きちんとマナーを身につけよう!結婚の挨拶における手土産の渡し方やタイミングを解説

プロポーズをして「お互い結婚したい」という意思確認ができたら、両家のご両親にご挨拶に行くことになるでしょう。結婚を考えている恋人のご両親と初めて顔合わせする時は、とても緊張するものです。

では、結婚のご挨拶へ行く時には、どのようなマナーに気をつけるべきなのでしょうか?今回はお宅を訪問する際に持って行く手土産の渡し方やタイミング、添える言葉などをご紹介します。

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日常的に手土産を渡す機会は意外と多い?

日常的に手土産を渡す機会は少なくありません。シーンごとに適した手土産は変わってくるので、まずはどのようなシーンで手土産を渡すことがあるのかに加えて、手土産の選び方についても確認しておきましょう。

【シーン1】仕事で取引先と打ち合わせをするとき

いつもお世話になっている取引先に会う際には、手土産を持って行くことが多いです。手土産を選ぶポイントとしては、日持ちをする点、個包装されているものである点などです。個包装されているお菓子であれば社内でも配布しやすく、不在だった人の手にも渡りやすいため好印象でしょう。

【シーン2】上司のお宅を訪問するとき

人によっては、休日などに職場でお世話になっている上司のお宅に招かれる機会があります。上司のお宅を訪問する際には事前に好きなものを聞き出しておき、好みに合ったものを手土産としてお渡しすると喜ばれます。

ホームパーティーやバーベキューなどたくさん人が集まる場所の場合には、それに合わせて一口サイズで数が多く入っているものを選んでも良いでしょう。

【シーン3】友人宅に呼ばれたとき

個人的に友人宅へ遊びに行く時に毎度手土産を持って行くことは少ないですが、友人宅で何人かの友達と集まる時などには、手土産を持って行くケースが多く見られます。夜間の訪問であればお酒やおつまみになるものでも良いですし、昼間の訪問であればロールケーキなど皆で切り分けて食べられるものも良いでしょう。

【シーン4】恋人の実家を訪問するとき

結婚を決めた相手の実家へ挨拶に行く時にも、手土産を持って行くことが基本的なマナーです。事前に恋人にご両親の好みを聞いておいても良いですし、分からない場合は老舗の名物や誰でも知っているような有名店のものを手土産にすることが望ましいです。

このように、手土産はシーンごとに渡すものを変えることが大切です。渡す相手への配慮をした手土産選びをすることで、好印象を与えやすくなるでしょう。

結婚のご挨拶へ行く前の準備

次からは、本題である結婚のご挨拶に関して解説していきましょう。結婚のご挨拶へ行く前は、具体的にどんな準備が必要になるのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。

【その1】事前にお互いの親の情報を共有しておく

お互いの親の情報は会話の切り口になりやすいので、事前に共有することが望ましいです。共有するべき具体的な情報としては、以下のものが挙げられるでしょう。

・年齢
・出身地
・仕事内容
・家族構成
・生活スタイル
・趣味
・食べ物の好み

ただし、性格や嫌がる話題については無理に聞くべきではありません。

また、結婚式の時期や場所、結婚後の住まいや人生設計については親が気にするポイントであるため、2人で希望を話し合っておくことも大切です。これらのことは、聞かれた際にあくまで希望としてお伝えすることが目的なので、ご挨拶の前に勝手に2人で決めてしまうことは避けましょう。

ただし、性格や嫌がる話題については無理に聞くべきではありません。

また、結婚式の時期や場所、結婚後の住まいや人生設計については親が気にするポイントであるため、2人で希望を話し合っておくことも大切です。これらのことは、聞かれた際にあくまで希望としてお伝えすることが目的なので、ご挨拶の前に勝手に2人で決めてしまうことは避けましょう。

【その2】挨拶用の服を用意する

結婚の挨拶では、事前に「普段着で来てくださいね」と伝えられたとしても、正装で行くことがマナーです。男性であればスーツ、女性であればワンピースやスーツなどが適しています。髪型や化粧なども清潔感があるものを心がけ、派手すぎないようにすることが大切です。

男性は無精ひげやピアス、指輪などの装飾品は避け、グレーや紺などのスーツを選択します。女性は高価すぎる装飾品や短すぎるスカートなどは避けて、セミフォーマルで爽やかな印象の服を選びましょう。

【その3】訪問時に持参する手土産を準備する

手土産は一度、自分で食べて美味しかったものを選択すると無難です。相手のご両親の好みをリサーチし、手土産として持って行こうと思っているものをいくつか購入して、自分で試食することでより美味しいものをお渡しすることができます。

なお挨拶の際にお渡しする手土産には、基本的にのしは必要ないとされています。のしをつけたい場合には無地のもの、もしくは紅白の結び切りののしが適しているとされています。地域によってマナーの違いがありますので、事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

手土産の渡し方や渡すタイミングはどうしたら良いの?

結婚の挨拶をする際、手土産を渡すタイミングはどうしたら良いのでしょうか?初めて恋人のご両親と顔合わせをする場所は、ご自宅の場合もあればレストランなどの場合もあります。両家の顔合わせの場合には、どちらか一方が手土産を用意していたり、一方の手土産が豪華すぎて気まずい状況になったりしないためにも、事前に当人同士がある程度状況を把握しておくことが大切です。

両家ともに遠方から出向いてもらう場合には、自分達からお互いの両親に手土産を渡すこともひとつの方法です。当人同士から手土産を渡すことにより、堅苦しくなりがちな場の雰囲気も和み、話のきっかけになりやすいでしょう。

手土産を持参する時に入れていた紙袋の扱いはどうする?

手土産の値段の相場は3,000円前後とされており、洋菓子や和菓子などが一般的です。甘いものがあまり好きではない場合もありますので、事前にお互いの両親の好みを話しておき、それに合ったものを手土産として選ぶことで好印象を与えることができます。なるべく訪問する場所の近くで手土産を買うことは避け、事前に用意したものであることが望ましいです。

では、渡すタイミングはどうするべきでしょうか? お店の前やご自宅の玄関先で渡すのではなく、テーブルや部屋に通されてから改めて挨拶をするタイミングで渡しましょう。地元の特産品のように生鮮食品の場合は、玄関先でのご挨拶が済んだ後にお渡しすることが親切にあたる場合もあります。

一般的に手土産を渡す際には、紙袋に入れて持って行くケースが多いでしょう。では、そのまま紙袋に入った状態で渡しても問題はないのでしょうか?

紙袋は持ち運ぶ時のほこりよけの意味合いがあるため、手土産を渡す時には紙袋から出して渡すのがマナーです。外でお渡しする時など、再度紙袋に入れる必要がある場合にはそのままお渡しすることもできますが、「紙袋のまま失礼いたします」のように一言添えることが望ましいでしょう。

手土産の渡し方としては、以下の手順を参考にしてみましょう。

1.自分側に正面を向けて手土産を置く
2.お渡しするものに傷や汚れなどがないかを確認する
3.時計回りに回して、正面をご両親側へ向けてお渡しする

手土産を取り出した後の紙袋は、取り出した直後にさっとたたむことが望ましいですが、余裕がない場合にはお渡しした後にたたみます。不要になった紙袋は持ち帰りますが、素敵なデザインの紙袋は差し上げても喜ばれる場合がありますので、ご両親から申し出があればお渡しします。

手土産を渡す時に添える好印象な言葉とは?

手土産をお渡しする時に、何も言わずにお渡しすることはNGです。何か言葉を添えることで、相手方からの印象も良くなります。そこで以下では、手土産をお渡しする時に添える言葉の例をいくつかご紹介しましょう。

【その1】心ばかりのものですが、どうぞお受け取りください

「つまらないものですが」と表現する場面も見られますが、この表現ではマイナスイメージを与えてしまう恐れがあります。「ささやかなものですが」や「心ばかりのものですが」と添えれば、より好印象を与えることができるでしょう。

【その2】ご挨拶のしるしといたしまして

結婚のご挨拶へ伺う際に、初めて相手のご両親と会う場合に使える言葉です。今後お世話になるであろう方に一言添えることで、相手も手土産を受け取りやすくなります。

【その3】お好きだと伺ったもので

これは事前に好きなものをリサーチし、手土産として持って行った場合に使える一言です。相手への気遣いを示すことができるので好印象を与えられるでしょう。

このように手土産をお渡しする際に添える一言で、相手への配慮や心遣いを伝えることができます。手土産を受け取ってもらい場の雰囲気を和やかにするためにも、一言添えてお渡しすることが大切です。

訪問先で注意するべきマナーにはどんなことがあるの?

結婚を考えている相手のご両親にお会いするのは大変緊張するものですが、大人としての最低限のマナーをわきまえることが大切です。ここでは、結婚のご挨拶に行く時に気をつける必要があるマナーを具体的にご紹介します。

【その1】ご挨拶に行く2週間ほど前からアポイントを取っておく

いくら親しい間柄であっても、相手の都合を配慮することは最低限のマナーです。結婚のご挨拶に行く時には事前に連絡をし、日時と場所のお約束をしておきましょう。時間は相手に気を遣わせないためにも、食事の時間帯を避けることが望ましいです。

お互いのご両親にそれぞれご挨拶に伺う場合には、先に女性側のご両親にご挨拶に行き、結婚の承諾を頂いてから男性側のご両親にご挨拶へ行くのがマナーです。女性側のご両親は結婚に対して「嫁にいく」という考え方になるため、女性側の実家が遠方の場合であっても先に女性側の実家へご挨拶に行くようにしましょう。

当日ご自宅に訪問させていただく場合には、準備などがあることを考慮して約束の時間から少し遅れて行くことが望ましいです。ただし、5分以上遅れることは逆に印象を悪くしてしまうため注意が必要です。外でお会いする時には、必ず5分以上前には待ち合わせ場所に到着するようにしましょう。

【その2】玄関では靴を揃える

訪問先の玄関で靴を揃えることは当たり前のように感じますが、靴の揃え方にもマナーがあります。玄関で靴を揃える時には、相手に背中を向けて靴を脱ぐことはマナー違反です。必ず正面を向いて靴を脱いで家に上がらせてもらってから、相手にお尻を向けないようにかがんで靴を揃えるようにしましょう。揃えた靴は邪魔にならないよう、端に置いておきます。

古くから畳の上で食事をしてお茶をたててきた日本では、素足で訪問先に上がることはマナー違反とされています。ご挨拶に行く際にはサンダルなど素足で行くことは避けて、靴下やストッキングなどを履いて行くことが望ましいです。

【その3】案内された部屋では下座に座る

上座や下座という考え方は古いと思われがちですが、結婚のご挨拶など正式な場では注意するべき大切なマナーです。席を指定されることがない限りは、基本的に出入り口に一番近い下座の席に座ります。

特に和室では、敷居や畳の縁は踏まないように注意が必要です。敷居は内と外を分けて土台を支える大切な部分であり、畳の縁には家紋を入れた織物を使用している場合もありますので、必ずまたいで部屋に入るようにします。座布団なども踏まないよう避けて歩きます。

また、座布団が用意されていたとしても、勧められるまで使用しないのがマナーです。出入り口付近の下座に控えてご挨拶を済ませ、座布団を勧められてから「失礼します」と言って座るようにします。

もちろん、手荷物をテーブルの上に置くこともしてはいけません。手荷物は自分の横など邪魔にならない場所に置きます。手土産は床に置くと失礼な印象を与えてしまうので、自分の膝の上に置いておくのがマナーです。

【その4】相手のご両親の呼び方に注意

2人の間では結婚の意思を確認し合っているかもしれませんが、結婚のご挨拶に行く時にはまだ結婚をする前の段階です。ご両親の承諾も得ていないのに、「お義父さん(お義母さん)」と呼ぶとイメージを悪くしてしまいます。

相手のご両親を呼ぶ時には、「〇〇さんのお義父さん、〇〇さんのお義母さん」と相手の名前を前につけるようにしましょう。

【その5】長居をしない

結婚のご挨拶で居座る時間としては、2時間程度が目安とされています。相手方に負担をかけないためにも、良いタイミングでおいとますることを伝えるようにしましょう。訪問先が遠方で滞在することが決まっている場合には、事前に近くのホテルなどを予約しておき、宿泊は丁重にお断りすることがマナーです。

万が一「せめてお食事だけでも」とお誘い頂いた場合には、「では、お言葉に甘えまして」と応じても問題ありません。食事の準備や手伝いに関しては、自ら「何かお手伝いできることはありますでしょうか?」とお声がけし、断られても「遠慮なさらず、おっしゃってください」と一言添えます。それでも断られた場合には、相手に気を遣わせてしまうので無理にお手伝いをしないようにしましょう。

【その6】結婚挨拶後のお礼状を出す

結婚のご挨拶に伺った後に自宅や滞在先に着いたら、電話で到着した旨とお礼を簡潔にお伝えします。その後、数日以内に自筆で結婚のご挨拶ができたことに対する感謝の気持ちなどをお礼状にして、ご両親に直接お送りするのがマナーです。

まとめ

結婚の挨拶へ行く時のマナーには様々なものがありますが、一番大事なのは「結婚したい!」という気持ちをまっすぐに伝えることです。形式ばったことに気を取られるばかりではなく、ありのままの自分を見てもらうくらいの気持ちで伺うことをおすすめします。

当日は緊張してうまく話せないかもしれませんが、事前に準備しておく手土産を通じて相手に対する気遣いや配慮を伝えてみてはいかがでしょうか?

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