自分に合ったおたまで料理を快適に！人気メーカーおすすめおたま8選

突然ですが、おたまの正式名称をご存知ですか？　なんと、びっくり！　「お玉杓子（おたまじゃくし）」と言います。一説には「お玉杓子（おたまじゃくし）」がもともとの言葉で、カエルの子を「おたまじゃくし」と呼ぶようになったとか……。最近では英語名での「レードル」と呼ばれることも多くなりましたね。

おたまの選び方

おたまは料理をするときに、ほとんど必ずといってよいほど頻繁に使用するキッチンアイテムなので、何よりも「使いやすさ」が重要になります。基本的なデザインがほとんど変わらないおたまですが、最近ではさまざまな素材や大きさ、機能性に優れたものがたくさんあるので、選び方のポイントも踏まえて是非参考にしてくださいね♪

おたまを素材で選ぶ

ナイロン製

ナイロン製のおたまは値段が比較的にリーズナブルに購入することができ、軽くて丈夫です。テフロン加工やフッ素加工されたフライパンやお鍋に使っても、傷つけることなく使用することができます。また、熱伝導率が低いので、料理中に熱くて触れない！　などの心配がありません。

しかし、耐熱温度はおよそ150度程度なので、火をかけたままずっと鍋などにいれると溶けたり、形が変形してしまうことがあります。

ステンレス製

ステンレス製のおたまの特徴といえば、シンプルでスタイリッシュなデザインであること。キッチンに同じステンレス製の調理道具が並べられているととてもおしゃれですよね。ステンレス製はつなぎ目がないものが多いので、洗いやすいです。劣化も少ないので、長持ちするキッチンアイテムです。

しかし、熱伝導率が高いので、料理中に鍋などにつけておくと熱が伝わって持ち手の部分が熱くなってしまいます。やけどをしないように注意してください。また、フッ素加工された鍋やフライパンを傷つけてしまうことがあるので、表面を傷つけないように、気を付ける必要があります。

シリコン製

シリコン製のおたまは柔らかく、軽くて扱いやすいのが特徴です。柔らかさゆえに、フライパンや鍋などを傷つけることなく、鍋底などの料理をかき集めるのが楽ちんです。また、色のバリエーションも豊富で、デザイン性の高いものが多く、キッチンがカラフルで明るくなります。耐熱性も高く、炒め物にも使いやすいです。

デメリットは色や匂いが移りやすいこと。そして、油がつくとなかなかぬめりが取れないということがあるので付け置き洗いをするなどの工夫が必要になります。

木製

木製のおたまはある温かみがあり、ナチュラルで趣のある存在感はキッチンをおしゃれに引き立てます。鍋やフライパンを傷つけにくく、熱伝導率も低いので安心して使うことができます。味噌汁やスープ、炒め物などを調理するときに便利ですよ♪

ただ、木製も素材の特性ゆえに、色や匂いが移りやすいです。また、吸湿性があるので湿気やすく、カビや雑菌が繁殖しやすいので、十分に水気を切って乾燥させる必要があります。

おたまを機能性で選ぶ

深さ

おたまには「深いおたま」と「浅いおたま」があり、どういった料理に使うのかによって深さの選択が変わってきます。深いおたまは大きな具材もたくさんすくうことができるのでカレーやシチュー、汁物、フルーツポンチなど幅広く使うことができます。浅いおたまはあくが取りやすく、底に残った料理もすくいやすいので煮込み料理やお鍋などに活躍します。

サイズ

おたまのサイズは使用する鍋やフライパンなどの大きさに合わせて選びましょう。サイズ別にいくつか揃えておくと、料理によって使い分けができるので便利ですよ♪

さまざまなデザイン

おたまの中にはより使いやすく、より便利に工夫されたものがたくさんあります。機能性に優れたおたまの形状にも注目してみてください。

●横口タイプ：横広のおたま。両側が細くなっているので、注ぎやすさが抜群です。

●穴あきタイプ：おたまの底に穴が開いているおたま。汁を残し、具材だけをすくいたいときに便利。

●スプーン型／縦長タイプ：先端部分が縦長状またはスプーンのような形状のおたま。かき混ぜるときに便利。

●目盛付きタイプ：内側に目盛りが刻まれたおたま。調味料を手早く図りたいときに便利。

●自立タイプ：底が平らになっているおたま。スペースを有効活用したい方におすすめ。

おたまの人気メーカーおすすめ商品８選！

スタイリッシュで高品質な〔ティファール〕の《インジニオ》シリーズ

調理器具のトップメーカー〔ティファール〕の《インジニオ》シリーズ。食器洗い機の使用が可能で、食材の色移りがしにくく、汚れが落ちやすい素材が採用されています。赤と黒を基調としたスタイリッシュなデザインで、鍋の淵から滑らないようにシリコーンストッパーが付いています。

おしゃれでかわいい〔OTOTO〕のおたま

〔OTOTO（オトト）〕はイスラエルはテルアビブのアートスクールで出会った二人のデザイナーによって設立されたブランド。ネッシーや白鳥をモチーフとしたかわいいデザインが多く、どのデザインも自立できるようになっているなど、実用性も兼ね備えています。

シンプルで洗練されたデザインの〔柳宗理〕

20世紀に活躍した日本を代表する工業製品デザイナーの柳 宗理氏が手掛けたブランド《柳宗理》。丈夫で錆びにくい高品質のステンレス素材が採用されており、つなぎめがないシンプルなつくりは洗いやすく、お手入れもしやすいです。

卓越した技術と伝統的な木工工芸技術をもつ〔宮島工芸製作所〕

世界遺産にも指定された広島県の宮島にある《宮島工芸製作所》。一つ一つ丁寧に人の手によって作られているため、ひとつひとつに味わいを感じることができます。木の質感が温かいサクラ材が使われています。サクラ材はとても堅く、耐久性に優れているので長きにわたって使用することができます。

使いやすいおたまでお料理を楽ちんに！

おたまを一つとっても、さまざまな素材や形、大きさ、機能があります。いつも使っているお鍋やフライパンなどに合わせておたまを選び、使いやすさを追求しましょう！　料理や用途に合わせていろんな種類のおたまを揃えるとさらに効率的に調理することができますよ♪　自分に合ったおたまでお料理を楽しく快適にしてくださいね。