
IKEA家具を解体したい方へ|大型家具の解体のコツやポイントまとめ
IKEA家具は、【店舗でショールームを実際に見て、感動して、納得して購入してもらう】という他に【自分で持って帰って組み立てる】ことができる人はとってもお得になるという、あくまでもセルフサービスであることが根底にあります。
そのため各店舗とも大駐車場を完備し、荷捌きスペースも駐車場出入口すぐに用意されています。
自分で組立てる用の工具(FIXAシリーズ)もIKEA仕様のスペックで販売していますので(ドライバーの✙部分がIKEA仕様)サポート体制は万全です。
今回はIKEA家具をご自分で持ち帰り、組み立てた方向けに引越し時の家具解体への対応や注意点をまとめてみました。
解体にスポットをあてていきますが、これには理由があって組立には説明書がありますが、解体には説明書がないからです。
後ほど触れますが、解体は説明書を逆走するだけでは難しい場合もあり、今回は解体をメインに話を進めていきたいと思います。
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引越が決まった、この家具持っていける?
IKEA家具のメリットの1つである、フラットパックという梱包。
できる限り梱包を薄く積み重ねることができるように計算されています。
フラットパック梱包状態でお部屋の中に入れてから組み立てるので、間口などを気にすることなく大型家具を設置することが可能です!
それがいざ引越しとなると、お部屋の間口/玄関の間口/エレベータサイズ/搬入地の間口など多々ハードルを課されますので、間口を出せるサイズまで解体する必要があります。
そう解体ができればいいんです!
IKEA家具、ネットで調べたら解体できないって書いてたけど?
解体できないと言われる理由
IKEA家具が解体すると元には戻らないと言われている大きな理由が【木ネジ仕様】であることが挙げられます。
【木ネジ】とは木製のパーツにネジを直接留める工法のことで、一般的に1度ねじ込むと抜いた際にネジ穴が広がり、次に留める際の強度が保てないと言われています。
IKEA家具ではほとんどが【木ネジ】仕様になっているため、1度解体すると元には戻せないというネットの声が上がっているということです。
実際どうなの?
【木ネジ】を1度抜くことで強度が落ちるのは木の特性上、間違っていません。
しかしIKEA家具の【木ネジ】を留める部分は、他部分に比べ補強が施されていることが多く、ネジの抜き方さえ気を付ければ1度2度抜いたところで、再度組み立てができなくなる、家具としての強度が保てないというほどにはなりません。
しかし転勤が多く、何度もお引越しをされるという方もいらっしゃいます。
カグッコシ!でもお伺いしたお客様に『もう4度目なんです』などと言われることもありますが、解体している際に強度が落ちているかどうかは判断がつきやすいので、そういった場合は木工用パテで解体時に補強をし、組立時には乾いてネジを留めることができる強度を保った状態で組み立てを行っています。
IKEA家具の解体は説明書を逆走するだけ?
『解体って、組立の逆いけばイケるでしょ?』
大概の商品についてはその認識で問題ないのですが、1部の商品では逆走しただけでは解体が難しいものもあるのです。
説明書の逆走だけでは難しい主な家具を見ていきましょう。
IKEA PAXワードローブ
言わずと知れたIKEAの衣類収納として絶大な人気を誇る最強のワードローブPAXシステム。
システムというだけあって、購入方法も変わっていて基準となる箱(フレーム)を選び、中に取り付ける収納用パーツは全て別売りオプション扱いになります。
説明書は各パーツごとに別々で用意してありますので、説明書を逆走と言ってもそもそも何から見ればいいのか全く分からないかもしれません。
全て説明書取ってありますか?レシート残ってますか?
説明書がない場合、IKEA HPからPDF画像で見ることができますが、レシートが無いとそもそも何を調べたらいいかもわかりません、、、
そんな方のために、簡単に解体の順序を追っていきたいと思います。
IKEA PAXワードローブの解体
1つとして同じ組み合わせは無いと言ってもいい不思議な家具、PAXワードローブですが基本構造は全て統一されています。
まず基本となる箱(フレーム本体)があり、その箱に扉が付き収納用パーツが取り付けられていきます。
まずはじめに扉をすべて外しましょう。
1人が扉を外している間に1人は収納用パーツをすべて外しましょう。
複数の箱から出来上がっている場合は、箱同士の連結部分のネジを外しましょう。
分割されたら、そのまま搬出できそうな箱は解体せず搬出できそうにないサイズ(縦2m×幅1mくらいですと解体すべきです)の箱は板状に解体していきます。
その場合、必ず寝かすことのできるスペースを確保して箱の背板側を上にして寝かせましょう。
なぜに背板側を上にして寝かせるのか?それは背板が釘打ち仕様になっているからです。
『釘抜くの??』そうなんです、釘を抜いていくんです。
そんなに構えないでください。
今から最適な角度とコツをお伝えしていきます。
あまり大きすぎないインテリアバールという釘抜きを使用して、できる限り浅い角度でインテリアバールの先で釘の頭を掘り起こしましょう。
釘の頭を掘り起こせたら、あとはテコの原理で引き抜いてください。
注意点としてはバールのテコを使う際は側板に平行の状態であてがってください。
また引き抜いた釘は曲がっていることが多いので、組立時には必ず新しい釘を使用してください。
抜いた釘と大体同じくらいの長さと太さであれば、何でも代用して使うことができます。
この釘を抜く作業、釘を打つ作業は家具を組み立てているというよりも大工仕事に近い感覚で、リズムに乗れば楽しくなってくるはずです。
釘が抜けたらカムロックと呼ばれる接続金具を外していけば解体完了です!
最終はここまでの板状に解体しておくことで引越業者さんは運んでくれます。
箱のまま残すサイズなどは引越業者さんと打合せして決めましょう。
できる限り箱で残すことができ、その状態で引越業者さんが運んでくれるのであれば無駄な解体は避けましょう。
STUVAロフトベッド
STUVAロフトベッドは、説明書自体がキャビネット部分、デスク部分、ベッド本体部分の3部に分かれているため、解体する際どこから手を付けましょうかというスタートからのつまづきを経験させられます。
解体順序を説明書順に並べると、まずデスク部分を取り外し
ハシゴ部分を取り外し
すのこを外した後に、キャビネット部分とベッド本体を取り外します。
この作業は必ず2名以上で、1人はヘッドボード側(キャビネットがない方)を支えて、1人がキャビネットとベッド本体の接続を外していきましょう。
最終の解体パーツですが、机の箱部分、キャビネットは棚ごとの形で運べますので、これ以上解体せず、その他パーツは全て板状にまで解体する必要があります。
解体時における注意点
解体/再組立を行う上で、特に解体時に多く起こりえる事態として家屋の破損があります。
旧居を破損してしまえば退去費用に上乗せが発生することも多く、必要の無い出費になります。
まず解体する商品は壁から離すことで、壁への毀損を防ぐことができます。
床に対する養生ですが、フローリングであれば弊社ではキルティングという布地の敷物を大小サイズで用意して、家具+20cmくらいが乗るように敷き詰めます。
注意点
キルティングはあくまでもキズ防止の対策なので、打痕まではカバーできません。
大型の壁面収納家具を寝かせるときなどは、1人ができる限り浮かせながら大型家具の角を床につけないよう、ゆっくりとキルティングの上に置きましょう。
ネジはまとめておく
例えばPAXワードローブのスライド扉を解体した場合、ガラスパネルと3枚目の写真のように無数のパーツに分かれます。
実はこれだけ多くのパーツに分かれるのですが、1つの部品がなくなっただけでも組み立てができなくなってしまうのです。
正確には強度が保てなくなってしまい経年劣化を早めることになります。
必ず部品をまとめる用の段ボールなどを用意しましょう。
まとめ
解体時の各商品の注意点などは、別ブログにて紹介させていただいております。
今回は『IKEA家具の解体って思ったほど構える必要なさそうだな』と思っていただけるようにまとめていますので、実際に解体に挑まれて『ここはどうしたらいいんだ!』などの【困った】が発生しましたら是非LINE@相談窓口の相談窓口まで、困った部分の写真と共にお送りください。
9~18の間であればリアルタイムで専門スタッフがお答えいたします。
時間外であってもLINE@、メールどちらでもお写真付きでお送りいただけましたら翌9時以降に即ご返事いたします。
また、解体途中からでも組立途中からでもカグッコシ!ではご依頼をお受けすることが可能です。
お気軽にお問合せください。
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