遠隔操作で除雪作業に成功 NTTドコモ東北支社と福島県昭和村が公道で実証実験

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 19
  • 0
  • 0
  • いいね
  • クリップ

 

 NTTドコモ東北支社(仙台市)は、冬季の平均降雪量が10メートルを超える特別豪雪地帯に指定されている福島県昭和村と、村内の公道でドコモ回線を活用した「除雪車の遠隔操作」の実証実験を2月25日に行い、成功したと発表した。

 道路の除雪作業は住民の暮らしを守るために欠かせないが、作業者の高齢化や担い手不足で業務継続が危ぶまれている。

 実証実験は、昭和村が所有する除雪車に、制御装置やネットワーク機器、カメラなどを装着し、約400メートルの公道を遠隔操作で運転し、除雪した。遠隔操作でエンジンスタートを行うことで暖機運転でき、通常、除雪車の中で30分程度待機する時間の削減と作業者の負担軽減につながることも確かめた。

 昭和村の舟木幸一村長は「安心・安全を確保する上でも除雪は非常に大事な課題。最先端技術をどんどん導入しながら、新しい村づくり『先端的過疎の村』を目指していきたい」と話した。

 既存の車両が使えることで、昭和村と同じ課題に直面する地域にも応用できるとし、ドコモ東北支社の田中和裕法人営業部長は「日本全国、極端な話、東京からでも操作できる」と話している。

 ドコモは今回の実証実験の成果を踏まえ、「高速大容量」「高信頼低遅延」「多数同時接続」という第5世代移動通信システム(5G)の特徴を生かし、遅延なく遠隔操作し、高精細な映像確認、作業での危険検知機能、障害物の事前システム反映など、安全性や正確性、操作性向上のための先端技術の発展に取り組む、としている。

 

  • 19
  • 0
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

美味しい、楽しい、きれい、格好いい、珍しい、行ってみたい、美しい、なるほど~、ふむふむ、感動~な話題を毎日お届けする「OVO オーヴォ」。美味しいものを食べて、…

ovo【オーヴォ】さんの他のアイデア

コラムのデイリーランキング

おすすめのアイデア