簡単・時短に掃除ができる方法は?コツからモチベーションの上げ方まで、現役主婦に聞いてみた
掃除は面倒なもの。できることなら、ささっと終わらせたいものです。そこで今回は「お金をかけずに、簡単に、すぐに掃除が終わる」コツを主婦50人のみなさんに聞いてみました。その中には今日から始められるテクニックや裏ワザが満載。これであなたも掃除上手の仲間入りです!
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やり始めたらキリがないけど、やらないと後々、面倒になる部屋の掃除。仕事や家事で疲れているときや、お休みの日は掃除はできるだけ簡単にさっと終わらせて、ゆっくり過ごしたいですよね。
そこでここでは「掃除のコツ」をテーマに、20〜50代の女性50名の掃除事情を大調査。普段の掃除を簡単、短時間、お金をかけずにやる方法についてアンケートを実施しました。回答者の8割は専業主婦。また正社員、派遣社員、公務員として働く女性の方にもお答えいただきました。
■目次
1.主婦が普段の掃除で意識することとは?
2.「掃除をやりたくない…」というときのためのモチベーションの上げ方
3.掃除を簡単に終わらせるために心がけていること
4.お金をかけずに効率的に掃除をするコツ
1. 主婦が普段の掃除で意識することとは?
皆さんは日頃のお掃除でどんなことを意識しながら掃除をしていますか?何かを意識しながら掃除をするだけで、掃除の効率はグンと上がることもあります。それではアンケート結果を見ていきましょう。
アンケートの結果、もっとも回答が多かったのが、「一度に全部を、掃除をしないこと」。「部屋の四隅を入念に掃除すること」「上から下に掃除をすること」のふたつがほぼ同じ票数でした。では主婦の皆さんは具体的にどのようなことを意識して掃除をしているのでしょうか?
■掃除をするポイントをしぼることが大切
家の中の全体を一気にまんべんなく掃除するのはなかなか大変なことです。主婦の方々が心がけているコツが「全部の掃除を頑張りすぎないこと」です。
■「すべてにパーフェクトを目指すと、一日が掃除だけで終わってしまうので、今日はここを重点にと、しっかり掃除するところを決めてやっています。」(50代・専業主婦)
■「すべてを完璧にするのではなく、シンクの周りや床など毎日それぞれ1カ所ずつきれいに掃除することを心がけています。」(30代・専業主婦)
多くの主婦の方々が実践しているのは、今日は床掃除、明日はシンクなどの水回りの掃除、明後日は窓掃除、など掃除するべきポイントを細分化していること。このように日によって集中して掃除する場所を分けることで、時間や掃除に対するストレスを軽減させる狙いもあります。
また掃除のポイントの細分化をしている方々は「気づいたら掃除をする」という点でも共通点が見られました。
■「ホコリをためないように、ワイパーのパッドを家具の裏や部屋の隅っこに置いておき、通りかかったときや目に付いたホコリをさっと拭くようにしています。それが汚れたらワイパーにつけて掃除、最後はベランダや玄関のたたきを拭いて廃棄します。」(40代・専業主婦)
■「汚れに気がついたら、すぐに拭き取るようにしています。時間が経つとなかなかとれなくなり、強力な洗剤を使ったり、ゴシゴシと力を入れたりしなくてはならなくなります。」(40代・専業主婦)
■「掃除の時間以外でも汚れを見つけたら、すぐにきれいにするように心がけています。」(50代・専業主婦)
「気づいたら掃除をする」というのは、棚の上のホコリが気になったら、ハンディタイプのワイパーで軽く拭く、キッチンで濡れてしまったところはこまめに拭く、など簡単なものばかり。ホコリや汚れがたまる前にサクッと終わらせることが最大のポイントです。
日頃から気になったときに掃除をすることを日々の日課にすれば、掃除を細分化しても部屋は常にきれいな状態を保つことができるというわけです。
■主婦の間で定番な掃除のポイントとは?
「部屋の四隅を念入りに掃除すること」「上から下にかけて掃除をすること」は投票数が少ないながらも、定番にしている方の声が目立ちました。
【上から下に向かって掃除をする】
■「上から下に掃除すること。徹底して掃除をする日、ざっくりと掃除をする日に分けて、無理をし過ぎないようにすること。」(30代・専業主婦)
■「当然のことかもしれませんが、上から下へ掃除をすることによってホコリがあとから散らないように気を付けている。」(50代・正社員)
上から下に向かって拭き掃除や掃き掃除をすることは、掃除の基本のキです。逆に下から上に向かって拭き掃除をしてしまうと、せっかく拭き掃除した場所をまた足で踏んでしまうので、それが汚れへとなっていく恐れがあります。
汚れを効率的に取り除いていくという意味で、「上から下に向かって掃除」することはとても重要なのです。
【部屋の隅は重点的に掃除する】
■「部屋の端にホコリがたまらないように掃除機をかけます。掃除機のコードの長さを考えて、一番効率的に動けるよう考えながら動いて掃除します。」(30代・専業主婦)
■「部屋の角にホコリがたまりやすいので、角を重点的にチェックすることを心がけています。」(30代・正社員・女性)
■「部屋の四隅は掃除機では取りきれないので、入念にチェックするようにしています。」(30代・正社員・女性)
部屋の隅はホコリやゴミがたまりやすいうえに、掃除機や床拭きのワイパーでもなかなかうまくきれいにすることができない悩ましいポイントですね。ミニブラシなどを使って、定期的にホコリやゴミを掻き出すことが大事です。
2. 「掃除をやりたくない…」というときのためのモチベーションの上げ方
掃除をしなくちゃいけないのに、やりたくない。そんな気分になったことはありませんか?たとえば掃除する気分になれないのに、子どもが散らかしたものを片付けないといけないときなど、みなさんはどのようにして「掃除へのモチベーション」を上げているのでしょうか?アンケートの結果を見てみましょう。
掃除を終わらせた後の楽しみを作る人、音楽をかけながらやる人がもっとも多い結果になりました。どちらもそれぞれ全体の23%もの人が回答しています。「わざと汚れを見る」という人や、家族と一緒に掃除をする人の割合も同じくらいになりました。
■終わった後の楽しみのために嫌な掃除も頑張れる
掃除が終わった後にケーキを食べる、ビールを飲む、録画しておいたドラマを見る、こんな些細なことでもちょっとした楽しみを作っておくだけで、掃除に対しても意欲的に取り組めるようになるようです。
■「終わったらおやつを食べる!と決めたり、ご褒美を設定したりして奮い立たせます。毎月、ダスキン交換前大掃除をするのですが、そのときには家全体を磨いたらコンビニスイーツを買いに行こう!とか考えています。それだけで結構幸せになるので単純だなぁ、と思いますが。」(40代・専業主婦)
■「掃除が終わったら、お菓子とコーヒーで休憩するというご褒美を用意します。」(30代・専業主婦)
学生時代に勉強をするときも、終わった後の楽しみのために頑張っていた方も多いのではないでしょうか?実は掃除と勉強って似ているのかもしれませんね。
■好きな音楽を聴きながら一気に掃除を進めよう
音楽をかけて、気分を上げる方法も、掃除へのモチベーションを上げるのには効果的ですよね。ステレオで音楽をかけたり、iPhoneで好きな音楽を聴いたり。たとえばGoogleで「掃除 音楽」と検索をすると、「掃除がはかどるBGM」「聴くだけで掃除が楽しくなる音楽」という動画が出てきます。ノリノリで掃除をすれば、いやな掃除もあっという間に終わるはずです。
■「音楽を聴く方法は、よくやっています。テンションが高くなる曲を聴いています。また掃除の順番を決めて、ひとつひとつクリアしていくというゲーム感覚を取り入れることもあります。」(50代・専業主婦)
■「好きな曲をかけながら掃除をする。歌ったり踊ったりしながら掃除をしています。」(20代・主婦)
いつも聴いているような音楽はもちろん、ちょっと懐かしい音楽を久しぶりに聴いてみると、気分もまた変わりますよね。新鮮な気分になってから、掃除をするといつも以上にはかどって掃除が楽しくなるかもしれません。
■わざと汚くなっている所を見て掃除はしたくなる?
掃除をしなければ部屋にはゴミやホコリがたまり、物は散らかっていきます。いつかは掃除をするといっても、時間が経てば経つほど掃除の手間は増えるだけでますます億劫になりますよね。しかし、部屋の汚れや散らかりをあえて見ることがモチベーションの源であると答えた主婦の方が全体の2割もいました。わざと汚くなっている所を見て、果たしてモチベーションはあがるのでしょうか?
■「換気扇やガス台など、酷い汚れを見ると自然とモチベーションが上がります。」(30代・専業主婦)
■「裸足で床を歩いてホコリのつき具合をみると、思っていたより汚くてやる気になります。」(20代・専業主婦)
■「子どもの椅子の下を見るようにしています。絶対に食べカスやゴミが落ちているので、それを見るとやらなくては、という気持ちになります。」(30代・主婦)
あえてゴミがたまっているところや、散らかった部屋を見るのは、このまま散らかしたままにしてしまうと後々の掃除が面倒になるという危機感を煽ることが目的。楽に掃除をする最大のコツは、できるだけ掃除をため込まないようにすること。日々の積み重ねが、ひとつひとつの掃除の時間を短くし、手間を省いてくれます。その意味でも掃除をしたくないときでもモチベーションを上げて掃除に取り組むことも大切なのです。
3. 掃除を簡単に終わらせるために心がけていること
普段の掃除もできるだけ手短に終わらせたいと思うのが主婦の本音。そのためにも、主婦の方々は見えないところで地道な努力と工夫を積み重ねていたことがアンケートからわかりました。一体、主婦の方々は、どのようにして掃除の時短を実現しているのでしょうか?
■掃除の時短のための主婦の鉄板ワザは「ながら掃除」
■「気づいたときに、汚れを落とすようにしておくと、普段の掃除が楽になります」(50代・専業主婦)
■「目についたところはティッシュを使って拭いたり、コロコロを使ってマメに掃除したり、物をやたらと散らかさないようにしていたら、掃除機もかけやすくなります。」(40代・専業主婦)
棚やテレビの上などを見て、「あ、ホコリが気になってきたな」と思うことはありますよね。その汚れに気づいたときにサクッと拭き掃除などをすることが「ながら掃除」です。
このほかにも「ながら掃除」にはいろいろな種類があります。「ながら掃除」には人それぞれやり方がありますが、いくつか例を紹介しましょう。
たとえば台所。何かを茹でていたり、揚げていたりしてて少し手が空いたときに、水回りを簡単に拭き掃除すれば、水垢がたまるのを防止することにつながります。またテレビを見ているときだったら、カーペットの上にたまってしまった髪の毛やゴミくずをテレビを見ながらコロコロで取り除けば、掃除の時間の大きな短縮になるでしょう。
■部屋は常に片付けておく習慣を
部屋を日頃から片付けておくこと、物の置き場所を決めることを心がけるだけでも、普段の掃除の負担は大きく軽減されます。あらかじめ置き場所を決めることは、その物をいざ使うとなったときにも、わざわざ探したりする手間も省けますね。
■「物の場所を決めています。決めておくと元の場所に戻せば良いだけなので。気づいたときに戻しておくだけで、後々楽になります。」(20代・専業主婦)
■「使ったものはすぐに片付ける習慣を家族全員に身につけさせるだけで日々の掃除は楽になります。」(30代・専業主婦)
日頃からの片付けを家族での共通の習慣にすることは、普段の掃除量を減らすことにつながり、子どもの教育にも効果的といえるでしょう。散らかってから「片付けなさい」と叱ると、子どももあまりいい気分にはなりません。普段から「これは使い終わったらここに置く」ということをお互いに徹底することで、掃除が楽になるだけでなく、良い家族関係も築けるでしょう。
4. お金をかけずに効率的に掃除をするコツ
■身近にあるものを使うのが、主婦の賢い掃除方法
多くの主婦の方が答えたのは、「家にもうすでにあって、お金がかからないもの」を掃除に活用することでした。
■「ストッキングやぼろになったTシャツ、雑巾などをストックして、掃除するときは惜しみなく使い切ること。」(40代・専業主婦)
■「ボロタオルを使う。古新聞を使うなど、家にあるもので掃除するようにする。」(30代・専業主婦)
■「古くなったTシャツや歯ブラシを利用する、洗剤は使わずに重曹やクエン酸でスプレーを作って掃除する。」(40代・専業主婦)
家にあるものを再利用し、お金はほとんどかけない主婦の掃除術。洗剤代わりに重曹を使うにしてもお金はかかりますが、100円ショップで買えばコストを格安に抑えられます。
また多くの主婦の方が実行しているものの例として、「ストッキングだんご」というものがあります。必要なのは、古くなったストッキングと靴下。ストッキングは電線してしまったもの、靴下は穴があいてしまったものでOKです。靴下をストッキングに入れて丸めるだけで、スポンジ代わりとして使えます。白い汚れがついた鏡などを掃除するときにおすすめです。
日頃からのこまめな掃除が難しい場合は?
日頃のこまめな掃除が大切だとわかっていても、忙しい毎日の中で掃除を後回しにしてしまうこともありますよね。そんなときは、家事代行サービスを使って自分の代わりにお掃除してもらうのもひとつの手。
家事代行サービス〔CaSy(カジー)〕では、さまざまなお部屋の掃除はもちろん、水回り全般、お片づけまで依頼が可能。重点的に掃除してほしいところを伝えればリクエストに応えてお掃除してくれるので、「家事代行サービスを使ったことがないから不安……」という方も一度チェックしてみてくださいね♪
まとめ
多くの主婦のみなさんの知恵と裏ワザを紹介した今回の記事はいかがでしたでしょうか。今回ご紹介したものは、簡単に、すぐにお金をかけずに実行できるものばかりです。ぜひ今日からの掃除や習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?
アンケート期間:2017年2月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員の方
アンケート総数:50
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