【ハイドロカルチャー】とは?育て方から水やりのコツを徹底解説!

土を使わなくいい観葉植物の「ハイドロカルチャー」。ハイドロカルチャーは、おしゃれなガラス鉢や小さくてかわいいガラス鉢で育てることができるので、インテリアにぴったり! 今回は、ハイドロカルチャーの基本的な育て方や水やりのコツについて解説します。本記事を参考に、ハイドロカルチャーの成長を楽しんで見てくださいね♪

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【目次】
・ハイドロカルチャーってなに?
・おしゃれなインテリアにもなるハイドロカルチャー
・種類の豊富な人工培土、何を選ぶ?
・ハイドロカルチャーの育て方
・ハイドロカルチャーの水やりのコツ
・室内でおしゃれに観葉植物を楽しむならハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーってなに?

ハイドロカルチャーとは、土を使わずに植物を育てる方法のこと。欧米では水耕栽培のことを指しますが、日本では土に代わる人工培土を使って水を与えながら育てる栽培方法のことを、ハイドロカルチャーといっています。水の管理がしやすいため乾燥を好む植物を育てるのにも適した栽培方法で、サボテンや多肉植物など、乾燥気味に育てたい観葉植物にぴったり!

ハイドロボールやレインボーサンドなどは人工培土と呼び、ハイドロカルチャーをするのに欠かせない材料です。水洗いが可能なので、清潔に保てます。虫もつきにくく、室内で清潔に観葉植物を楽しみたい人にオススメです。保水性もあるため、水やり回数が少なくて良いのもハイドロカルチャーの魅力といえるでしょう。

おしゃれなインテリアになるハイドロカルチャー

植木鉢と違い、水抜き用の鉢底穴を必要としないので、ハイドロカルチャーはさまざまな器を観葉植物の栽培に活用できます。観葉植物をインテリアとして楽しみたい人にぴったり! 多種多様な入れ物で楽しめるのも、ハイドロカルチャーの大きなメリットといえるでしょう。
ガラスの器に入れたり、お気に入りの食器に入れたり……アイディア次第で、観葉植物の飾り方の世界が広がります。

1. ポピュラーなガラスの器
ガラスの器は、ハイドロカルチャーに使われるもっともポピュラーな容器。ガラスの透明感がおしゃれに見えるうえ、どれぐらい水がたまっているか一目瞭然(いちもくりょうぜん)なので水の管理がしやすく、ハイドロカルチャー初心者にオススメです!花瓶をハイドロカルチャーに使うほか、グラスを使ったり、空き瓶の再利用をしたりしてもいいですね。

2. 壁にかけて楽しめる

絵画のように観葉植物を楽しめるハイドロカルチャー。カラフルな器に入れて壁にかければ、まるでアート作品のように植物を飾ることも可能です。一般的な植木鉢と違い、水やりをしても水が垂れてこないので、こんな飾り方もできちゃいます。

3. 食器でハイドロカルチャー

気に入っているけど、欠けてしまって食器として使うにはちょっとムリ。そんな器があったら、ハイドロカルチャーに仕立てて再利用しましょう! なかなか使う機会がないけど、目に触れるところに置いて楽しみたい食器を使ってもいいですね。キッチンのインテリアとしてもぴったりなハイドロカルチャーになるでしょう。

種類の豊富な人工培土、何を選ぶ?

ハイドロコーン、レインボーサンド、ゼリー、ピートモス、炭など、土に代わる人工培土を使うハイドロカルチャー。好みや植物の適性に応じて人工培土を選びます。どんな種類があるのか見ていきましょう。

1. ハイドロコーン

ハイドロコーンはハイドロカルチャーのために開発された人工培土。土を焼いて作られていて、表面に小さな穴がたくさん開いています。その穴が空気を通し呼吸することができるので、植物の根が酸素不足になることもありません。洗って繰り返し使えること、熱湯消毒ができることも大きなメリット。ハイドロカルチャーを清潔な状態で長く楽しめます。

2. レインボーサンド

レインボーサンドやカラーセラミックボールは、カラフルな粒状の人工培土です。メーカーによって素材は異なりますが、中には天然鉱石を使って作っているところも。水を浄化する作用のある素材を使っていると、ハイドロカルチャーの容器の中で水が腐るのを防いでくれます。見た目が美しいだけでなく、機能性にも優れた人工培土のひとつです。

3. ゼリー

保水性の高いゼリーをハイドロカルチャーの人工培土として使います。土のように水を吸って保水してくれるので、植物に優しい人工培土。アクアボール、クリスタルゼリーなどメーカーによって商品名がありますが、ゲル状の人工培土で保水しながら育てるハイドロカルチャーの材料です。涼しげな見た目はガラス容器と相性抜群、インテリア性が高いのも魅力。

4. ピートモス

ふわふわしたコケのような素材で、ゼリーと同様、保水することで植物を育てます。茶色や緑など自然な色合いに着色されているピートモスも多く、ナチュラルなイメージでハイドロカルチャーをしたい人にオススメな人工培土です。ただし、水を含みやすいので、乾燥した環境の好きな観葉植物にはあまりおすすめできません。

ハイドロカルチャーの育て方

人工培土を選んだら、いよいよハイドロカルチャーづくりのスタートです。ほかに必要なものは、根腐れ防止剤と水が腐るのを防ぐイオン交換剤、そして、好みの容器と植物です。

1. 根腐れ防止剤で植物の健康を保つ
当たり前ですが、植物は水や二酸化炭素を吸って生きています。ということは、私たち同様、老廃物を排出しています。植物の根にはそうした老廃物がたまりやすいのですが、土で育てる場合は、土の中にいる微生物がそうした分泌物を分解してくれているのです。

ハイドロカルチャーでは土にいる微生物の代わりに、ゼオライト、珪酸(けいさん)白土などと呼ばれる根腐れ防止剤を使います。ハイドロカルチャーを仕立てるとき、あらかじめ容器の底に入れておきましょう。植え替えをするときは新しいものに交換し、効果が薄れないようすることも忘れずに。

2. イオン交換剤で水を清潔に保つ
植物が生きていくのに欠かせない水を上手に利用するのがハイドロカルチャー。ちなみに、「ハイドロ」とは「水」に関する言葉を作るときに使う単語です。ハイドロカルチャーとは、水耕栽培を意味します。水が腐ってしまっては、ハイドロカルチャーも台無しです。

水が腐るとそこから悪臭が発生したり、虫がわいたりしてしまいます。ハイドロカルチャーではそうした問題を防ぐために、水が腐るのを予防してくれるイオン交換剤を利用します。水質を浄化する作用があるので、定期的に使いましょう。

3. 土を完全に落としてから使う

土つきで販売されていた観葉植物をハイドロカルチャーにして育てる場合、根についた土を完全に洗い流してからハイドロカルチャーにしましょう。根に土が残っていると、そこから微生物が発生し、容器の中の環境を悪くしてしまうからです。

また、悪くなった根や絡んだ根をつけたままではNG。黒く変色しているなど、あきらかに腐っているような部分は思い切ってカット。きれいな状態にしてからハイドロカルチャーにします。

4. 清潔に育てる
清潔な状態で根を保つのが、ハイドロカルチャーの基本的な育て方です。イオン交換剤を使っていても、日光に当てすぎては水が腐りやすくなってしまいます。観葉植物の光合成に必要なのは、カーテン越しの日光で十分。夏なら温度が高くなりすぎるのも水が腐る要因になるので、なるべく涼しい場所に置いて育てましょう。

5. 定期的に植え替えをする
ハイドロカルチャーは半年か年に1回程度、植え替えをして、容器の中を清潔にしておくことも上手な育て方のポイントです。容器からすべてを取り出し、水洗いをして、再度入れ替えをすることで、植物を元気にイキイキと育てることができます。

植え替えをするとき、新たに人工培土を買ってくる必要はありません。よく水洗いして、乾かしてから再利用しましょう。ハイドロボールやレインボーサンドなら、ざるや網のなかに入れて流水で洗います。ゼリーやピートモスならボウルに水を流し込みながら、きれいになるまで洗っていきましょう。

6. ときには熱湯消毒を
人工培土の種類によっては、植え替えのときに熱湯消毒しておくのもオススメです。カビ菌や付着した微生物を消毒するのに有効な方法だからです。ハイドロカルチャーは容器の中の環境を清潔にしておくのが上手な育て方のコツ。人工培土の種類に応じて、適切な処置を施すようにしてください。

育てている最中で、カビが発生してしまった時も同様にします。新しく人工培土を買ってくる前に、熱湯消毒を1度試してみてください。

ハイドロカルチャーの水やりのコツ

ハイドロカルチャーで重要なのは水の管理です。適度な水量を植物に与えることで、清潔で元気な状態を保って観葉植物を楽しめます。選んだ人工培土によって、水やりのタイミングがあります。

1. 底から1/5を目安に水やり
基本的には容器の底から1/5ほど水がたまるように水やりをするのがコツです。ただし、絶えず水がたまっているような状態はNG。水が腐りやすくなります。たまっていた水がすっかりなくなってから、新たに水やりをしましょう。

2. ゼリーやピートモスの水やり
ゼリーやピートモスのように保水性の高いものは、水をためずに育てます。人工培土自体が水を含むので、鉢底に水をためておく必要がないのです。そして、乾燥したら新たに水やりをして保水する……。そんなイメージで水の管理をすると、上手に育てられるでしょう。

3. 水位計を活用する
水位計は、人工培土に差し込むことで、中の推移を知ることができる便利なものです。水のあげすぎを防ぐだけでなく、目盛りをチェックすることで水の適量を知ることもできます。

アジアンタムやネフロレピス、シダ類のように、湿潤な環境を好む観葉植物なら、水位計を使えばハイドロカルチャーで育てやすいでしょう。水位計で水分量を管理できるので、水不足を防ぐことが可能です。

4. 鉢と容器のダブル使い
水の管理に自信がない、初心者なので不安……そんな場合は、底に穴の開いた鉢と一般的な入れ物のダブル使いで水を管理しましょう。好みの入れ物に、一般的な植木鉢をセットすれば準備完了です。

ハイドロボールやレインボーサンドのように水をためるタイプなら、水を多く入れてしまったら必要量だけを残し、あとは捨ててしまえばOK。ゼリーやピートモスのような保水タイプの人工培土なら、水やりをするごとに容器の底に残った水をすべて捨ててしまいます。的確に水量をコントロールできるので安心です。

室内でおしゃれに観葉植物を楽しむならハイドロカルチャー

おしゃれな器を選べることから、インテリアとして観葉植物を飾りたい人にオススメなハイドロカルチャー。コツさえつかめば、水やりの回数も少なくて済むので、比較的簡単に観葉植物を育てられます。人工培土、根腐れ防止剤、イオン交換剤さえ準備できたら、あとは好みの容器と植物さえあればOK。

通信販売や100円均一ショップなどで材料をそろえやすいのも魅力です。見た目もおしゃれなハイドロカルチャーは、室内でおしゃれに観葉植物を楽しみたい人にぴったり! 次のお休みの日は、ハイドロカルチャーに挑戦してみませんか?

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