【奥さま、映画の時間です #11】GWは映画を観よう！心温まる「家族の絆」映画5選

1.父子の絆に感動『アイ・アム・サム』

知的障害を抱え7歳の知能しかもたない主人公サムは、自身の娘ルーシーと幸せに暮らしておりました。ところが、ソーシャルワーカーによってサムがルーシーを育てるのは困難と判断を下され、ルーシーは施設に保護されてしまいます。サムの生きがいともいえる愛娘のルーシー、そんな失意にくれる彼の前にある敏腕弁護士が現れます。作品全体を包むザ・ビートルズの優しいカバー曲が感動的な親子のストーリーを美しく演出してくれております。

知的障害を乗り越え、娘ルーシーとの強い絆は涙なしには語れません。ぜひ、親子でご覧になっていただきたい一作となっております。

2.定番のジブリ映画『となりのトトロ』

ご存知『となりのトトロ』です。一度ならずも何回も観たことがある、という方も多いのではないでしょうか。田舎に引っ越してきた草壁家の長女サツキとその妹メイを中心に、子供しか見ることができない謎の生物トトロとの触れ合いを通して家族の絆も描いています。

病床の母に会いたい一心でメイは一人で母親に会いに行ってしまいます。健気なその姿は涙なしには語れません。子供だからわかること、子供だからできる体験、いろいろありましたよね。大人になって改めて観てみるときっと新しい発見があるかもしれませんよ。

3.嘘つきお父さん『ライアー・ライアー』

主人公フレッチャーは「嘘」で無罪を勝ち取る一流弁護士、どんな時でも得意の嘘で切り抜けてきました。私生活でも嘘ばかり重ねるフレッチャーに愛想をつかした妻オードリーは愛する息子のマックスを連れて家を出てしまいます。マックスの誕生日パーティーもすっぽかしてしまったフレッチャーは適当な嘘でごまかします。マックスは「パパが嘘をつきませんように」と神に願い、なんとその願いが叶ってしまいフレッチャーは嘘がつけなくなってしまいます。嘘がつけなくなったフレッチャーはその日から人生は一変、果たして……。

フレッチャーは嘘ばかりつきますが、息子への愛は本物です。心温まる親子の絆を描いたクライマックスを観ることができるので楽しみにしていてください。

4.恐怖のホロコーストでもめげない親子の絆『ライフ・イズ・ビューティフル』

ロベルト・ベニーニ監督・主演・脚本の名作中の名作になります。前半は愛する妻とのラブコメディーですが、物語後半は恐怖のホロコーストが舞台となっています。ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに一目惚れし、熱心なアプローチの甲斐もあり結婚。子供も生まれ幸せなひと時を迎えます。しかし、ナチスドイツによるユダヤ人の迫害が始まり親子は収容所へ送還されてしまいます。おびえる息子ジョズエに対しグイドは「これはゲームだ」といって嘘をつきます。

息子を怖がらせないために持前の陽気な性格でやさしい嘘をつくグイドの姿にきっと奥さまはクスリと笑いながらも心が温まるはずです。恐怖のホロコースト、例えそどんな状況でも希望を捨てずに注がれる息子への深い愛は涙なしには語れません。「家族っていいね」と改めて思わせてもらえる一作となっています。

5.家族は大変『家族はつらいよ』

日本を代表する映画監督、山田洋二の新シリーズとなります。結婚50年を目前に控えた平田周造、富子の夫妻。周造が誕生日プレゼントを妻に尋ねると、富子が求めたものは「離婚届」でございました。熟年離婚をテーマに夫婦を中心に子供たちも大慌て、すぐに家族会議が開かれるが、離婚問題をはじめそれぞれの不満が爆発してしまいます。

熟年離婚がテーマと聞くと重く感じてしまうかもしれませんが、全体的にコメディタッチに作られており、非常に見やすく作られています。家族のドタバタを経て、改めて「家族」の大切さが理解できますよ。

せっかくのGW、家族の絆を映画で深めましょう

いかがでしたでしょうか。父と娘、姉妹、父と息子、夫婦、家族映画と一言で言っても様々な家族の愛の形がそこにはあります。どの作品も、かけがえのない家族の大切さを映画で再認識できるはずですよ。

せっかくのゴールデンウィーク、もちろん家族旅行も楽しいですが、ゆっくりお家で家族そろって映画を観る、そんな日があってもいいかもしれません。

それでは、あなたが映画との出会いによって人生がより豊かになりますように、ごきげんよう。

●ライター　ロックス

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