自分らしいオーガニックライフとは?〔おもちゃ箱〕で叶える心地良い暮らし
“オーガニック”という言葉、最近よく聞かれるようになりましたよね。気になってはいても「日常に取り入れにくそう」「自分にあったものを選ぶのが難しそう」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、オーガニック商品を取り扱って15年以上という〔株式会社 おもちゃ箱〕の広報・小澤希さんに、日常に寄り添うオーガニックアイテムについてお話を伺いました。
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わくわくするような社名の〔おもちゃ箱〕ってどんな会社?
〔株式会社 おもちゃ箱(以下、おもちゃ箱)〕は1986年に設立されました。当時、幼稚園の園長をしていた創業者がシュタイナー教育と出会ったことをきっかけに、シュタイナー教育教材や木製おもちゃ等の輸入卸売りをする会社として誕生。そこから「母親が使うもの」や「子どもが触れるもの」へと商材が発展し、現在はオーガニック洗剤・食品・化粧品・コットン等の幅広いアイテムを取り扱っています。
今回お話を伺った広報の小澤希さんは、2歳の息子さんをもつお母さん。お子さんとの生活のなかで、無理なくナチュラル&オーガニック製品を取り入れているのだそう。
子どもに与えるおもちゃは、自然素材の方が良い?
〔おもちゃ箱〕のなかでも歴史ある商品の一つが〔STOCKMAR〕の《みつろうブロッククレヨン》。みつろうには自然の抗菌力があると考えられていて、手にもつきにくく、クレヨン特有の臭いもしません。
「このクレヨンは、実は創業者の個人輸入からスタートした商品なんです。みつろう製という安全性に加えて、その透明感のある美しい色彩に惚れ込み、当時経営していた幼稚園の子どもたちに使わせたい! と取り寄せたのがきっかけだったそうです」(小澤さん)
〔STOCKMAR〕の《みつろうブロッククレヨン》は、“水彩絵の具のように、色を重ねて別の色を生み出すことができる”という特徴があります。その繊細な美しさゆえに、プロのアーティストにも人気が高いのだそう。
「子どもの成長に、色彩はとても大事だと考えています。“色を楽しんで学ぶ”ということをお絵かきのなかで自然に行い子どもの創造性を育ててくれるので、今でもロングセラーの商品になっています」(小澤さん)
〔おもちゃ箱〕では、他にも子どもの創造性を育ててくれるおもちゃを多く扱っています。
「例えば《お山のつみ木》は、木の自然な形を生かして作られたブロック。皮や手触りがそのまま残っていて、ひとつとして同じものはありません。さまざまなものに見立てられるので、創造性を刺激してくれる上、飽きずに長く遊べます。また《手作り人形キット》は顔が書いていないお人形なのですが、子どもが表情を想像しやすいようにわざと表情がないんです。そのときの遊びや気持ちを投影して、“いま楽しんでいるところ”“悲しい顔をしている”と子どもが想像しやすいんですね」(小澤さん)
だからといって「すべてがナチュラルなおもちゃである必要もない」と小澤さんは続けます。
「リアルな作りのおもちゃは、モノを覚えたり社会の理解に役立つので大切です。実際に、息子はいまゴミ収集車のミニカーが大好きで手放さないほどなので、ゴミ収集のお仕事や社会の仕組みなどを学ぶ良い機会になっています」(小澤さん)
以前より身近になった“オーガニック”という存在
オーガニック商品の先駆けとも言える〔おもちゃ箱〕ですが、ここ数年で、オーガニックはより身近な存在として広まってきていると小澤さんは言います。
「15年程前のオーガニック商品が出はじめのころは、まだ種類も少なく、質感やコスパ的にもベストとは言えないものが多かったかもしれません。地球や自然環境のことを考えたり、体質で悩みのあったりする人がその良さを知って選ぶという感じでしょうか。でも最近は、商品の種類も格段に増え、質も上がり値段も下がってきました。そのおかげで以前よりもシンプルに“商品として良いから”と生活に取り入れられる方が増えたように感じています。また、自分のからだにあったものを使い続けることが、長い目でみればコスパが良いということも多いんですよ」(小澤さん)
実際、肌に触れるものや口にするものが自分に合っているかは、そのときの年齢や体調、季節にも左右されるもの。いろいろと試していくなかで、“自分にとって心地良いな”と感じるものを長く使っていれば、結果的に治療代や他の費用がかからずに済むなど、自分にもお財布にもやさしい選択になったりするのだとか。
そうは言っても、何から試したら良いかわからない……という場合も多いですよね。小澤さんに、初心者におすすめのオーガニックアイテムについて聞いてみました。
「最近では、普段の健康を見直すために“まずは口にするものからオーガニックを試そう”と考える方も増えています。そういった方々におすすめなのが、オーガニックハーブティーです。“カフェインを抜きたい”“アレルギーに対応したハーブを試したい”と選ばれる方も多いですよ。実際に飲み物の習慣を見直してみると“いつもより調子が良いかも?”と感じて、他のオーガニック商品も試してみる、という方が多いですね。飲みやすく香り豊かなものがたくさんあるので、ぜひお好みのオーガニックティーを探してみてください」(小澤さん)
生活のすべてがナチュラル&オーガニックでなくても良い
オーガニックやナチュラルが良いと思っても、生活のすべてを切り替えるのは難しいですよね。オールナチュラル&オールオーガニックを目指さず、一部を取り入れるだけでも良いのでしょうか。
「もちろん大丈夫です。肌トラブルの予防に食器用洗剤や衣服用洗剤のみオーガニックにするなど、気になる部分から試すと良いですね。食事については、むしろ100%オーガニックを目指すと苦しくなってしまうので、こだわりすぎないようにしています。食事は楽しくおいしくをモットーに、人付き合いも大切にしています。お子さんの食事についても、成長するとスナック菓子などを口にする機会も増えるとは思いますが、幼いころに家庭で良い環境を作っていれば大丈夫。成長するにつれて、何が自分にとって良いか理解できますし、味覚の好みも戻ってきます。良いものを知っていれば、自分で調整できるようになるんですよ」(小澤さん)
好きなものを感覚で選ぶのと同じように、オーガニックを手にとってほしい
オーガニックは、本来自然で当たり前だったもの。しかしそうは言っても、現代社会で暮らす私たちは、ケミカルの良さや便利さの中で生活しています。
「“オーガニックをベーシックに”と〔おもちゃ箱〕では言っています。理想はオーガニックの良さも知りつつ、必要な部分はケミカルでも補う。コスメや食品を選ぶときにも、オシャレだから、おいしいから……で選ぶのと同じように、オーガニックを取り入れてみてほしいと思います。実際に自然素材のものを使っていると“好きだなぁ心地良いな”と感じることがあるはずです。そうやってどんどん“オーガニックだから”を超えた選択肢の一つになっていけば良いなと思います」(小澤さん)
〔おもちゃ箱〕の商品はウェブストアでも見ることができる他、自由が丘に直営店もオープンしています。心地良い空間へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗情報
〔omochabako 自由が丘店〕
●住所 東京都世田谷区奥沢5-24-7 GREENHILLS自由が丘1階
●最寄り駅 自由が丘駅南口 徒歩3分
●電話番号 03-6421-4021
●営業時間 11:00〜20:00
●定休日 年中無休(お盆、年末年始除く)
●ライター キリガヤアスミ
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