素敵です。

100円ショップにも多種多様なガーデニング素材が売られています。プラスチックのプランターであれば、軽くて割れにくいので安心して使えます。人工芝のマットを用意すれば、そこで寝転んだりピクニック気分でくつろぐことも。

さらに、すのこをアレンジすれば小さめのウッドデッキを作ることもできます。お好みの色で塗って、より自分好みにアレンジしてみても良いですね。

■用意するもの
・目隠し用のすだれ
・すのこ
・100均ジョイント芝生
・植木鉢のお花(今回はマリーゴールド)
・鉢カバー(アルミポット風)
・プランター台
・油性ホームペイント
・刷毛
・ラティスなどの演出用小物など

■作り方
1. すのこに油性ペイントと刷毛でペイントする

2. 目隠し用のすだれをセット

3. ジョイント芝生を適宜敷き詰める。1枚は1辺が32mmの正方形です。

4. 見栄えのよい場所に自作のすのこデッキを置く
5. 植木鉢をカバーにいれて、プランター台などの上に置く
6. ラティス風の飾りを目隠しすだれなどに麻紐で縛り、取り付ける

ベランダのほんの一角ではありますが、和みの空間を作ることができました。晴れている日中は、ここで本でも読みながら過ごしたくなります。

暑い時期になったら、すだれや虫除けネット(後述)で作るシェードガードも合わせてセッティングして、外の風を受けながら、快適に楽しむことができるでしょう。

もし十分なすのこの強度がほしい、板のすき間がないようにベランダの床に敷きたいということであれば、もう少し予算をかけることをおすすめします。ウッドデッキに使用するすのこは100均のものは避けましょう。強度が弱く、乗るとすぐに壊れてしまいます。

オススメは、ホームセンターなどで売られているウッドデッキ調のジョイント床です。上に乗って歩き回っても強度があって安心ですし、より高級感が増した満足のいくスペース作りができることでしょう。

5. 意外なものでベランダをさらに快適にアレンジ!

こちらは、ホームセンターの農業資材コーナーで見つけた量り売りの防虫ネットです。風通しもよさそうですし、熱遮断の効果もあるのだとか。これを外窓の上部に取り付けます。

取り付け方は、すだれのシェードガードと同じです。防虫ネットを窓枠上部に取り付けます。鉛筆のような棒ですき間を開けると麻紐を通せるので、あらかじめ窓枠上部につけておいたすだれハンガーにひっかけます。

大きめのダブルクリップをサッシに留めて、麻紐で縛っても固定できます。防虫ネットの下部は、斜めに垂らして、ベランダの手摺りなどに麻紐で結びつければ良いでしょう。

かなり透けてはいますが、直接的な日差しや視線は防ぐことができます。さらに、この防虫ネットを使用して、ベランダ干しの洗濯物の小雨避けを作りました。

■用意する材料
・農業用の防虫ネット
・麻紐
・鉛筆などの棒
・ワイヤー(必要ならば)

■作り方 
【物干し竿に直接止められる場合】

1.物干し竿に防虫ネットを干す感じで15cmほど折り返して、5~6カ所留めます。
2.全体で7カ所くらいに鉛筆などの棒で網目に穴を通します。
3.その穴に沿い、防虫ネットに麻紐を通して縛り付けます。

【物干し竿に止められない場合】

1.100均ワイヤーに防虫ネットを縫うようにつけていきます。通しにくければ、鉛筆のような棒で、簡易的に穴を開けるとやりやすいです。
2.ワイヤーの端を物干し竿に固定します。
使用しないときは、ワイヤーに通したまま、カーテンを開ける容量で端に寄せておきます。
 
小雨が降る日でも、風が強くなければ洗濯物干しができるようになります。雨で日差しがないため完全に乾燥させることはできませんが、防虫ネットカーテンを作っておけばちょっとした雨でも大丈夫そうです。

6. 効果 外観・内観のビフォーアフター

無機質だったベランダに、100均のすだれやすのこで作ったナチュラルテイストのベランダが完成しました。外から見えにくくなることで、お部屋が一室増えたような安心感があります。

晴れた日はベランダに出てほっと一息ついてみるのも良いかもしれません。自宅で過ごすのが、ますます楽しくなりますね。また遮光もできるので、特に夏場に問題となる室内温度の上昇も防ぐことができ、熱中症への対策もできるようになります。

今回挑戦したすだれやすのこを使った目隠し法やサンシェード・ウッドデッキ風すのこ作りには、工具を何も使っていません。難しい道具を使わなくても、工夫することで本格的なDIYを行うことができるんですね。

機会があれば、次回はベランダの人口芝生やすのこのウッドデッキを増やして、もっともっと素敵なベランダ作りに挑戦してみるのも良いかもしれません!

まとめ

今まで、ベランダは洗濯物を干したり、普段使わない日用品を簡易倉庫に保管したりといった無機質な使われ方が多かったように感じます。お部屋の空間は大切しても、ベランダはそんなに重視される場所ではなかったようです。

今回は、マンションに住んでいることを前提としてご紹介をしています。マンションで暮らすということは、「お庭がない」ということ。その代わりにせっかくベランダがあるので、可能な範囲でアレンジをして、お庭のようなベランダライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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