家事の時短テクニックを大公開!洗濯・掃除・料理をテキパキこなすために

どうせやらなければいけないと思いながらも、つい先延ばしにしがちな家事の数々。時間がかかるというのも、家事が億劫になる理由のひとつです。掃除に洗濯、料理など、やるべきことだからこそ手短に。家事の時短テクニックをマスターして、有意義な時間を過ごしましょう。

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やることが山積みで家事まで手が回らない……。しかし放っておくわけにもいかず、面倒な家事はできるだけ手短に終わらせてしまいたいものです。

日頃やるべき家事をテキパキこなすコツを知るために、主婦をはじめ何かと多忙な日常を過ごす20~50代の既婚女性50人を対象にアンケート調査を実施。皆さんが実践している洗濯・掃除・料理など、家事の時短テクニックは必見です。

■目次
1. 家事には時間をとられたくない…!
2. 家事をテキパキこなす。「料理」が腕の見せどころ
3. 【洗濯編】作業は少ない。待ち時間を有効活用すべし!
4. 【掃除編】「綺麗にする」ではなく「汚さない」が鉄則
5. 【料理編】基本は同時並行!料理は準備が肝心
6. 家事時短の心得3カ条をマスターして有意義なひとときを
まとめ

1. 家事には時間をとられたくない…!

どうしても時間をとられてしまうことの多い家事。まずは20~50代の既婚女性の皆さんが、どれくらい家事の時短を意識しているかについてアンケート調査を行いました。

結果ははっきりしたもの。50人のうち34名が「意識する」と回答。「たまに意識する」と合わせると、家事をできるだけ早く終わらせたいと考える人はおよそ9割にも及びます。

【意識する】

■「1日の時間は限られているので、いかに効率よく家事をするかを考えてから行動している」(30代・主婦)

■「夫婦共働きで常に時間の余裕がないので、時短はとても意識している」(20代・正社員)

時短を「意識する」人は、“時間がない”ということが理由となっていることがほとんど。他にもやるべきことがある場合、家事には最低限の時間で済ませたいものです。

■「なるべく早く終わらせて自分の自由な時間を得たいので、かなり要領の良さを意識している」(30代・主婦)

■「自分の時間を確保したいので、少しでも早く終わらせメリハリをつけるようにしています」(30代・主婦)

こちらは専業主婦に多い意見。“家事=やるべきこと”を手短に終わらせ、空いた時間で自分の好きなこと・やりたいことをするという声が挙がりました。有意義な時間の活用法と言えます。


【意識しない】

■「現在は仕事もあまり忙しくないので、時短にこだわらずにやっています。多忙な時子供が小さい時は時短のことばかり考えていたような気がします」(40代・個人事業主)

■「やる気が出ればちゃんとやる方なので、時短よりは綺麗になったかどうかが優先」(40代・主婦)

■「時短、時短と思って家事をしても楽しくないし、そこまで時短する必要がないので」(40代・パート)

一方で、少数ですが家事の時短を「意識しない」という人もいます。こちらを選んだ皆さんは時間に余裕があるという方々。時間とは別な部分を意識する人もいるようです。

2. 家事をテキパキこなす。「料理」が腕の見せどころ

大多数の女性が家事をなるべく早く、メリハリをつけて終わらせたいと考えていることがわかりました。皆さんには、特にどの家事において時短を意識するかも聞きました。

日々を多忙に過ごしている人がたくさんいるようで、「すべて」の家事をパパッと済ますようにしている人が30パーセント。そして注目すべきは「料理」です。「すべて」を選んだ人より若干多い数字となっています。

■料理は効率的にやりたい!

■「掃除、洗濯は時短しようがない。料理ならレンジを使うなどして時短できる」(30代・主婦)

■「いかに早く美味しくできるかを自分のテーマにしていて、努力しているから」(20代・正社員)

■「料理は工夫次第で最も時間を短縮出来るので特に意識しています。なるべく同時進行できるようにしています」(20代・主婦)

料理は手際の良さが肝心。家族のために毎日するべきことだからこそ、腕の見せどころと考える人が多くいます。


■掃除・洗濯はなるべく手短に

■「掃除にはあまり時間をかけたくありません。キリがないし、すぐにまた汚れてしまうからです」(40代・主婦)

■「料理が忙しすぎて、掃除は、クイックルワイパーなどで簡単にしている」(40代・パート)

■「洗濯と掃除を同時に。または料理と洗濯を同時に。という具合に、洗濯と他のことを同時に行うようにしています」(50代・主婦)

掃除や洗濯については料理ほど時短の余地はないと考える人がほとんど。洗濯の待ち時間はどうにもなりませんし、掃除は突き詰めると際限がありません。「効率化」というよりは「最低限」。他のやることもチェックしつつ、掃除・洗濯の時間をやり繰りしている人が多いのです。

それでは家事のメインとも言えるこれら【洗濯・掃除・料理】の3つについて、それぞれ皆さんが実践している“時短テクニック”を紹介していきます。

3. 【洗濯編】作業は少ない。待ち時間を有効活用すべし!

まずは「洗濯」。全自動洗濯機が当たり前となり、近年ではドラム式洗濯乾燥機も普及しつつあるので、洗濯で人が行う作業にかかる時間は短くなっています。

■「いつも朝起きたら一番に洗濯機を回して、その間に朝食を作ったり食べたり、身支度を整えたり、息子の幼稚園の準備をしています」(30代・主婦)

■「お風呂に入っている間に、洗濯機を回しています。水の出が少し悪くなって不便ですが、早く寝れるのでいいです」(40代・主婦)

■「洗濯にかかりきりになる必要はないので、他のことを同時に終わらせます」(40代・個人事業主)

洗濯機が回っている間に、家事のみならず他のことをやるのは基本。朝のバタバタする時間の前や、夜の入浴のタイミングを利用して洗濯が行われています。なかには、朝一で干せるように寝る前にタイマーをセットしておくという声も。

■「先にネットに入れておくというこれだけでも、忙しい朝にはかなりの時短になります」(40代・主婦)

■「洗う前にわざわざかごをひっくり返して、中身を分けるのが大変なので、最初からカゴに入れる前に分けるようにしている」(20代・パート)

■「干す前にネットで分類別に分けて洗うと、干すときに楽になります」(40代・主婦)

■「細かい物を違うカゴにいれといたりそのまま洗ったりして干すときももう分かれていたりするから楽」(20代・主婦)

洗濯をする前や干す前の仕分けをしておくと、手際よく洗濯を済ませられます。ネットを使うものはあらかじめネットに入れておいたり、別で洗濯するものはカゴから分けておいたり。事前の小さな手間が時短につながるのです。

■「すすぎ1回で済む洗剤を使って、洗濯そのものの時間を短くしています」(40代・主婦)

■「洗濯から乾燥までが早い全自動洗濯機を購入した。毎回洗濯から乾燥まで使っている」(20代・正社員)

最近では汚れ落ち・洗剤落ちに優れた「時短洗剤」も発売されているので、そういったものを使用するのもアリ。また洗濯機自体の性能も進化しつつありますので、買い替えの際は時短や乾燥機能についても要チェックです。

4. 【掃除編】「綺麗にする」ではなく「汚さない」が鉄則

次に「掃除」の時短テクニックです。掃除は洗濯とは異なり、時間が質に関わるという側面も。なるべく早く、かつ綺麗に終わらせたいものです。

最も多くの人が実践しているのが、“気づいたときに”手軽な掃除をしておくこと。

■「その都度、こまめに掃除をしておくと、汚れが少なくなりますからとても楽です」(50代・個人事業主)

■「掃除機は週に一度しかかけませんが、毎日、コロコロでゴミや髪の毛などとっています。隅っこはティッシュを濡らして拭いています」(40代・主婦)

■「あとでまとめてやるととても時間もかかり、やる気が出るまでに時間もかかる。ちょこちょこやっていたらそんなに汚れもたまらないし、習慣になります」(20代・主婦)

■「常にキレイにしておけば、いざ掃除するときに楽だから。というか、きれいをキープしていれば自然と汚いと気になってくる」(30代・正社員)

掃除や片付けは、溜まれば溜まるほど億劫になるもの。こまめに綺麗にしておけば、本格的な掃除の時間も頻度も少なくて済みます。何より部屋が清潔に保てるため、気持ち良く過ごせることができ、“汚さない”という習慣が生まれます。

■「子供が小さいので食事の度に酷く汚れるので、ハンディークリーナーは常に使用できるようにしている」(30代・主婦)

■「道具が手元にないと、取り出すだけで面倒になるし、しまうのも負担に感じる」(40代・個人偉業主)

■「掃除機は軽くてすぐ出せるもの、気になったらいつも掃除機をかけてます」(30代・個人事業主)

こまめな掃除を継続するためにも、道具の取り回しやすさは重要となります。リビングの手の届きやすいところに掃除用具を設置し、ホコリなどの汚れが気になったら即座に綺麗に。いつしかそれが習慣となっているでしょう。

■「ハミガキしながら水滴をふき取るなど、ちょっとしたことの積み重ねで、清潔が保て時短につながります」(40代・主婦)

■「フルタイムで仕事をしていて忙しいので、テレビを座ってみるという意識も習慣もありません。全ては『ながら掃除』を意識してスキマ時間を利用しています」(50代・個人事業主)

■「一つずつ行っていると隙間時間が生まれてしまうので、料理をしつつ火の見える範囲の拭き掃除をするなど工夫しています」(30代・主婦)

「ながら掃除」というのも小さな手間の積み重ね。掃除する場所にもよりますが、掃除の作業にかかりきりになる必要のない部分もあります。手軽に済ませられる時は、テレビを見ながら、電話をしながら、というように掃除の時間そのものを別の行動と組み合わせてしまうのもアリです。

5. 【料理編】基本は同時並行!料理は準備が肝心

それでは、最も多くの人が時短したいと考えていた「料理」についてポイントをチェックしていきましょう。

■料理をしながら片付ける!

■「キッチンを綺麗に保ちながら料理をしたいので、使った食器を洗いながら作業しています」(20代・正社員)

■「食べ終わった後に鍋とかたくさんあると気分が萎えるので、料理をしながら、少しでも時間があったらどんどん洗うようにしている」(30代・パート)

■「煮込んでいる間や焼いている間に洗い物をしたりして、出来上がった時点で台所は綺麗に片付いた状態にしておく事を意識している」(40代・正社員)

料理が好きな人は多くても、食事で満腹になったあとの片付けが好きという人は少ないものです。調理中も、器具や食材を出しっぱなしにしていると作業効率は悪くなるばかり。狭いキッチンならなおさらのことです。一番のキホンは、料理中にキッチンを散らかさないことです。

食事の準備を終えて、洗い物は使っている食器だけの状態であれば食器洗いも楽チン。少量の食器だけなら、たまには旦那さん・お子さんにお願いするのもありかもしれませんね。


■電子レンジなども有効活用

■「根菜など、火が通りにくいものは電子レンジ。カレーやシチューなどの煮込み料理は圧力鍋を。細かく刻む時はブレンダーを使っている」(40代・主婦)

■「お湯を沸かすときには、鍋で沸かすよりも電気ケトルを使う方が早いし節約にもなるのでそうしている」(20代・パート)

最近は便利でおしゃれな調理器具、電子レンジ調理器具もたくさん発売されています。固い野菜などの下茹では、電子レンジを活用している人が多数であることがわかりました。

料理はガス・IHコンロでの料理、手作業の調理がすべてではありません。他の電化製品などを上手に使ったレシピを覚えておけば、時短できるとともに料理のレパートリーも増えて一石二鳥。


■効果的に作り置きを

■「朝の登校が早い息子にもきちんとした朝食を用意したいと思っていますので、夜ご飯の煮物やサラダ、冷奴などは作り置きして、朝は目玉焼きや卵焼きや魚を焼くだけにしています」(40代・個人事業主)

■「作り置きできるものはたくさん作っておいて、冷凍や冷蔵しておく。ちょっと一品ほしいときに役に立つ」(50代・主婦)

■「お弁当も作らなくてはならないので、品数が必要。調理して冷凍してすぐ使えるようにしています」(30代・個人事業主)

朝ごはんやお弁当は朝の忙しい時間に作ることがほとんど。上手に作り置きをすれば、準備の時短と食事の質を両立することができます。場合に応じて冷凍保存を使うのがポイント。


■下準備で効率化

■「時間に追われた食事作りはしていないのですが、たまに野菜や肉などを切って袋分けにして、冷蔵・冷凍保存しています」(40代・主婦)

■「ほうれん草の野菜なども、下ゆでして冷凍しておくと、後でサッと使えて便利です」(30代・主婦)

食費の節約や買い物の時間を減らすために、スーパーのセールなども利用してまとめ買いをする場合があります。時間のある時にまとめて準備しておけば、いざ料理する時は手早く、かつ楽に済ませることができるのです。

肉などは冷凍しておくと保存の品質も安心ですし、小分けにしておけば一度の料理で使う分を取り出すのも簡単。野菜なども種類に適した保存方法を覚えておけば、美味しく手際よく料理を作ることができます。

6. 家事時短の心得3カ条をマスターして有意義なひとときを

最後に、家事全般についての時短のポイントを3項目にまとめました。家事を手早く終わらせたいという方は、これらの点を意識して家事に臨んでみてくださいね。

■同時にできることは同時に済ませる

■「お風呂で湯船に浸かりながら、息子のサッカーのソックスをもみ洗いしています」(40代・主婦)

■「ながら家事をいつも心がけています。2つ3つ同時進行で行います」(40代・パート)

洗濯や料理の煮込み時間の有効活用などは当たり前のこと。家事どうしの組み合わせだけでなく、一緒にできることはなるべく同時並行で進めることで家事の時間を減らすことができます。フリーになった時間を楽しみましょう。


■計画をもって効率化

■「頭の中でシミュレーションしておくと、いっ時も止まらずに動作が出来るのでそれだけでも時短になる」(40代・主婦)

■「まずメモにその日やるべき家事を書き出して、順番を決める。思いつきでやっていると無駄な待ち時間ができるが、順番を見直すと無駄を省くことができる」(40代・主婦)

料理中にしろ家事全体にしろ、手あたり次第にやっていては非効率的。家事の時短には計画性が欠かせません。同時にできることを考える上でも、家事は優先順位や順番をしっかり考慮する必要があります。


■家事はこまめにやっておく

■「気づいたときにすることです。毎日のルーティーンを決めること。溜めこないことが最大の時短につながります」(30代・個人事業主)

■「掃除・洗濯・食器洗いなど溜めないこと。掃除は特に。毎日少しずつでもしていると大掃除みたいに時間がかかることはないです」(50代・主婦)

掃除や洗濯は多少放っておいても問題とはなりませんが、溜めてしまうと一度にこなす量が増えてしまいます。大がかりになる前に済ませてしまったほうが精神的にも良いことは明らか。慣れないうちは面倒だと思うことがあっても、習慣となってしまえば案外こまめにやったほうが楽なものです。

まとめ

家事は日々やるべきこと。自分の時間を確保したり、他のことに時間をまわしたりするためにも、家事の時短方法を模索している女性がほとんどであることが明らかとなりました。特に料理はやり方ひとつで作業時間が変わると感じている人が多数。

洗濯・掃除・料理それぞれに手早く済ませるコツがありました。家事や仕事、趣味など忙しい日常を過ごしている方は、そういったポイントを意識しながら有意義に毎日を過ごしましょう。

アンケート期間:2017年3月24日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パートアルバイト、経営者、個人事業主の方
アンケート総数:50

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