【男性編】結婚式の服装マナー!定番やNGについてまとめてご紹介

結婚式に招待された際、普通のスーツでもいいのかな……と男性も結婚式にどんな装いで出席したらよいのかわからないときがありますよね。失礼にならないよう服装マナーをチェックしていきましょう! 【神前式】や【人前式】など挙式スタイル別の服装もご紹介します。

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結婚式に呼ばれたときの定番の服装

礼服(フォーマルウェア)には「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3種類があり、そのなかから時間や行事、行事の内容に合わせて装いを選びます。

来賓(一般ゲスト)のときは【略礼装】で!

結婚式に来賓(一般的なゲスト)として出席する場合は、略礼装で出席するのが一般的です。以下で略礼装について具体的に見ていきましょう。

【スーツ】

スーツはジャケット、ベスト、スラックスがそろったスリーピースがおすすめです。スラックスの裾は折り返しのない「シングル」のものを選びましょう。色は「ブラックスーツ」か「ダークスーツ」を選びます。

ブラックスーツとはその名の通り、真っ黒なスーツです。ビジネス用の黒いスーツと比べ、黒の深みや生地の違いがあります。40代以降の人に人気のあるスタイルで、日本におけるもっともオーソドックスな略礼装といえます。

ダークスーツとは、濃紺やダークグレーといった色のスーツの総称です。20代~30代の人の人気を集めています。日本における略礼装ではブラックスーツが主流ですが、世界的に見ればダークスーツのほうがメジャーです。

【シャツ】

シャツは白で無地のものが一般的です。襟は「レギュラーカラー」のものを選びましょう。

主賓のときは【正礼装】か【準礼装】で!

主賓として結婚式に招かれた場合は、略礼装ではなく、正礼装か準礼装で参列しましょう。正礼装と準礼装は、それぞれ式の行われる時間が昼か夜かによって服装が異なります。

【正礼装】昼の装い

●モーニングコート

●シルバーグレーもしくは白黒ストライプのタイ

●黒革の靴

【正礼装】夜の装い

●燕尾服やタキシード

●燕尾服は塩の蝶ネクタイ、タキシードには黒の蝶ネクタイ

●白シルクのポケットチーフをスリーピースに

●黒エナメルの靴

【準礼装】昼の装い

●ディレクターズスーツ、サックスコートまたはブラックスーツ

●白のシャツ

●シルバーグレーもしくは白黒ストライプのタイ

●白シルクのポケットチーフをスリーピースに

●ストレートチップの靴

【準礼装】夜の装い

●タキシード

●白のウィングカラーもしくはレギュラーカラーのシャツ

●黒の蝶タイ

●カマーバンド

●白シルクのポケットチーフをクラッシュに

●黒エナメルの靴

要注意!結婚式ではNGな服装

以下の服装は結婚式ではマナー違反とされています。注意しましょう。

【ビジネススーツ】

普段仕事で着ているスーツやリクルートスーツはカジュアルなものとみなされNGです。礼服は普段のスーツとは別に購入しておきましょう。

【カジュアルすぎる服装】

まず、ジーンズやジャージなどはNGです。シャツも派手な色や柄のカジュアルすぎるシャツは避けましょう。スーツでもカラースーツはカジュアルであるためマナー違反です。足元にも注意しましょう。素足での参列は避けてください。

【弔辞を連想させるもの】

黒や紺などのネクタイは、不幸を連想させるためマナー違反です。

【殺生を連想させるもの】

ヒョウ柄などのアニマル柄は、殺生をイメージさせるため結婚式の場にはふさわしくありません。シャツやネクタイの柄に注意しましょう。またヘビ革、ワニ革を使ったベルトなどもNGです。

結婚式の挙式スタイル別の服装

最近では、さまざまなタイプの結婚式が行われるようになってきています。以下で式のタイプ別にふさわしい服装について解説しましょう。

【キリスト教式】

キリスト教式の結婚式では洋装が基本です。新郎や両家父親より控えめな服装を心がけましょう。また男性の場合はあまり気にすることがないかもしれませんが、肌の露出がないよう気をつけてください。

なお式場のチャペルなどではなく、本物の教会で行われる式の場合は光り物を控えます。

【人前式】

最近人気のある人前式では、ドレスコードに「平服」と書いてあったり、ドレスコードが書いていなかったりする場合も多く見られます。ドレスコードに「平服」と書いてあった場合は、きれいめのビジネススーツを基準に考えましょう。「平服=普段着」という意味ではないため注意です。

ドレスコードが書いていない場合には、会場や参加するゲストによって服装を選ぶとよいでしょう。ホテルや高級レストランなどで式が行われる場合は、新郎新婦の両親や職場の関係者が参列している可能性が高いため、上記でご紹介した礼服が安心です。

一般的なレストランやバーで行われる場合は、セミフォーマルな装いがよいでしょう。ジャケットを着用すれば、カラーシャツやノーネクタイでも大丈夫です。

カジュアルレストランやライブハウスなどカジュアルな場には、上品なカジュアルウェアを着ていきましょう。明るい色で品のあるシャツに、きれいめのコットンパンツ、ブレザーといったスタイルがおすすめです。

【神前式】

ゲストとして神前式に招かれた場合も、前述した定番の洋装が一般的です。ゲストの和装はあまり一般的ではありませんが、もし和装にする場合は、正礼装か準礼装で、両家父親より控えめな装いにしましょう。

和装の正礼装は、以下の通りです。

■長着と羽織は、白地の羽二重を黒に染めたものを着ます。夏の場合は絽の着物にします。

■五つ紋つきのものを選びます。通常は自分の家の家紋を使いますが、わからない場合は好みのデザインの紋で問題ありません。

■下着は白羽二重のものを重ねて着るのが正式です。ただし現在は「簡易比翼仕立て」になっていることがほとんどです。

■羽織の裏は色羽二重または絵羽模様などの額裏にします。

■羽織の紐は白の丸組みか平打ちのものを選びます。

■袴は仙台平の縞柄が正式で、縞の太さは細めが一般的です。袴の紐の結び方は十文字にします。仕立ては馬乗りのものが人気です。夏は絽の袴にします。

■帯は西陣織や博多織などの角帯で、柄は無地か紋織、献上柄のものにしましょう。色は薄い色を選びます。夏は絽や紗などを使った夏帯にしましょう。

■長襦袢は白羽二重または色羽二重のシンプルなものを選びます。半衿は白の塩瀬羽二重が正式です。

■足袋はキャラコ木綿や羽二重の白足袋を選びます。

■履物は畳表の雪駄にします。慶事の場合、鼻緒は白です。

■竹骨の白扇を手に持ちます。

【仏前式】

仏前式の場合も、先述した定番の服装(洋装)を押さえていれば大丈夫です。厳粛な式であるため華美すぎないようにしましょう。なお、お焼香をするため匂いには注意が必要です。香水は避けましょう。また、仏前式では数珠を忘れず持参してください。

結婚式に履いていく靴は?OKとNG

結婚式に履いていく靴はどのようなものが適しているのでしょうか。以下でOK例とNG例を見ていきましょう。

【OKの靴】

結婚式で履いていく靴は、「準礼装」の項目でもご紹介した「ひも付きのストレートチップ」がベストです。ストレートチップとは、その名の通り、つま先の切り替えがストレートで、一文字飾りのデザインになっている靴のことを指します。慶事用に1足持っておくとよいでしょう。

またスピーチなどを頼まれておらず、人前に出ないときはプレーントゥでも大丈夫です。プレーントゥとは、つま先に飾りがない基本的なデザインの靴を指します。なお色はいずれの場合も黒がフォーマルです。

【NGの靴】

まず、カジュアルすぎる靴はNGです。ローファー、スニーカー、ブーツ、サンダルなどは避けましょう。また「メダリオン」タイプの靴もカジュアルとみなされるためよくありません。メダリオンとは、つま先の部分に小さな穴がたくさん開いているデザインの靴です。

また殺生をイメージさせるヘビ革、ワニ革などのものは、フェイクであっても避けましょう。

結婚式に身に着けるネクタイなど、各アイテムのOKとNG

【ネクタイ】

ネクタイはシルバーグレーや白の無地のものがよいでしょう。披露宴であれば、派手すぎなければドットやストライプなどの柄物、パステルカラーなどの色がついたものも人気です。ただし柄物や色がついたものを選ぶ場合も、シックな質感を忘れずにしてください。なお蝶ネクタイもおすすめです。派手すぎなければ柄つきでも問題ありません。

【靴下】

靴下は黒いものを選ぶのがマナーです。短すぎて素足が見えてしまわないよう、ふくらはぎ程度の長さのものを選びましょう。白靴下、柄靴下、スニーカーソックスはカジュアルであるためNGです。

【ネクタイピン】

ネクタイピンはカジュアルすぎなければ、特に決まったマナーはありません。おしゃれな個性を演出したいところです。

【ポケットチーフ】

ポケットチーフはフォーマルなお祝いの場にぴったりです。色は白を基本にしましょう。折り方は「正礼装」の項目でもご紹介した「スリーピークス」が正式です。

【カフスボタン】

男性ならではのアクセサリー、カフスボタンは、昼と夜によって適したものが違います。昼の結婚式の場合は、白蝶貝で、台座が銀色か金色のものを選びましょう。夜の結婚式の場合は、黒蝶貝や黒のオニキスが使われているものがベストです。プラスチック製のものや紐式、チェーン式のものは避けましょう。

【腕時計】

本来結婚式に腕時計をして参列するのは「時間を気にしている」というニュアンスがあるため、失礼にあたるとされています。したがって、どうしてもという理由がなければ、着けていかないほうが無難です。

もし、腕時計着用が許容されるようなパーティなどで、どうしても腕時計を着用したい場合は、ブラック系のレザーベルトで、白・シルバー系の文字盤のものを選ぶとよいでしょう。

【バッグ】

男性の場合は、結婚式にバッグを持参しなくてもマナー違反にはなりません。スーツの内ポケットなどを活用するとよいでしょう。もしバッグを持ったほうが便利だという場合には、小さめのクラッチバッグがおすすめです。

色は黒、革製のものを選びましょう。ただしヘビ革やワニ革のものは殺生をイメージさせるためマナー違反です。なおビジネスバッグ、リュック、トートバッグはカジュアルであるためNGです。

【財布】

財布は、スーツの内ポケットに入れても膨らまないよう、薄いものがベストです。2つ折りのものは避けたほうがよいでしょう。色はブラックなど落ち着いた色のものを選びます。なお、靴やバッグと同様、アニマル柄のものやヘビ革、ワニ革など殺生をイメージさせるものはNGです。

結婚式で品格ある「男」をアピール!

今回は男性向けに、結婚式の服装マナーについて解説しました。いかがでしたか?おめでたい結婚式の場ですから、マナーを守って気持ちよく2人の門出をお祝いしてあげたいですよね。今回ご紹介した内容を参考に、マナーを押さえた服装で結婚式に参加してください。

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