狭い部屋でもソファがほしい!ソファベッドのメリットとデメリットをきいてみた

みなさんはベッドやソファにどのようなこだわりがありますか。一人暮らしで部屋が狭い場合、ベッドとソファの両方を置くスペースが足りない……そんな時に便利なのがソファベッド。ソファベッドの使い心地は実際どうなのか。ソファベッドのメリットとデメリットについて20〜30代の一人暮らしの男女に聞いてみました。

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人生の3分の1を占めるといわれている「睡眠」。睡眠の質は翌日にも影響するため、寝具にこだわる人は多いものです。快適さを求めれば「ベッド」にしたいところですが、それだと部屋の狭さが際立ってしまう……。そんな時「ソファベッド」の選択肢が浮かんできます。

今回は一人暮らしをしている20〜30代の男女の方にアンケートを実施。ソファベッドの利便性や、寝具を選ぶ時に何を重視しているのか聞いてみました。

■目次
1. あたなは「ベッド」派?それとも「どちらも持っていない」派?
2. 「ベッド」と「ソファ」のどちらも揃えたい人は7割以上
3. 一人暮らしの「ソファベッド」は狭いスペースの有効活用に最適
4. 「疲れが取れなさそう」「清潔感が無さそう」という意見が過半数
5. ソファベッドのメリットは「2Way」と「スペースの有効活用」
まとめ

1. あたなは「ベッド」派?それとも「どちらも持っていない」派?

一人暮らしでソファとベッドを持っていますか?という質問に対し「ベッドのみ持っている」と答えた方は6割以上。寝る場所に関しては布団やソファベッド、マットレスなどさまざまな選択肢がありますが、なぜベッドを選択するのでしょうか。

■「ソファも欲しいが、寝るためにベッドを優先した。ソファを置くスペースがない。」(20代女性・正社員)

日々の疲れを癒すため、寝心地を優先してベッドを選ぶ人が多いようです。

■「ベッドがソファー代わりになるからです。だからソファーはいりません。」(20代女性・派遣社員)

■「ベッドに座ったりしているので、今のところソファは必要ないかなと感じています。」(20代女性・正社員)

ソファはベッドで代用しているという意見も多く見られました。確かに場所の節約になりますし、そのまま寝転がることができるので便利ですよね。

次に多かった意見は「どちらも持ってない」でした。

■「部屋が狭くなるのでベッドもソファも持っていません。布団とこたつで十分です。」(30代男性・正社員)

■「寝具は布団で十分。部屋が狭いので家具は邪魔だし、長期間住むことを考えていないので処分にも困る。」(20代女性・学生)

「部屋が狭いからスペースを取られてしまうような大きな家具は置かない」と考えたり、数年後に引っ越しすることを前提にしているため、大型の家具を買うことは控えているという人が多いようです。大きい家具があると引っ越しも大変だし、仮に粗大ゴミとして捨てる場合は有料になってしまうことを考えれば、「ベッド」ではなく「布団」は賢い選択かもしれません。

2. 「ベッド」と「ソファ」のどちらも揃えたい人は7割以上

ソファ、ベッドのどちらかをお持ちの方にもう一方が欲しいかをお聞きしたところ、なんと7割以上の方が「はい」と回答しました。スペース的な問題でどちらひとつを選んだものの、ベッドだけ、あるいはソファだけだと不便なこともあるようです。

まずはソファが欲しい方の意見を見てみましょう。

【ソファが欲しい】

■「ベッドしか持っていないと友だちが遊びに来た時にベッドに座らせることになってしまうのでソファも欲しい。」(30代男性・正社員)

■「ベッドは持っているがそれとは別にくつろぐことのできるソファが欲しいと思うことがよくある。しかし一人暮らしで部屋も狭く、お金も余裕がないため学生のうちの購入はあきらめている。」(20代学生・女性)

確かに来客時にソファがあるといいですよね。ひと昔前はソファは高級品という印象がありましたが、最近は手に入りやすい価格でおしゃれなデザインのソファも多いため、場所と費用の問題さえクリアになれば手に買いたい考えている人は多いようです。


また、食後やテレビを見る時にくつろぐ場所としてソファが欲しいという意見も。少数派ですがゆっくり足を伸ばせるオットマンも欲しい、と考えている方もいました。

【ベッドが欲しい】

■「ソファで寝るとまったく疲れがとれないので、ベットが欲しいとすごく思います。」(20代女性・パート・アルバイト)

睡眠に適している「ソファベッド」でない場合マットレス機能などが不足しているため、横になっても十分な休息がとれない場合があります。そういった際にベッドが恋しくなるようです。

では「いいえ」と答えた方の意見も見てみましょう。

【ベッドで十分派】

■「一人暮らしでベッドを持っていますが、ソファは欲しいと思いません。ソファは使う時が無いと思います。」(20代男性・正社員)

■「ベッドだけ持っていますが、それだけで十分便利な生活を送れているから。」(20代女性・派遣社員)

20〜30代の大半の方が「ベッドはあるがソファはいらない」と考えているようです。ソファベッドという選択肢はあまりされていないように感じました。

3. 一人暮らしの「ソファベッド」は狭いスペースの有効活用に最適

今回調査した中ではおよそ2割の方が「ソファベッド」を使っていると回答しています。ベッドでもソファでもない「ソファベッド」の利点とはなんでしょうか。

■「急な来客があってもソファベットならすぐに対応出来るので購入してよかったと思います。」(30代男性・派遣社員)

■「ワンルームなので腰掛ける場所と寝る場所とを兼ねられるのは、部屋を広く使えていいと思った。」(20代女性・正社員)

ソファベッドは名前の通りソファにもベッドにも変形できる家具。来客時はソファ、就寝時はベッドとして使用することで場所の節約になり「来客者をベッドに座らせたくない」という悩みも少し和らぐかも。

反対に使用していない方は「ベッドとしての機能が半減しそう」という意見が多く見られました。詳しくみてみましょう。

■「ベッドの機能性にはあまり優れておらず、疲れが取れそうにないから。」(20代女性・正社員)

■「ベッドの下に収納スペースが欲しかったので、ソファベッドを買う選択肢はなかった。」(20代女性・正社員)

睡眠の質を気にしている方はやはり多いようです。また、部屋が広くなければそれだけ収納の場所を確保することも難しくなるので「ベッド下の収納」にこだわる方もいるようです。

そのほかに「ソファベッド」ならではの意見もありました。

■「ソファベッドに憧れていたが、ソファーとして使う部分のみ片寄って凹んでしまうから。」(20代女性・正社員)

ベッドの半分だけ凹んでしまうと寝にくくなってしまいそうですね。寝相が悪い方だと、そのまま転がって落ちてしまうかもしれません。

4. 「疲れが取れなさそう」「清潔感が無さそう」という意見が過半数

一人暮らしのデメリットで1番多かったのは「疲れがとれなさそう」というもの。睡眠時の疲れがとれないと日々の生活に支障が出てしまうかもしれません。みなさんはどのように考えているのでしょうか。

■「寝たことがありますが、本当のベッドと比べるとやはり寝心地は落ちます。」(20代女性・正社員)

■「ソファベッドは楽ですが、マットレスなど敷けないので堅いのが嫌です。」(20代女性・無職)

■「やはりベッドでないと、規則正しい生活ができないのではないかと思います。」(20代女性・正社員)

寝心地が落ちると安らぐことができません。ソファベッドはマットレスを敷くことができないので、硬さを選ぶこともできないことに不満のある方は多いようです。

また「ソファベッドはおしゃれではないし中途半端」と厳しい意見も見られました。

■「おしゃれさもありませんし、中途半端な存在です。それであれば、ソファーを置いて床で布団を敷いて寝ます。」(30代男性・正社員)

「ソファベッド」は、一般的にインテリアをきちんと考えたいこだわり派の方からの支持を得られていないようです。

また、5人に1人が「マットレスを干すことができない」からソファベッドを使いたくないと考えています。

■「清潔感が無い。時々ならいいが、みんなが座るところに寝るのは汚い気がする。」(20代女性・学生)

いつも寝る場所は清潔感を保ちたい。そう考えている方が多くいます。

そのほかにこのような意見もありました。ソファとベッドの併用はできますが、そもそもソファベッドはほかの家具よりも大きいもの。だからこその悩みも多くあります。

■「引っ越しの際の新たな部屋への搬入が一番のデメリットだと思います。部屋に入ってしまえば特にデメリットに感じることはありません。」(20代男性・正社員)

多くのデメリットが挙げられました。睡眠時に疲れがとれないと疲れがたまってしまう一方なので、きちんと確認してから購入することをおすすめします。また、最近はお手軽におしゃれな家具を取り扱う店が多いため、探してみると意外と掘り出し物が見つかるかもしれません。

清潔感についても意見は分かれるところですが、ソファカバーを購入したり除菌スプレーを使うなどで対応することができそうです。

5. ソファベッドのメリットは「2Way」と「スペースの有効活用」

スペース的なこと以外、デメリットが多いように感じる「ソファベッド」ですが、使用することの利点もあります。最も多かった意見は「ソファとしてもベッドとしても使える」こと。その理由を見てみましょう。

■「雑誌を読んだりくつろぐことができるので、ソファとしてゆっくり座れるのは嬉しい。」(20代女性・学生)

■「やはり疲れている時はそのまま倒れ込み、寝ることができる点。」(20代女性・正社員)

「ベッドだと気が咎めるようなだらだらとした行為も、ソファベッドなら気兼ねなくできるからいい」との意見。やはり気兼ねなくゆっくりとくつろげるスペースが自分の部屋にあるといいですよね。

次の多かった回答が「部屋のスペースの有効活用になる」というものでした。

■「ワンルームで寝室が無いので、部屋を有効活用するためにソファベットを買いました。」(30代男性・派遣社員)

■「一人暮らしで部屋はそんなに広くないので、ベットとソファが一緒になったソファベッドだとスペースもとらなくていい。」(30代女性・正社員)

■「ワンルームだとベッドもソファも置くにはスペースが十分でない。ソファベッドは使い方が融合しているのでスペースの有効活用には最適だと思う。」(20代女性・派遣社員)

ソファもベッドも欲しいけど、スペースが足りなくて置くことはできない。そんな時、ソファベッドならその夢を叶えてくれます。生活スペースも確保できて、ストレスのない生活を送れそうですね。

「2Wayで機能性が高いから便利」という意見から「高機能家具は男のロマンだ」というユニークな意見もあり、ソファベッドに対して好意的な意見を持つ人も少なくないようです。

まとめ

「ソファベッド」は部屋が狭くてスペースの使い方に悩む人の味方。映画や小説をゆっくり堪能したい時や食後にのんびりしたい時にソファベッドがあれば心地よい生活を送ることができそうです。

ただし「疲れがとれなさそう」という意見もあったように、寝心地が合わないといつまでも疲れがとれないといったこともありえます。またソファベッドはマットレスとして洗うこともできないため、清潔感が気になる方には使いにくいかもしれません。

省スペースの利便性をとるか。ゆっくりと体を休められる寝心地を優先するか。個々のライフスタイルや部屋の空間とのマッチングのほかに、何を求めるかで選択は別れてきそうです。ソファベッドのメリット・デメリットを十分に理解したうえで購入を検討してみてくださいね。


アンケート実施日:2017年3月24日(金)
対象:20〜30代の男女(独身で一人暮らし中の方)正社員、個人事業主、パートアルバイト、学生の方
アンケート総数:50

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