焼杉に包まれた優しい木の家

ご夫婦二人のための都市型住宅です。1階には、4.5畳の土間、玄関収納を兼ねた内玄関、小上がりの畳スペース、書斎。拘りのキッチンは業務用で、幅3メートルのアイランドと壁付きの二列型。2階には、坪庭に面した在来工法の浴室、吹抜・中庭を内包した寝室。27坪とコンパクトな計画でありながら、多様性に富んだ空間構成となっております。

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Photo by Hiroshi Ueda negoro-arch.com
北側道路に面した敷地。玄関は左脇の奥に構え、路地に惹き込まれるような設え。そのまま南側のお庭に通り抜けることができます。間口が狭い敷地ながらも、人の歩く距離を長くすることにより、奥行きのあるアプローチを演出しようと考えました。
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南側の縁側に縦格子を嵌め込むことにしました。大きな3枚の建具。可動式で、片側に引き寄せることができます。プライバシーが保たれ、防犯も安心です。夏場は、避暑対策としても活躍してくれます。もちろん格子を開ければ開放的になり、暖かい陽射しを採り入れることもできます。
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玄関を入って正面の風景。目の前にはキッチンがあります。奥さまは、料理が大好き。美味しいものを作ることが何より幸せ。ゆくゆくは、ここで小料理屋さんでもやろうかと。玄関を入ると、女将さんの笑顔が待っている。そんな構えです。
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土間は路地に面しており、掃き出し窓を開ければ、外部と一体的に使えます。小上がりの下には、長物の資材も入る大容量の床下収納。左手の豊かな緑は、お隣さんのお庭。借景として眺めさせてもらっています。
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玄関収納。靴、コート、傘はもちろんのこと、ご主人の趣味である日曜大工の工具も仕舞います。正面には手洗い。お出かけ時の身だしなみ、帰宅時の手洗いはもちろんのこと、大工作業時にも活用できるポジションに構えております。手洗い左手には引戸があり、そのままLDKにウォークスルーできる裏動線にもなっています。靴を脱ぎ履きする内玄関になっているので、靴が土間空間に散らかることもありません。
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業務仕様のキッチンをオリジナルで特注しました。もちろんオールステンレス。側面は、業務用でよく使われている「No.4」仕上げ。天板は、傷が気になりにくい「バイブレーション」仕上げに。長さ3メートルのアイランドと壁付きの二列型。ミーレのビルトインオーブン、大型の食洗機、超・強火力のガスコンロ、捕集率99.8%の強力なグリーン排気、などの充実した設備。
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和室からLDKを見た景色です。コンパクトな住宅ゆえ、床の間を設けるスペースがなかったので、吉野杉(耳付)の板を浮かせた飾り棚を設けました。
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キッチンの上部は、2階の中庭に面した吹抜になっており、明るい陽射しを取り入れるとともに、和室からは青空や星空を見上げることができます。
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階段を上がって、手前に水廻り、次に吹抜、中庭、寝室が並んでいます。寝室に辿り着くまでの道のりが長いようにも思いますが、歩く動線を長くすることによって、コンパクトな住宅ながらも空間が大きく感じます。
吹抜を見下ろした様子。中庭を介して、1階のキッチンや和室に明るい陽射しを届けます。
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中庭に面した窓は、全開するとサッシが全て袖壁に引き込まれる大開口。寝室と中庭、さらには吹抜とが一つの空間として一体になり、プライバシーを気にすることなく、都心でありながらも開放的な広がりを感じられます。
2階の坪庭に面したサニタリー空間。坪庭は、洗濯物干場としても活用。外から洗濯物が見られることはなく、街並みにも貢献しています。坪庭の外壁を縦格子にすることで、光を取り入れるとともに風通しも良くしています。
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坪庭から浴室を見た様子。ユニットバスではなく在来工法。坪庭を眺めながら寛ぐことができる空間。清潔感と上質感を醸し出し、ホテルライクな空間を演出しています。
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お庭に面した開口部は、全開するとサッシが全て袖壁に引き込まれる大開口。リビングには、ソファを置かずにハンモック。優雅な佇まいとなっています。
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ヒトとヒト、モノ、場所、記憶、そして未來。建築を通じて様々な事象を紡ぐ|素材の探求を通じて職人文化と現代の暮らしを紡ぐ建築のあり方を追求します|二拠点(東京と京…

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