雨に強いウッドデッキの種類って?お手入れ方法も紹介!
ウッドデッキを購入・設置する際は、ウッドデッキに使用する木材の種類の特徴を把握しておくことが重要です。さらに、木材は必ず経年劣化するため、定期的なお手入れも欠かせません。
ウッドデッキは気候の影響を受けやすいため、木材にこだわる必要があります。しかし、「ウッドデッキに使用される木材の種類を把握していない」「お手入れ方法がわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ウッドデッキに使用される各木材の特徴や長所・短所、さらにお手入れ方法を解説します。新しくウッドデッキの設置を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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1.ウッドデッキは雨風や紫外線によって劣化する
ウッドデッキは屋外に設置されるものであるため、ある程度の耐久性を持つように設計されています。ただし、耐久性にも限度はあり、日を重ねるにつれて少しずつ劣化します。
劣化の原因は、主に「雨風」や「紫外線」です。
雨風
ウッドデッキは、風をともなう雨にさらされることにより劣化します。
水分がウッドデッキに染み込むと、木材の腐食やカビが発生してしまうおそれがあります。
腐食は、木割れやトゲ・ささくれを引き起こします。ウッドデッキを裸足で歩いているときに、ケガをするといった二次被害にもつながりかねません。
紫外線
ウッドデッキは、四六時中紫外線にさらされています。
紫外線は晴天の時だけでなく、曇りで太陽が隠れているときでも発生します。
紫外線によってウッドデッキは徐々に色褪せて、変色もしくは色が薄くなります。
2.人工木と天然木で耐久性が異なる
ウッドデッキは前述したように屋外に設置されるものであるため、雨風や紫外線による劣化を防ぐことはできません。ただし、劣化の進行具合はウッドデッキに使用する木材の種類によって異なります。
ここでは、ウッドデッキに使用される主な木材の種類である、人工木と天然木について解説します。
2-1.天然木のソフトウッド
天然木には二つの種類があり、一つがソフトウッドと呼ばれる種類です。
ソフトウッドには、主に針葉樹が使用されており、多くのウッドデッキに使われています。
名前の通り、材質が柔らかく、加工がしやすい点が一番の特徴です。
また、価格が安く費用を抑えてウッドデッキを設置することに適しており、人気があります。
一方、ソフトウッドは柔らかさがあるため、耐久性に欠ける点が短所です。
腐食や退色、害虫の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスを行わなければ2~5年で腐ってしまうことも考えられます。
そのため、ソフトウッドをウッドデッキとして使用する場合は、腐食を防止するための処理を定期的に施さなければなりません。
ソフトウッドで主に流通している木材には、SPF材が挙げられます。
SPF材とはスプルース(Spruce/トウヒ)パイン(Pine/松)ファー(Fir/もみの木)のことで、それぞれの頭文字をとり、SPF材と呼ばれています。
SPF材そのものの耐久性は低いものの、腐食を防ぐために「防虫腐食薬品」の処理や防水塗装を行っているものがあります。
ウッドデッキとしてソフトウッドを選ぼうと考えている方は、防腐塗装が行われているものを選ぶようにしましょう。
2-2.天然木のハードウッド
天然木の木材でソフトウッドと対を成す木材が、ハードウッドです。
ハードウッドは熱帯広葉樹から作られた木材であり、ソフトウッドと比べると耐久性があります。また耐虫性や腐食対策にも優れており、硬く重いという特徴があります。
耐久性の高さは、木材自体の「密度」に関係しています。
ハードウッドの繊維は非常に細かく、繊維同士の隙間が小さいため、虫などにも食べられにくく長持ちします。
ハードウッドは長く使える分、経年変化によってシルバー色へと変化します。
木材らしいブラウン色は失われる反面、独特の味わいがある色が人気を集めています。
一方で、衝撃に強く耐久性に長けている分、加工がしづらいというデメリットがあります。
非常に硬い木材のため、DIYなどでウッドデッキを加工しようと考えている方は注意しましょう。
また、ハードウッドの木材とされる「イペ材」「ウリン材」などは森林保護によって伐採量が制限されているため、材料費がかさむ傾向にあります。
2-3.人工木
人工木は、耐久性をはじめとした様々な性能に長けている、木粉と樹脂(プラスチック)を混ぜ合わせてできた木材です。
人工木は、天然木の腐食のしやすさを改善するために開発された木材で、数多くある木材の中で一番の腐食しにくさを誇ります。
また、耐久性にも優れささくれができないため、安全性にも長けています。
人工木では経年変化が起きることは少なく、汚れなどが付着しないかぎり、色はほとんど変わりません。ただし経年劣化はするため、古くなると樹脂木部分が割れてしまう可能性があります。
上記のように多くの長所がある人工木ですが、大きな短所として、「日光が強く気温が高い日は表面が非常に熱くなる」という点が挙げられます。
人工木は樹脂製であることから、熱を吸収しやすいことに加えて逃がしにくい性質を持っています。そのため、夏などはウッドデッキを素足で歩くことはほぼ不可能となります。
ウッドデッキを素足で歩きたいと考えている方は、夏場の表面温度のことを考慮しましょう。
※人工木材「彩木」は熱伝導率が低く、熱を溜めにくいため他の人工木よりは熱さを感じにくいメリットがあります。また、木粉も一切含んでいないのでささくれたりカビの発生の心配もありません。
3.雨に濡れたあとのお手入れが重要
どの種類のウッドデッキにおいても、雨に濡れたあとはお手入れが必要です。
耐久性に長けている木材を使用している場合であっても、日を重ねるにつれて汚れも蓄積するため、ウッドデッキを設置する際は、こまめなお手入れを心がけましょう。
天然木と人工木では、それぞれでお手入れ方法が異なります。
ここでは、それぞれのお手入れ方法について解説します。
▼天然木のお手入れ方法
・掃き掃除
ほうきで砂埃を落とし、落としきれなかった砂などは竹串や針金を使って取り除きます。
・拭き掃除
雑巾がけを行って、目立つ汚れを拭き取ります。
定期的なメンテナンスとしては、水掃除を行いましょう。水でウッドデッキを濡らして、デッキブラシでこすって汚れを落とします。
掃除後は影を作らず、全体を日光に当て乾燥させることも重要です。乾燥が不十分だと腐食する原因となります。
・ささくれ処理
天然木ではささくれが生じます。
素足で歩く場合などは特に足に刺さる危険があるため、紙やすりや電動サンダーを使って削りましょう。
▼人工木のお手入れ方法
・掃き掃除
人工木は腐食しにくい木材であるため、拭き掃除のみでお手入れが終了します。
汚れが目立つ場所があった場合は、雑巾がけで該当箇所をこすって汚れを落とします。
定期的なメンテナンスとしては、天然木同様、ウッドデッキ全体を水で濡らしてモップでこすります。
掃除後は水分を拭き取る必要はなく、自然乾燥で問題ありません。
4.MINOの「彩木ウッドデッキ」は雨に強い!
MINOが提供している「彩木ウッドデッキ」は、天然木を模した人工木を使用しています。
彩木ウッドデッキでは、紫外線による樹脂の劣化を防ぐ光安定剤を含んだ特殊塗料が使用されているため、人工木の中でも抜群の耐久性を誇ります。
耐候性は圧倒的で、30年間分の紫外線を浴びた場合であっても美観を維持することを検証しています。
また、人工木の唯一の短所とされている「熱の感じにくさ」についても対策が行われています。
彩木ウッドデッキでは、熱容量と熱電伝達率の小さいウレタン樹脂を使用することで、冷たさや熱さを感じにくい構造となっています。
そのため、夏場でも子どもが安心して触ることができます。
さらにお手入れのしやすさも従来の人工木と変わらないため、自宅にウッドデッキの設置を考えている方は、MINOの「彩木ウッドデッキ」を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ソフトウッドやハードウッドなどの天然木は、木目などの木特有のぬくもりがある反面、お手入れに手間がかかり劣化をしやすいという特徴があります。
木粉と樹脂でできている人工木は、木のぬくもりを感じにくいものがある中でまるで本物の天然木かのようなデザインをしているものもあります。
加えて、お手入れにも手間がかからず劣化しづらいため、家庭のウッドデッキに採用しやすい木材であると言えます。
MINOの彩木ウッドデッキは、人工木の長所をそのままに短所を改善した製品です。
ウッドデッキの設置を考えている方は、ぜひMINOの「彩木ウッドデッキ」を検討してみてください。
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