【主婦50人の本音】気になる柔軟剤の効果と選び方のポイントを紹介

洗濯にプラスした効果をもたらしてくれる「柔軟剤」。洗濯物がふわふわになったり防臭効果があったりと、さまざまなアイテムが販売されています。「柔軟剤を入れたのにゴワゴワしている」方や、「柔軟剤を使う意味ってあるの?」と思っている方も必見! 主婦50人に聞いた、柔軟剤に関する本音や失敗エピソードを紹介します。ぜひ柔軟剤選びの参考にしてくださいね。

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洗剤と柔軟剤を入れて、“スイッチON!” 毎日の洗濯で、もはや習慣的に「柔軟剤」を使っている方も多いのではないでしょうか。柔軟剤を入れれば良い香りがしますし、洗濯物もふわふわになるので、とりあえず……という気持ちで使ってしまいがちです。

最近では柔軟剤を使うことが当たり前になってしまい、その効果について改めて考える機会は少なくなりました。そこで、日頃から家族の洗濯をしている50人の主婦の方を対象に、「柔軟剤」の効果や使う時の注意点についてアンケート調査を行いました。

■目次
1. 効果あり!多くの主婦が柔軟剤の実力を認めている
2. 種類の多い柔軟剤。主婦は何を決め手としている?
3. アレルギー・肌荒れ注意!「無添加」の柔軟剤もある
4. 使いすぎには要注意。あなたの香りは大丈夫…?
5. 匂いだけじゃない。柔軟剤で失敗したエピソード
6. 用量・用法を守って、気持ちいいお洗濯を!
まとめ

1. 効果あり!多くの主婦が柔軟剤の実力を認めている

何気なく使用している「柔軟剤」ですが、まずは、主婦の皆さんがどれほどの効果を感じているのか伺いました。

アンケートの結果、圧倒的に「はい」という回答が多くなりました。その割合は86%です。

なかでもやはり、「ふわふわになる!」という意見が大多数を占めています。

■「柔軟剤を入れると肌触りが柔らかくなる。特にタオルはふわっとする」(30代・主婦)

■「洗濯柔軟剤を使用しないと、ごわごわして非常に肌触りが悪くなりますが、使用するとやわらかくなって、肌触りが良くなります」(40代・主婦)

■「使わないとしわしわ・ごわごわで、見栄えも着心地もよくないから全然違う」(40代・主婦)

■「使うと使わないでは、洗濯物が乾いたときの柔らかさが違うと思います」(30代・主婦)

柔軟剤を使ってふわふわになった洗濯物には、CMのように思わず飛び込みたくなるもの。洗濯には柔軟剤が絶対! という意見が本当に多く、一度使うと手放せない柔軟剤の魅力を改めて感じます。

しかし、柔軟剤を使う理由は、衣料やタオルをふわっとさせるだけではありません。

2. 種類の多い柔軟剤。主婦は何を決め手としている?

「柔軟剤」という名前が示す通り、布製品を柔らかくすることが一番の目的ですが、主婦の皆さんはどういった商品を選ぶのか、重視するポイントを聞いてみました。

主婦の皆さんが柔軟剤に求めるものは、「香り」がダントツで1位。先ほどの、効果を実感しているかという質問の際も、「ふわふわになる」という意見と並んで「香りが良い」という声が多数でした。

■「衣類が柔らかくなりふわふわする実感はあります。あと、匂いはその後何度洗っても落ちないので、効果は強いと思います」(40代・主婦)

■「洗濯物が柔らかくなり、良い香りに包まれます」(40代・主婦)

「ふわふわ」と「香り」がセットとなり、柔軟剤が洗濯に不可欠なものである、と感じている方がたくさんいることがわかりました。

香りに関する効果としては、このようにリアルな声も。

■「主人などの臭いが目立たなくなるので、柔軟剤は必要だと思います」(40代・主婦)

■「思春期男子の洗濯物が毎日のように大量発生しているので、特に除菌・消臭効果には大変助けられています」(40代・主婦)

家族の洗濯では、旦那さんの臭い問題だけでなく、汗をかく男の子の洗濯物の臭いも気になるところです。汗がついた服が臭いを発するのは仕方ありませんが、頑張って汗をかいたあとの洗濯物を綺麗にするのは、時に妻・母としての喜びにつながることもあるのではないでしょうか。
となると、良い香りであることも大事ですが、「除菌・消臭」の効果が重要視されるのも納得です。

ドラッグストアに数多く並ぶ柔軟剤の中からお気に入りを見つける基準は「香り」の他に「値段」。21%の人が商品の価格を重視していました。

■「値段が一番だと思います。毎日使うものだからコスパがいいものを使いたいです」(30代・主婦)

■「日用品は1つの値段は少額でも、積もり積もると大きな金額になるので、少しでも安いものを選ぶようにしている」(30代・主婦)

洗濯するたびに柔軟剤を使っている場合、洗剤と同じペースで柔軟剤が減っていきます。なかには、ネット通販で安く大量購入してストックしているという家庭も。毎日使うものだからこそ、家計に優しく。主婦としてはごもっともな意見と言えます。チラシの情報をチェックしたり、店頭の特売品を狙ったりするのも賢い購入方法ですよ。

3. アレルギー・肌荒れ注意!「無添加」の柔軟剤もある

洗濯物を上手に仕上げることができる柔軟剤ですが、「使いたくても使えない」という事情がある方もいらっしゃいました。

■「ふんわりになるので効果はあると思いますが、子どもにアレルギーがあるので使えないです」(40代・主婦)

■「現在は敏感肌のため、柔軟剤を使うのを止めましたが、使っていた時はフワフワになり、香りも良かったです」(30代・主婦)

今や子供だけではなく、大人もアレルギーを持っているというケースは決して珍しくありません。切実な問題として、しっかり向き合っている方が多くいらっしゃいます。

ここで考えたいのは、柔軟剤に含まれるアレルギー物質の可能性です。柔軟剤に多く含まれている「界面活性剤」は、特別アレルギーを持たない子供でも、皮膚炎などの肌荒れを起こしてしまう場合があります。大人でも、敏感肌でもないのにかゆみを感じる、といった影響を受けることも。

それでは、皮膚が敏感な子供や肌が弱い人は柔軟剤を使うことができないかというと、そうではありません。「体に優しい」柔軟剤も多く存在しており、実際にその点を重視して商品選びをしている方もいました。

■「無添加であることです。肌が弱く、過敏なためこれくらい気を遣っています」(40代・主婦)

■「出来る限り、自然と体に優しい成分のもので、香りがきつくないものを選んでいます」(40代・主婦)

■「肌が弱い子供がいるので、まずは低刺激のものを選んでいます。香りも強くなく、エコに強い企業のものを利用しています」(40代・主婦)

このように、「体に優しい」ことと「香りがきつくない」ことをセットとして考えることも、柔軟剤選びでは重要です。ダントツで重要視されていた「香り」ではありますが、アレルギーへの影響以外でも、「公共の場での柔軟剤の香り」が社会問題となっているという一面があるのです。

4. 使いすぎには要注意。あなたの香りは大丈夫…?

「電車内で香水の匂いがキツい人がいて、頭が痛くなった」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか? まさにこの現象が、柔軟剤の香りでも起こっているのです。

■「ニオイがきつすぎる柔軟剤を使用した事がある。たまたま近所でも同じような香りの強い柔軟剤を使用しているようで、外にいても臭ってくるので、ちょっと不快なこともあるんだなと気付かされた」(30代・主婦)

■「匂いがきつすぎて、洗濯機を置いている脱衣所から、部屋までその匂いでいっぱいになり、頭が痛くなってしまった」(40代・主婦)

■「入れすぎてしまって、匂いが逆にすごいきつくて、くさい時はもう一度洗う羽目になります」(40代・主婦)

■「人気の外国製の柔軟剤を買って使ってみたら、匂いがとんでもなくきつくて、気持ち悪くなってしまった。1度しか使ってないけど、しばらく匂いが残って嫌だった」(30代・主婦)

公共の場だけでなく、匂いによるトラブルは家庭内でも起きているほど。いくら柔軟剤の香りが良いとはいえ、使い過ぎて周囲に迷惑をかけることがないように、柔軟剤を使う際はマナーを意識する必要があります。

そもそも他の人が使っている柔軟剤の香りじたいが、人によっては不快に感じることも十分にあります。また、使っている柔軟剤の香りをいつもかいでいると、それに慣れてしまって、匂いがキツいことに気付かないこともあります。

最近では、柔軟剤コーナーにテスターが置いてあることも多いので、まずはご自分や家族の好みの香りと、他の柔軟剤の匂いの強さを比べてみるのも良いでしょう。くれぐれも、使い過ぎには要注意です。

5. 匂いだけじゃない。柔軟剤で失敗したエピソード

柔軟剤にまつわる問題は「香り」だけに収まりません。8割もの主婦が、柔軟剤に関して失敗した経験を持っていました。

■柔軟剤を入れすぎた!

■「洗濯柔軟剤を入れすぎて 洗濯物を干す時にヌルっとした感触があり、肌に悪いかなと思って洗い直したことがあります」(40代・主婦)

■「量を多く使っていたため、吸水が悪くなった」(40代・主婦)

柔軟剤を多く入れすぎると、香りが強くなるだけではなく、かえって仕上がりが悪くなる可能性があります。用法・用量を守ることで、柔軟剤本来の魅力が発揮されます。柔軟剤を無駄にしないためにも、しっかり製品の説明を確認しましょう。

■うっかり入れ間違い

■「液体洗剤を入れる場所に、間違って柔軟剤を入れてしまい、掃除する羽目になってしまった」(30代・主婦)

■「柔軟剤を入れる箱を閉め忘れて洗濯したこと。柔軟剤だけ残っていました」(30代・主婦)

「うっかり」して、洗濯機の柔軟剤を入れる場所を間違ったり、しっかり柔軟剤が入らなかったりというのも意外に多い失敗談でした。全自動洗濯機は自動調節してくれますが、柔軟剤は入れるタイミングが重要です。

■成分もしっかりチェック

■「赤ちゃんの衣類を洗えるというので安心していたら、香料が使われていました。本当は使えませんでした」(40代・主婦)

キャッチコピーやパッケージだけに惑わされず、しっかり自分の目で「成分」を確認することもお忘れなく。特に子供の肌に触れるものには気を遣う必要があります。何が入っているのか、安心して使えるのか、きちんと把握した上で使うことも、柔軟剤を上手に使うコツですよ。

6. 用量・用法を守って、気持ちいいお洗濯を!

今回紹介したことを総合すると、柔軟剤は衣料やタオルが「ふわふわ」で「良い香り」になる優れもの。多くの人が効果を実感しています。ただし、使い方によってはその魅力的な効果が十分に発揮されず、場合によっては他人の迷惑となる可能性も。購入時には、香りや成分などもじっくり吟味することが、柔軟剤を気持ち良く使うための必須条件となります。

■「新商品が安かったので買ったら、匂いがきつすぎて使えませんでした」(30代・主婦)

■「サンプルの香りを嗅げないで、香りのネーミングだけで柔軟剤を選び、購入して使ってみましたが、匂いがきつく、一本無駄にしてしまったことがあります。その後は、匂いをサンプルなどで嗅いでから購入するように心がけています」(40代・主婦)

「新商品」「パッケージがカワイイ」「CMが印象的で」「みんな使っているから」など、商品をイメージだけで選ぶと失敗をしてしまうことも考えられます。

しかしながら最近では、柔軟剤は洗剤と並ぶほど欠かせない存在となっています。使用を控えることは、なかなか難しいのが現実。

■「洗濯物を干しているときや、服を着ているときにたまにフワッといい香りがすると幸せな気分になれる」(40代・主婦)

■「衣類、タオルからフワッと好きな香りがすると、気分がいいし、外出先でも周りにもよい印象を与えると思う」(30代・主婦)

このようにプラスのイメージを持っている人もかなり多く、柔軟剤は毎日のように使う物だからこそ、効果的に使用して、気持ちいいお洗濯をしたいもの。そのためには、使用法や用量を守ることが大事です。

まとめ

何気なく使ってしまいがちな「柔軟剤」ですが、そこにはメリットもあれば、問題点が潜んでいることが明らかとなりました。とりあえず、という気持ちで柔軟剤を使わずに、商品選びから使い方までしっかり考えることで、効果も気持ち良さも最大限に味わうことができます。良い香りと、包まれるようなふわふわ感が、主婦の皆さんとご家族のささやかな幸せになりますように。

アンケート期間:2017年3月2〜3日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パートアルバイト、個人事業主の方
アンケート総数:50

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