【2023】一升炊き炊飯器のおすすめ20選｜安いモデルやメリットも解説

一升炊き炊飯器のメリットとは？

一升炊き炊飯器とは、文字通り最大一升分のご飯が炊けるサイズの炊飯器。一升炊きと聞くと「何合分なのか？」など、ピンとこない人もいるかもしれませんが、10合分の量です。一般的な炊飯器の量としては最大の大きさなので、合う家庭も限られてきます。

まとめ炊きできるので共働き世帯や大家族に

一升炊き炊飯器が向いているのは、4〜5人以上で構成されている家族や3世帯の家族。

忙しい共働き世帯も、一升炊き炊飯器でまとめて炊いて冷凍しておけば、食事準備の手間が省けるのでおすすめです。

省エネで電気代の節約にも

一升炊き炊飯器の大きなメリットは、一度にたくさんのお米が炊けることです。ご飯を冷凍保存して毎度炊く必要がなくなれば、電気代の節約につながります。

『象印』の圧力IH炊飯器のホームページや商品情報欄に記載されている消費電力を例に計算（※）してみると、一升炊きで1回炊飯したときの消費電力は約5.1円。そして、5合炊きの1回の炊飯時の消費電力が、約4.9円。

これらを総合して考えると、5合の炊飯器で2回炊くよりも約4.7円お得になるのが、一升炊き炊飯器のメリットです。

※ 電気代は1時間あたりの消費電力（kW）×使用時間（時間）×料金単価（円/kWh）で計算しています。

一升炊き炊飯器の選び方5ポイント

続いては、一升炊き炊飯器を選ぶ際のポイントを解説。同じ容量でも、機能面や内釜の素材などの違いで価格が変わってきます。これらを踏まえて、選定しましょう。

サイズ＆重さ

一升炊き炊飯器を購入する前にまず考えておきたいのが、サイズや重さ。一升（10合）分を炊くとなると、どうしても3合や5合の炊飯器よりも大型になります。そのため、キッチンなど置きたい場所に置けるサイズなのかきちんと確認しておくことが大切。

また、持ち運びや掃除することを考えて、重すぎると不便に感じることも。そのため、使いやすさを考慮して5kg程度の軽量のモデルを選ぶのもおすすめです。

それぞれお米の仕上がりが異なる加熱方法

炊飯器の加熱方式には、IH方式・IH圧力方式・マイコン方式・ガス方式の4種類があります。おいしいご飯を味わいたい、光熱費を節約したいなど、目的によって適した方式が違います。どの方式が一番自分に合うかを確認しておきましょう。

【値段の安さとおいしさ】IH方式

IH方式の炊飯器は、内釜自体を発熱させ、全体に熱を加えて炊飯するのが特徴。お米ひと粒ひと粒芯までしっかりと熱を伝えて、ムラなくふっくらと炊き上げてくれます。

また、炊き分けや保温などの機能が充実。値段も高額すぎないため、お米がおいしく炊けてお求めやすい価格なところもメリットです。ただし、高火力に耐えられるようにしっかりとした内釜を採用しているため、重くなる傾向があります。

【ご飯のおいしさを追求】IH圧力方式

IH圧力方式は、通常のIHに圧力機能を備えたタイプの炊飯器。IHの加熱でさらに上から圧力をかけることで、炊飯時間を短縮できます。

また、短縮したからといって味が落ちることはなく、芯まで熱が通りふっくらでもちもちとしたおいしいご飯に炊き上がりに。ただし、圧力機能がついている分、値段が高額になります。

【低価格】マイコン方式

マイコン方式は、内釜の底にあるヒーターで加熱する加熱方式。昔からあるタイプなので、値段が安く手に入れやすいのが特徴です。

一方で、加熱されるのが下の方からなので、炊飯器の釜によってはうまく熱が均等に伝わらず、炊きムラが起こることも……。大きすぎない3合以下のサイズの炊飯ならムラなく炊き上がります。

【光熱費節約】ガス方式

ガス方式とは、電気ではなくガス栓につないで使う炊飯器のこと。高火力で一気に炊き上げることができるので、電気よりも短時間でご飯が炊けます。直火炊きならではのおこげを楽しめるでしょう。また、電気を使用せず素早く炊き上げるので、光熱費の節約にも。

ただし、現在は電気炊飯器が主流になっているので、ガス方式を取り扱っているメーカーが少ないです。また、ガス栓につながなければならないので設置に少々手間がかかるでしょう。オール電化の家庭では使えないのもデメリットです。

炊飯時間やおいしさに影響する内釜の材質

炊飯時間と炊き上がったご飯のおいしさを左右するのが、内釜の材質。メーカーや機種によってさまざまな素材があるので、目的やライフスタイルに合わせて材質を選びましょう。

【炊飯時間の短縮】鉄や銅などの金属タイプ

鉄や銅などの金属釜は、炊飯時間の短縮に適しており、炊きムラを軽減させる効果があります。

鉄は特に発熱性にも優れているので、大火力で一気に加熱しふっくらと炊き上げてくれるでしょう。銅は、素早く全体にムラなく熱を伝えます。

ただし、特に鉄製の釜はほかの素材と比べて重いと感じることもあります。大量のお米を毎日炊くなど、頻繁に利用する家庭は、普段の使いやすさも考慮すると◎。

【おいしさにこだわる】土鍋や炭タイプ

よりご飯のおいしさにこだわるのなら、土鍋や炭タイプの内釜を選ぶのがおすすめ。どちらも遠赤効果が高いので、熱をじっくりと伝えます。また、蓄熱性も優れているので、お米本来の甘みや旨みを引き出す効果が期待できるでしょう。

炭タイプは遠赤効果のほかに熱伝導率も高いため、炊飯短縮できて冷めにくいです。

土鍋は電源を切った後でも保温効果を保てます。

どちらも、ほかの素材と比べると耐久性は弱く、時にひび割れしたり欠ける可能性も……。そのため、取り扱いには十分注意が必要です。

【炊飯時間短縮&軽い】ダイヤモンドやアルミタイプ

ダイヤモンドやアルミ素材の内釜も熱伝導率が高いため、炊飯の時間短縮効果が期待できます。また、紹介する内釜の素材の中でも比較的軽量で、扱いやすいのも特徴。

ダイヤモンド釜は、主にダイヤモンド粒子を含んだフッ素でアルミをコーティングされていることが多く、耐久性に優れています。そのため、釜の中でそのままお米を研いでも傷つきにくいです。

ただし、アルミ素材のみの内釜は硬いご飯に仕上がることが多いので、水の量を多めにする調節が必要です。

料理好きなら炊飯モードのほか、調理機能の有無に注目

一升炊飯器を選ぶ際にも注目していただきたいのが、搭載されている炊飯コースや調理機能。早炊きや炊き込みご飯などの炊き分け、ケーキなどレシピ付きの炊飯器があります。

おこわ・赤飯などの炊き込みモードや炊飯コース

近年の炊飯器には、安価なマイコン方式でも便利な炊飯コースや機能が備わっています。たとえば炊き上がりのご飯の硬さを数段階で変えられる機能は、カレーや丼ものなどに適した硬さや好みに合わせられて便利。

そのほかにも、玄米や無洗米、十穀米などお米の種類に合わせた炊き分けができるものもあります。また、早炊きやエコ炊きなど目的に合わせた炊飯コースを搭載しているものも多いです。自分にとってどの機能が必要かでも選定しましょう。

ケーキやおかずなどの調理機能

煮込み料理やケーキなどの調理機能を搭載しているものも多く、その炊飯器でできるおすすめレシピが付属されている機種もあります。

炊飯器で料理ができると、必要な材料を釜に入れて炊飯スイッチを押すだけで簡単にできます。簡単なので、初心者にも挑戦しやすいでしょう。子どもがいる家庭でもこの調理機能は大活躍します。

置き場所を選ばない蒸気レスや蒸気カット機能

蒸気口から出る蒸気は、カビや家具の汚れ、子どもやペットのやけどにつながることも……。

近年では、そんな蒸気の悩みを軽減するような、蒸気レスや蒸気カット機能を搭載した機種もあります。炊飯中に発生する蒸気がほとんど出ないので、カビや家具の痛み、やけどの心配がほとんど心配ありません。

子どもやペットがいたり、置き場所を選ばない炊飯器を探している人は、蒸気レス機能を検討するのも良いでしょう。

保温機能でご飯のおいしさをキープ

一升分のご飯を炊くと、すぐに消費できない日もあるでしょう。そんなときのことを考えて注目したいのが保温機能。最近では、ただ保温するだけでなくおいしさをキープしたまま保温する機種も多くあります。

なかには、AIを搭載していて、ご飯の残量を計測して自動で保温する高性能なものも。また、保温温度や時間まで細かく設定できる炊飯器を選ぶのがおすすめです。その日によって最適な保温状態を保つことができるでしょう。

パーツの少なさがポイント！お手入れのしやすさに注目

一升炊きの炊飯器となると、大きさや重さもあがり、洗う部品の数も増えます。マイコン方式はシンプルな構造ゆえ、分解する部品も少ないのが特徴。日々のお手入れがしやすいものが良い人は、マイコン方式を選ぶのもありです。

また、内釜にフッ素加工がされていると、お米がこびりつきにくいため洗いやすくておすすめ。

一升炊き炊飯器のおすすめメーカー

ここからは、一升炊き炊飯器を扱っている人気メーカーを紹介します。それぞれ特徴があり、選定する基準にもなるので、どんな機能があるのかなどを参考にして選ぶのがおすすめです。

炊飯器メーカー1. タイガー

『タイガー』の炊飯器の大きな特徴は、内釜が土鍋仕様になっていること。かまど土鍋炊きの優しい泡立ちを実現した“ご泡火（ほうび）炊き”は、お米に弾力を持たせてもっちりとした食感に炊き上げます。

また、通常のIHジャーにも高加熱で芯からふっくらと炊き上げる“剛火IH”を搭載。銅を使用した内釜を採用したり、おかずとの同時調理もできるなど、機能も充実しています。

炊飯器メーカー2. 象印

『象印』の炊飯器の特徴は、圧力IHかまど炊きの激しい炎のゆらぎを実現した“炎舞炊き”。底にある6つのIHヒーターが釜の中に激しい対流を起こし、ご飯をよりおいしく炊き上げます。また、炎舞炊きの集中加熱を活かした“豪炎かまど釜”は鉄を仕込んでおり、厚めに設計されているので熱を逃しません。

通常のIH方式にも、ご飯の甘みを引き出す“プラチナ厚釜”や強火で旨みを引き出す“豪熱沸とうIH”の機種があり、十分おいしいご飯が味わえる工夫がしてあります。

マイコン方式の一升炊き炊飯器は1種類のみですが、厚さ4mmの『黒厚釜』を採用しており、芯までふっくらとしたご飯に炊き上げるでしょう。

炊飯器メーカー3. パナソニック

『パナソニック』の炊飯器の特徴は、IH方式やIH圧力方式に搭載されている“おどり炊き”。大火力IHと可変圧力で釜の中のお米を激しくおどらせることで、ひと粒ひと粒に熱を通します。対流を激しく起こすことで、お米を芯まで加熱して甘みやもちもち感を引き出します。

最高級モデルでは、お米の鮮度・銘柄・出来栄えを見極めて炊き分ける“おまかせ見極め炊き”も搭載。一年中新米のようにおいしいご飯が食べられるでしょう。

通常のIH方式でもダイヤモンド銅釜を搭載しており、発熱性と熱伝導に優れているため、ふっくらとしたご飯に炊き上げられます。

炊飯器メーカー4. 日立

現在『日立』で取り扱っている一升炊き炊飯器はひとつのみで、圧力IHタイプ。IHの発熱効率を高くする釜を使用しており、さらに圧力をかけて炊き上げます。また、蒸気を抑えるので置き場所を選ばないのも魅力。

大容量炊飯器としては嬉しい機能つきです。また、多彩な炊飯コースなど機能も充実。日立で最高級モデルになると5.5合の“圧力&スチーム ふっくら御膳”になりますが、一升炊きの機種も圧力をかけるので、十分おいしいご飯を楽しめるでしょう。

一升炊きの炊飯器おすすめ人気19選

ここからは、一升炊き炊飯器のおすすめ人気を19選紹介します。一升分でも変わらない高性能なものや、リーズナブルな機種まで厳選しました。

タイガー｜圧力IHジャー炊飯器 炊きたて ご泡火炊き JPI-G180

タイガー｜IHジャー炊飯器 炊きたて JKT-L180

タイガー｜圧力IHジャー炊飯器 炊きたて JPI- H180

タイガー｜マイコンジャー炊飯器 炊きたて JBH-G182

象印｜圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-LA18

象印｜圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-PS18

象印｜IH炊飯ジャー 極め炊き NW-VB18

象印｜マイコン炊飯ジャー　極め炊き NL-DS18

パナソニック｜スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX181

パナソニック｜スチームIHジャー炊飯器 SR-STS181

日立｜圧力IH炊飯ジャー RZ-G18DM

アイリスオーヤマ｜米屋の旨み 銘柄炊き IHジャー炊飯器RC-IE10

アイリスオーヤマ｜米屋の旨み 銘柄炊き 圧力IHジャー炊飯器RC-PA10

三菱｜備長炭 炭炊釜 NJ-VVC18

東芝｜真空圧力IH炊飯器 RC-18VXR

東芝｜マイコンジャー炊飯器 RC-18MSL

リンナイ｜直火の匠 タイマー・ジャー付きガス炊飯器 RR-100MST2

リンナイ｜こがまる RR-100VQT

パロマ｜ステンレスタイプ PR-18EF

一升炊き炊飯器のおすすめ比較一覧表

一升炊き炊飯器をライフスタイルに合わせて活用しよう

一升炊き炊飯器は、大家族や一気にたくさん炊きたい人におすすめのサイズ。

なかには、大容量でも少量の炊飯モードが搭載されている便利な機種もありました。そのため、選ぶ際はライフスタイルを考えて、必要であれば一升炊き炊飯器をうまく活用しましょう。

炊飯器に関する記事をチェック

※記載しているカラーバリエーションは、2021年12月現在のものです。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2021年12月）に基づいたものです。
※記事内の口コミは、LIMIA編集部の調査結果（2021年12月）に基づいたものです。
※記事内のデータは、LIMIA編集部の調査結果（2021年12月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。