
家を建てる。 ベタ基礎がもたらした効果
住宅の基礎は
阪神大震災までは
布基礎(ヌノギソ)
と呼ばれるタイプが主流でした。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 1451
- 5
- 0
-
いいね
-
クリップ
住宅の基礎は
阪神大震災までは
布基礎(ヌノギソ)
と呼ばれるタイプが主流でした。
断面が、逆T字型をしています。
築30年ぐらいの住宅は
大体このタイプですね。
柱を立てる
土台があるところに
基礎の立ち上がりがくる訳ですが
阪神大震災で
地面が動いたことで
この逆T字型が
換気口のところから割れたり
一部が沈んだりして
建物全体に
大きな影響を与えたんですね。
それと、昔の建物は
基礎のある場所以外の
広いスペースが
土のままに
なっていることが多くて
湿気を取りこんでしまい
建物を傷めていました。
そこで
ベタ基礎が登場したんですね。
今ではほぼ100%
住宅の基礎はこのベタ基礎です。
建物を20センチの厚みの
コンクリートの板の上に
乗せるようなイメージですね。
布基礎が線で支えようと
していたのに対して
ベタ基礎は
面で支えようとしています。
地震等で敷地に
不動沈下が起こっても
建物への影響を
押えることができます。
また地面に対して
コンクリートが全面に
蓋をするような形になるので
湿気を抑えることができます。
震災を機に
木造の構造も合板や金物で
どんどん強化されていきましたが
この基礎形状の変更は
とても重要な
変化だったと思います。
家を建てる前の
地盤の調査も義務化され
先日のブログ
「まずは、地盤調査から」
で触れたように
地盤が悪ければ
その程度によって
薬剤を入れて地面を固めたり
柱状改良といって
60センチぐらいの
丸い柱状のかたまりを
30~40本基礎の下に造って
地盤を安定させたり
するようになりました。
21世紀になって
地震活動が活発化してきました。
このリスクに対して
これだけやったら安心
という時代でも
なくなってきたようにも思えます。
考えられる対策は
取っておきましょう。
- 1451
- 5
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
家の傾きはどうして起こるの?主な原因と傾きチェックの方法をご説明しますLIMIA 住まい部
-
家に大きな被害を与える「抜け上がり」とは?原因や被害を確認LIMIA 住まい部
-
家の傾きの修理で行われる「ジャッキアップ」とは?費用や注意点LIMIA 住まい部
-
液状化現象が起きるとどうなる?原因から被害までメカニズムを紹介LIMIA 住まい部
-
外壁のひび割れは家が歪んでいるサイン? 考えられる原因と見極め方を紹介LIMIA 住まい部
-
地盤沈下が起きるとどのような被害があるの?修復方法から費用まで徹底公開LIMIA 住まい部
-
盛土して住宅を建てる場合のメリットや注意点を徹底解説!LIMIA 住まい部
-
家の歪みの原因をチェック!修理方法や費用までをトータルでご紹介しますLIMIA 住まい部
-
グラウト注入工法のメリットは?費用や注意点は?疑問を一気に解決します!LIMIA 住まい部
-
家が傾くこともある!?地震による地盤沈下のメカニズムとその影響LIMIA 住まい部
-
硬質ウレタン注入工法とは?施工にかかる費用や注意点LIMIA 住まい部
-
家の傾きを直す「アンダーピニング工法」とは?費用や注意点まとめLIMIA 住まい部
-
家の傾きの修理方法にはどのようなものがある?各工法をわかりやすく解説LIMIA 住まい部