古民家のセルフリノベーションで、自分だけの空間を手に入れよう!

古民家を安く手に入れ、こつこつ自分でリフォームしながら再生を試みるドキュメンタリーのような暮らしに憧れたことのある人も多いでしょう。全てを自分で改修することはできなくても、少しでも自分たちで丁寧に手を入れることで、これからも長く暮らせる愛着のある家を造って行けたら嬉しいものです。

今回は、古民家のセルフリノベーション(セルフリフォーム)について情報をまとめました。

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■古民家のセルフリフォームにおすすめの箇所は?

古民家を改修する場合、セルフリフォームに向いている箇所と向かない箇所がはっきりと分かれる傾向があります。以下に紹介するのは、古民家の改修でセルフリフォームに比較的向いている箇所です。

■1.収納スペース

押入れなどを今風に使いやすく造り替えたり、壁面に棚などを設置したりして収納スペースに手を加えることは、古民家リフォームでも自分で行うのに向いています。古民家独特の雰囲気には木材の素朴な板などがしっくり馴染むので、収納を手作りする時にも大がかりな化粧やペイントが必要ない点もおすすめのポイントです。

■2.壁

砂壁を崩れにくい塗り壁に替えるなどのリフォームも自分で行うのに向いていますが、古民家では壁の面積も広い場合があります。欲張らず、無理のない範囲を決めてそこだけを自分で工事するなど、あらかじめ決めておくとよいでしょう。壁の傷みなどが少なければ、砂壁の上から簡単な下地処理だけで塗れる漆喰や珪藻土などの壁材も出回っています。

■古民家ゆえ、プロに任せたい部分もある

一般的な住宅やマンションであれば、既存の設備を改修するケースがほとんどになるため自分で手を入れられる範囲も広がります。しかし、古民家では現代の生活に即した設備が十分に整っていないことも考えられます。以下のような、設備を新たに設ける必要のある箇所などは、プロに依頼した方が無難でしょう。

■1.土間

広い土間を備えた古民家も多くなります。この土間スペースに、足りない水回りなどの設備をプラスするケースも少なくないため、そのような場合にはセルフリフォームでは手が回らないこともありえます。

■2.浴室

築100年を超えるような古民家の場合は、既存の浴室の形態そのものが現代での使用に向いていないこともあります。浴室内設備や給湯機器などをまるごと入れ替えることになりますから、そうなるとセルフリフォームは難しくなるでしょう。

■3.断熱リフォーム

古民家は、断熱工事などがされていないものがほとんどです。昔ながらの日本家屋は、元々風通しの良さを重視して作られていますから、屋根・壁・床の3方向からしっかりと断熱を行う必要が出てきます。作業も大がかりになりますから、プロの施工で確実に行った方がよいでしょう。

■4.瓦の葺き替えなど屋根のリフォーム

屋根はさすがに、一般の人ではリフォームが難しい箇所です。屋根の改修が必要な場合は、あれこれ考えずプロに依頼しましょう。

■古民家のセルフリノベーション事例

次に、古民家を実際にセルフリノベーションした例をご紹介します。

■事例 土間と水回りはプロにお任せ!室内設備をこつこつ自分でリノベーション

週末にのんびり過ごしたくて田舎の古民家を安く購入し、自分で改修した例です。急いでリフォームする必要がないため、自分で改修できそうにない水回りの新設工事と土間の改修はプロにお任せ。それらの工事が済んでから、半年かけて地道にセルフリフォームしていきました。

壁や天井は隙間風をよけるために殺風景なボードが上張りされていたため、まずはそれらを撤去します。古民家らしい立派な天井や砂壁が現れました。そして、リフォーム会社に打ってもらった土間のコンクリートの上から、自分でタイルを張っていきます。

同時進行で各室の畳を剥がしていくと、なんとその下から囲炉裏が2か所も出てきました。根太の上に合板を張り、その上に断熱材を設置し荒板を張って板の間に改修。一番奥の部屋だけに畳を残すことにし、そこだけは畳屋さんに新しく張り替えてもらいました。

さすがに面積も広かったため大変な工事となり、少しはプロの手を借りたかったと後で振り返っていますが、仕上がりには大満足。週末にこっそり訪れてゆっくり過ごせる隠れ家にふさわしい、手作り感あふれる家を実現できました。

■おわりに

古民家はセルフリフォームの手作り感が生かせる独特の雰囲気を持っていますから、自分でできる箇所は積極的に、かつ無理のない程度に手を入れていくとよいでしょう。しかし広い家などの場合は自分でやる箇所を決めておき、やり遂げられる範囲で欲張らずに計画を立てるとよいでしょう。

古民家のセルフリノベーションには、リフォーム会社との連携も大切です。知識が豊富で相談しやすいリフォーム会社を見つけて依頼するのがベストですが、すぐには見つからないこともあるでしょう。そんな時は、一括見積サイトでリフォーム会社を探してみる方法もおすすめです。

もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。

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