
缶詰は直火NG? 缶詰の正しいあたため方とお手軽キャンプ飯レシピ
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缶詰は直火NG? 缶詰の正しいあたため方とお手軽キャンプ飯レシピ
持ち運びしやすく手軽に食べられる缶詰は、キャンプでも人気の食品だ。開けてそのままでも充分おいしい缶詰だが、ちょっとあたためると格段においしさが増すものも多い。そのまま直火であたためたいところだが、直火でも大丈夫なのだろうか。今回は、缶詰のあたため方と、缶詰にちょい足しでできるキャンプ飯レシピを紹介しよう。
1. 缶詰の直火加熱はダメ? 樹脂が溶け出す危険性について
キャンプでは、火を起こして肉を焼いたり、米を炊いたり、お湯を沸かしたりする。缶詰も、起こした火であたためるかもしれない。あたためたほうがおいしい缶詰はたくさんあるし、缶を鍋代わりしてそのままあたためてしまえば、道具も少なくて済む。しかし、缶詰を直火であたためてはダメだといわれているのだ。
なぜダメかというと、缶詰の缶の内側は樹脂でコーティングされていて、直火で熱することによって、樹脂が溶け出す危険性があるからだ。樹脂コーティングの種類は製品やメーカーによって違い、溶け出す温度、成分、量、人体への影響などの正確な危険性については不明だ。しかし、樹脂が溶け出す可能性がある以上、缶を直火で熱しないほうが無難だろう。
2. これってダメ?缶詰の正しい加熱方法はメーカーの情報を参考にしよう
缶詰を直火で熱してはいけないとなると、どうやってあたためればよいのだろうか。缶詰メーカーのサイトを参考にして、考えてみよう。
直火でのあたためはダメ
缶詰メーカーのサイトでは、缶詰を直火で加熱することを禁止している。直火がダメな理由として「缶が破裂する危険」「缶が高温になる危険」といった内容が記載されている。
フタを開けてあたためることで破裂を避けたり、軍手などを使って高温に対応したりすれいいと思う人もいるかもしれない。しかし、缶詰メーカーとしては、缶詰が直火で加熱することを想定して作られていない以上、さまざまな危険を想定して禁止しているのだから、直火によるあたためは避けるべきだ。
容器を移し替えてあたためる
缶詰メーカーのサイトでは、缶詰を直火で加熱することを禁止しているが、その代替案として、鍋に移し替えて火にかけることを提案している。確かに鍋なら直火もOKだ。アルミホイルで容器を作ってもよいだろう。
湯せんであたためる
直火はダメだが、未開封の缶詰を湯せんであたためることは大丈夫なようだ。ただし、湯せんであたためた缶はかなり熱くなっているので、やけどをしないように注意する必要がある。
電子レンジでのあたためも注意が必要
キャンプで使うことはないだろうが、缶詰を電子レンジでそのままあたためるのはダメだ。金属製の缶のまま電子レンジに入れると、金属と電磁波が反応し、発火するおそれがあるので、電子レンジを使う場合は、必ず別の容器に移し替えてからあたためよう。
3. 缶詰にちょい足しで手軽に楽しめるキャンプ飯レシピ
持ち運びも管理もかんたんな缶詰は、キャンプ飯に活用したい食材だ。手早く作れて、味もおいしい缶詰を使ったキャンプ飯レシピを紹介しよう。ただし、缶詰の中身を鍋やアルミホイルなど、別容器に移し替えて調理しよう。
レシピ1【コーンバター】
おつまみにピッタリで、子どもにも人気のコーンバターは、シンプルな味付けなので、自分流にアレンジするのも楽しそうだ。
【材料】
粒コーン缶、バター、しょうゆ
【手順】
お好みで:黒コショウやマヨネーズをプラスしてもよい。
レシピ2【チーズタッカルビ風】
辛さとまろやかさがたまらないチーズタッカルビは、トロッととろけるチーズをまとった焼き鳥の味が絶品だ。
【材料】
焼き鳥缶(タレ)、コチュジャン、とろけるチーズ
【手順】
お好みで:キャベツや玉ネギを入れて火にかけ、5分ほどしてからチーズを入れてもよい。
レシピ3【サバのアヒージョ】
人気のサバ缶はキャンプでも大活躍してくれる。アヒージョは、軽く焼いたバゲットといっしょにいただこう。
【材料】
サバ缶(水煮)、オリーブオイル、チューブにんにく、鷹の爪、塩、コショウ
【手順】
お好みで:マッシュルームや貝、コンビーフ、焼き鳥(塩)などの缶詰でもよい。
結論
缶詰を直火であたためることは、缶の破裂などの危険性があるのでやめたほうがよい。直火がダメでも、小さい鍋やアルミ皿、アルミホイルなどを使えば、缶詰の中身はあたためられる。缶詰にちょい足しして、おいしいキャンプ飯もできる。缶詰を持って、楽しいキャンプに出掛けよう。
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オリーブオイルをひとまわし編集部
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