『手洗い洗濯』って実際どうやるの?意外と知らない6パターンの洗い方を徹底解説!

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手洗い洗濯を極める!6通りの洗い方から脱水、干し方まで一気に解説

手洗いは洗濯の中でも繊維にもっとも優しい洗い方だ。少々面倒に感じることもあるだろうが、お気に入りの服を長く着続けるためにも欠かせないスキルだ。基礎知識と6通りの方法、干し方まで解説する。参考にしていただき、ぜひ役立ててほしい。

1. 手洗い洗濯をすべきかどうかの見分け方

その服が手洗い洗濯の必要があるかどうかを見分けるポイントはたったひとつ。洗濯表示だ。

「手洗い」の洗濯表示とは

洗濯表示には新旧がある。旧バージョンは洗濯桶に「手洗イ」の文字がある。これは「液温30℃を上限に弱い洗濯がいい(洗濯機は使えない)」という意味になる。

現行バージョンは洗濯桶に「手」のイラストがある。これは「液温40℃を上限に手洗い洗濯できる」という意味だ。

指定以外でもOK

洗濯機のみ、または洗濯桶のみのイラストだった場合でも手洗い洗濯は可能だ。部分的に付いたガンコな汚れを落としたい、機械的なダメージが不安というときは、手洗い洗濯をおすすめする。

一方でNGなケースも

NGなのは「×」が付いているケースだ。洗濯機も手洗いも含めてご家庭で洗濯できないので、クリーニングなど専門店にお願いしよう。

2. 手洗い洗濯をするなら揃えておきたいアイテム

手洗い洗濯で使用する、またはあると便利なアイテムを確認していこう。

洗濯桶

桶やバケツ、洗面器、場合によっては洗面ボウルやシンク、浴槽なども使うことがある。洗うものの大きさにもよるが、手洗い洗濯にしか使わない専用の桶をひとつ持っておくと、衛生面の不安が減るだろう。

ゴム手袋

漂白剤を使うときや、肌荒れなどが気になる方は炊事用のゴム手袋を用意しておこう。

スポンジ/歯ブラシ

後述するたたき洗いの際は、スポンジや歯ブラシがあるといい。ガンコなシミなどに洗剤や漂白剤を付けるときも役立つので、手洗い洗濯専用のものを備えておこう。

洗剤

「粉末洗剤」は洗浄力が高い。ガンコな汚れをキレイにしたいときに向いている。ただ、溶けにくいというデメリットも覚えておこう。「固形洗剤(石鹸)」は、部分的なシミや泥汚れだけを狙って落とす際に効果的だ。一方、もっとも使いやすいのは「液体洗剤」だろう。水に溶けやすくオシャレ着用の中性洗剤なら繊維にも優しい。粉末ほどではないが洗浄力もあるので、普段の汚れくらいなら十分だ。

柔軟剤と漂白剤

柔軟剤はお好みになるが、ふんわり仕上がる。それに抗菌成分が含まれているものなら部屋干しの生乾き臭対策にもなる。なお、漂白剤は酸素系と塩素系があるが、塩素系は漂白力が高い分、繊維へのダメージが大きい。色落ちなどのトラブルも想定されるため、白いTシャツなど使用する衣類を限定したほうがいいだろう。酸素系は、塩素系ほどの漂白力はないものの、繊維に優しく色柄物に使えるものもある。ケースバイケースで選んでいこう。

3. 手洗い洗濯6パターンと脱水、干し方のコツ

続いて、手洗い洗濯6パターンと脱水、干し方のコツを紹介する。

全体を洗う方法2パターン

■押し洗い
1.衣類は、汚れが外になるようにたたむ
2.桶に30℃ほどの水をはり、洗剤を溶かして衣類を浸す
3.手で「押す」「持ち上げる」を20〜30回ほど繰り返す
4.洗濯機で約30秒脱水する
5.水を入れ替え「3」の方法で2〜3回すすぎ、最後に「4」の脱水をする

手で絞ると繊維を傷めてしまうため、洗濯機でごく短時間、脱水するのがコツだ。

■振り洗い
1.桶に30℃ほどの水をはり、洗剤を溶かして衣類を浸す
2.衣類の両端をつまみ、左右前後に振るように洗う
3.水を入れ替え「2」の方法で2〜3回すすぐ
4.洗濯機で約30秒脱水する

薄手の衣類を手洗い洗濯する場合は、振り洗いが適している。セーターなど厚手のものは押し洗いを基本にしよう。

部分的に洗う方法4パターン

■つかみ洗い
1.衣類は、汚れが外側にくるようにたたむ
2.桶に30℃ほどの水をはり、洗剤を溶かして衣類を浸す
3.手で「握る」「離す」を繰り返して汚れを落とす
4.洗濯機で洗う(押し洗いでもOK)

やや厚めの衣類を、部分的にキレイにしたいときに向いている手洗い洗濯の方法だ。

■つまみ洗い
1.桶に30℃ほどの水をはり、洗剤を溶かして衣類を浸す
2.指先で汚れをつまんで落とす
3.洗濯機で洗う(押し洗いでもOK)

水に洗剤を溶かすのではなく、液体洗剤(原液)を汚れに含ませてつまみ洗いしてもいい。その際は「蛍光増白剤」が含まれていないものを使おう。

■もみ洗い
1.桶に30℃ほどの水をはり、洗剤を溶かして衣類を浸す
2.手で汚れをもむようにして落とす
3.洗濯機で洗う(押し洗いでもOK)

もみ洗いは襟、袖、靴下などガンコな汚れに適した手洗い洗濯の方法だ。つまみ洗いと同じように、液体洗剤(原液)を汚れに含ませてもみ洗いをしてもいい。

■たたき洗い
1.スポンジまたは歯ブラシに液体洗剤を付ける(原液のまま)
2.汚れを軽くたたくようにして落とす
3.洗濯機で洗う(押し洗いでもOK)

摩擦に弱い繊維、縮みやすい繊維などの汚れを落とすのに適した手洗い洗濯の方法だ。

干し方のコツ

手洗い洗濯をした衣類は「風通しがいい場所で陰干し」が基本になる。色あせが心配なものは裏返しておくといいだろう。干し方は大きく2種類ある。衣類の重さなどによって分けよう。

■平干し
平干しハンガーやピンチハンガーの上面などを使い、寝かせた状態で乾かす方法。ハンガーに掛けると重みで伸びてしまうものなどは平干しが適している。

■吊り干し
重みで伸びる心配がないものは、ハンガーに掛けて吊り干しでいいだろう。シャツは襟を立ててボタンを開いておくと風通しがよくなり、乾きやすい。また、ボトムスを干すならピンチハンガーを使って筒干しにすると乾きやすいので覚えておこう。

生乾き臭対策

部屋干しする際などは、扇風機などを使って風を送り、できるだけ早く乾かそう。また、お伝えしたように抗菌成分が含まれた柔軟剤を使うのも、生乾き臭対策になるのでおすすめだ。

4. 手洗い洗濯が難しいときは

手洗い洗濯を毎回するのは大変だし、時間に余裕がないと難しいこともある。そんなときは、洗濯機の手洗いやドライ、オシャレ着など優しく洗えるコースを使う方法もある。ネットに入れ、中性洗剤で洗おう。

ただし洗濯表示に「洗濯機」「洗濯桶」のイラストが描かれている場合に限る。これらがない衣類は、手洗い洗濯のみでキレイにしたほうが安心だ。

結論

手洗い洗濯にもさまざまなやり方がある。それぞれ適した繊維や汚れなどがあるので、迷ったときは読み返してほしい。手洗い洗濯は面倒に感じることもあるかもしれないが、一度身についてしまえば難しくはない。大切な衣類を長く着るためにも、ぜひマスターしよう。

投稿者:

ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

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