１日の疲れを癒す場所だからこそこだわりを詰め込んで！“浴室の在来工法”について

在来工法で浴室にもこだわりを

今回ご紹介する事例では、「在来工法」という施工方法で壁と床に施工主様のお気に入りのタイルを貼ってリフォームしました。数多くのデザインタイルの中からお気に入りのタイルを選ぶのも楽しく、オリジナル感が高まります。
浴室リフォームの方法は、大きく分けると「在来工法」と「ユニットバス」の２種類があり、以前は在来工法で作られることが多かった浴室も、現在ではユニットバスが主流となりました。ユニットバスとは壁や天井・床・浴槽などのパーツを現場で組み立てて設置する方法です。既製品の中からお好みのデザインを選ぶことになるため、デザインの自由度が低いことから、浴室のデザインにこだわりたい方は在来工法を選択します。
そして今回ご紹介する事例で採用した在来工法とは、日本で古くから行われてきた伝統的なもので、現場で防水工事を施し、すべてを一から造作する方法のことをいいます。“すべてを１から作る”ということからわかるように、今回の施工事例のように同じものがどこにもない、自分仕様のバスルームに仕上げることが可能なのです。

在来工法が選ばれる理由

ユニットバスでの浴室リフォームが主流となっているのは、在来工法での浴室リフォームと比較すると、リフォームにかかる日数が短く、費用も安く抑えることができるケースが多いためです。
また、ユニットバスはタイル目地が少ないデザインのものが多くなっていることから掃除がしやすく、以前より水はけが良く乾燥しやすい素材の開発も進んでいることも大きなポイントとなっています。このように浴室のリフォームでユニットバスが主流となっている中でも在来工法が選ばれているのは、浴室の面積をはじめとして、使用する材料などの制約が少なく、現場で一から施工することによって自由に浴室をデザインすることができるからです。
出来上がったパーツを組み立てて作るユニットバスとは異なり、浴室の空間の中で窓の大きさや扉の位置だけでなく、浴槽の形、床や壁のタイルの色、水栓金具などの細部まで自由に選択し、オリジナルの浴室を完成させることができるのです。

在来工法がおすすめのケース

在来工法はご自身のオリジナルの浴室にしたいという方だけでなく、浴室が特殊な形状をしている場合や、手すりや浴槽の高さにこだわってバリアフリーにしたい場合、長持ちする浴室にしたいという場合にもおすすめの施工方法です。

また、ひのきのお風呂や大理石で高級感のあるお風呂にしたいなど、使用したい素材が決まっているという方は在来工法となりますので、お気に入りの素材を使ってフルオーダーメイドの浴室を手に入れましょう。

浴室リフォームのタイミング

浴室のリフォームを行うのは、デザインにこだわりたい、使い勝手が悪いという理由だけでなく、築年数が長くなったことによって衛生面や安全面の心配がある場合にもリフォームを行うタイミングが訪れます。

特に浴室が冬になると寒くて辛いという場合や、脱衣場と浴室の間に段差があってつまずくことがよくある場合、床が滑りやすい場合などはそのままでは危険なので、早急にリフォームをすることを検討しましょう。

このほかにも、浴室にひび割れや落ちない錆がある、洗っても落ちないカビや水垢がある、定期的に掃除をしているのに排水しにくい、床がたわんできているなど目に見えるトラブルがある場合には、リフォームを検討することをおすすめします。

また、水を多く使用する浴室において注意しなければならないのは、カビやサビなどの目に見えるトラブルだけではありません。

水はけが悪くなったまま放置することが多くなると、見えない部分に腐敗などが起こっている場合も少なくありません。本来快適であるべき浴室が危険な空間になってしまう可能性もあり、腐敗が進行しているとリフォームにかかる日数や費用がかさんでしまうことがあるため、そうなる前にリフォームするのがベストなのです。

リフォームで理想の浴室に大変身

ひと口に浴室のリフォームと言っても、リフォームの方法には今回ご紹介した在来工法で作るもの、パーツを組み合わせて作るものがあります。在来工法とユニットバスのどちらの工法を選ぶのかは、「浴室のどのような点にこだわりたいか」という施工主様のご要望によって決まります。

浴室のリフォームを考えているという方は、まずは浴室に対してどのような不満があるのか、こだわりたい部分がある場合にはどのようにしていきたいのかを明確にしていき、最適な方法でリフォームを行いましょう。

「好みの浴室にリフォームしたいけれど、何を選んでどのようなリフォームを行ったら良いのかわからない」という方は、ぜひリノベーション東京にご相談ください。理想のデザインの浴室が完成するように最適な方法をご提案します。

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