DIYクリエイターswaroさんがお店丸ごとDIYリノベ☆下北沢いなざうるす屋DIY大改造計画☆

9月3日(土)・4日(日)・9日(金)・10日(土)の4日間、LIMIAでもお馴染みのリアルなフェイクグーリンで有名な”いなざうるす屋”が下北沢ギャラリー劇にて期間限定でオープンした。そして、その内装を人気の女性DIYクリエーター、swaroさんがすべてDIYでリニューアル。お洒落でカッコイイ内装に生まれ変わったのでその様子を見ていきましょう♪ペニーも少し、、、少し、、、だけお手伝いさせて頂きました(笑)

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見事!下北沢のギャラリー劇がフェイクグリーンのお店「いなざうるす屋」に変身しました。 壁紙や照明、棚などをDIYリノベでここまで作りあげたのです。

さて、本編に入る前にこの下北沢DIY改造計画のストーリーをご紹介いたします。
2年前、この東京・下北沢の地でいなざうるす屋を期間限定でオープンさせたことがありました。そして今回、同じ場所である下北沢のギャラリー劇を閉館するという話がいなざうるすさんの元に舞い込み、仲良しのDIYクリエイターさんにお店のDIYリノベを頼みたいと思いswaroさんに話したところ、実は2年前にお客さんとしていなざうるす屋に遊びに来ていたという事実が判明! 2人が実は運命的に出会っていた土地で創り上げたお店、一体どんな風に完成したのか。早速見ていきましょう。

DIYリノベーション前は古めかしく、暗い内装。

今回ギャラリーにするところは、築年数も古く、暗いイメージの内装でした。
壁紙も白なのですが、汚れもある程度目立つ状態です。長年使ってると仕方ないですよね。

ガラスも大きく、入り口のドアもガラス張りで大きいですが、古めかしさがどおしても否めない。壁紙も長年使われていたので汚れや、傷なども目立つ状態でした。
こんな汚れや、傷で困ってる人も少なくないはずです。
ならば、壁紙ごとDIYで張り替えてしまえ!って、いうのが今回の企画になります♪
レベル難易度は高めですが、是非少しでも参考にしてもらえればと思います。
建物は何も関係ありませんが(笑)、この撮影の日は台風直撃。
さらに暗くどよ〜とした雰囲気です。

白のスポットライトも、少し汚れパッとしない状態。

そんな内装を生まれ変わらせるのは、DIYクリエーターのswaroさん♪

雑誌やTVでも大人気のDIYクリエーターのswaroさん♪ 賃貸でも諦めない、現状復帰リノベーションを日々楽しんでいる、生粋のDIY好きな子なのだ。そんな彼女のアイデアや、知識は半端ない。今回もその技術を見せて貰いました♪
swaroさんのページも必見です↓。

まず壁紙張りからスタートです。

最初は一番の大仕事からスタートさせます。
壁紙を元の壁紙の上から張ります! 最初に張らないと他の作業ができなくなりますからね。なので、最初に壁紙張りからスタートさせます。
その壁紙を張るにあたって邪魔になるものを全て取っていきます。
もちろん部屋の中の物も全部外に出しましょう。
まずはコンセントやスイッチ部分を外します。

上のカバーは爪で止まってるだけなので、手で外しましょう。少し取れなさそうであれば、マイナスドライバーで簡単に外せると思います。ただ今回みたいに時間がすごく立ってると割れてしまう場合もあるので、ゆっくり慎重にね。
カバーを外すと、数個のネジで止まっています。これを外しマスキングテープにねじを貼り付けます。

こうすることで、ネジの紛失も防げますし、どれがどのネジかわからなくなるなども防げます。
swaro109さんのこんな小さな気遣いが、完成度の高い物を作り上げるのでしょうね。
だってペニーがDIYすると最後にネジが不思議と何本かあまります。
これが僕の中での七不思議です(笑)

外せるもの全部外したら、壁紙貼っていきます。
今回貼るのは壁紙屋本舗さんで販売されているもの。こちらは石目調の壁紙。
現状復帰の壁紙でなく、裏にノリがついてるタイプの壁紙です。
まず壁の高さよりも長めにカットしてバッと壁に壁紙を貼り付けます。
ペニーもお手伝いします!まぁ、手伝ってるのか、邪魔してるのかは謎でありますが。。。
わかることは、カメラ目線がウザいぐらいです。

この壁紙は、コンクリート調の壁紙なので横にラインが入ってます。そのラインが水平であるかの確認の為に水準器で水平を確認します。ここで並行がきっちり出てないと、横に行けば行くほど斜めになっていくので、きっちり並行を出します。


使用壁紙:サンゲツ ファイン 石目調 FE-3828

ブラシで中の空気を出しながら、壁にしっかりと貼っていきます。

スイッチがある部分は、貼った後でカッターで穴を開けます。
壁紙を貼った後で指で触るとどこに穴があるかわかるので、穴の真ん中から慎重にカッターの刃を入れていきます。

×の字でカッターの刃を入れて穴を開けていきます。
そしてスイッチ類を出していきます。

そしてスイッチを全部出します。
この時縁の部分はある程度適当で大丈夫。この上にカバーがつくので見えなくなります。ただカバーより切ってしまうと残念なことになるので、なるべく最小限のカットで済ませましょう。

上や、下の角部分はヘラで押しあてて、角までしっかりとノリがつくように貼ります。
そして、ヘラで押し付けながらカッターで切り取ることで、真っ直ぐも切れます。

側面の角部分も同じようにカットします。
横の角にヘラを押し付けて、カッターで切っていきます。

そうすることで真っ直ぐに切ることが可能です。
(黄色く見える部分は柱のヘリの部分で、右の灰色の部分が壁紙です)

次の壁紙貼るときも、水準器で並行を図ります。これをずっと繰り返していきます。そうすることで、壁紙の柄がずれることなく貼っていけます。

そんな壁紙を貼ってる横で、僕は邪魔なものをひたすら外していきます。僕もやってます!アピールだけです。はい。

角部分は、ヘラ以外にも竹べらも使うといいそうです。竹べらでスーッと当てていくと綺麗に貼れます。

そして、壁紙と壁紙の接合部ですがここは壁紙を重ねてはります。
5㎝程度重ねて貼るのがポイント。ギリギリに重ねて貼れば壁紙を無駄にはしませんが、難易度も高くなります。
無理せずにきっちり重ねて貼っていきましょう。

重ねた部分の2枚をカッターで切ります。
こうすることで接合部が綺麗になり、プロの仕上がりになります。

2枚をピーっと取っていけば、まるで1枚で貼ったかのようなクオリティに。

最後接合部をローラーでならして完成です。
こうすることで、壁紙と壁紙の接合部はどこにあるかわからないレベルになります。
さすがです!

エアコンなど外せなところは、そのまま外さないで貼ります。
見てるぶんには凄く簡単そうだったのですが、もちろん難易度は高めです。

壁紙を多めに切って、エアコンの下に壁紙を押し入れていきます。カッターの刃を斜めに入れていくことで多めにカットしていくわけです。

仕上げに奥に押し込んでいって完成させます。これでまるで外したようなクオリティで貼ることが可能。

LIMIA編集長も壁紙のノリを拭き取ります。乾く前に拭かないと取りにくくなるので、早めに拭き取りましょう。水を含んだ雑巾で拭いて仕上げに乾拭きすれば綺麗に落ちます。
編集長の仕事はこれだけです(笑)

綺麗に柄も合わせて進んでいきます。ここまでくると、もう空間全体のイメージが変わってきましたね。

階段下の斜め部分を貼っていきます。
この場所はどこでどー切るかがポイントだそうです。
今回は、柄があるので柄を合わせる必要があります。それだけに難易度も高いのです。
でも、そこらへんはさすがのswaroさん。
問題なく貼っていきます。

上は貼らないので、ヘラで当てて真っ直ぐ切り取ります。

ローラーで繋ぎ目も消していきます。この作業することでしっかり角の部分が接着されるので、剥がれてきたりするのも防止できます。

階段下の収納もあったのですが、その部分も壁紙で貼っていきます。
統一感出ていいですよね。

サイド面にも貼ります。

この難しい面も難なく張ってしまうswaroさんやっぱり凄い!
完成した面を見ると、出来るんじゃないか?なんて、一瞬勘違いしがちですが当然難易度高いです。

扉だけど埋めます。開かずの扉!

裏にも扉があるんです。
そしてこの扉も埋めたいっ!って、要望で埋めます。

ベニヤ板を用意します。

そのベニヤ板を、扉の大きさにカットします。
扉の下半分は棚を置くので見えなくなる為、半分より上だけ板を貼ります。
しかし、ブラックアンドデッカーの工具は、先端を変えるだけで色々作業できるから本当楽!

扉に壁紙を貼ったベニア板を取り付けます。
柄の合わせもさすがです!

タッカーで、扉の縁の部分の木材に打ち込みます。
これで固定できたので扉があったとは思えませんよね。
扉がなくなり、壁になりました。

レジ台も作ります♪

こちらの台を使い、レジ台もDIYで製作します。

ベニア板を台の大きさに合わせカットします。
そして、その板を台に固定していきます。

角部分を滑らかにするためにガムテープでとめます。

それから、壁に貼った壁紙と同じ壁紙で貼ります。

レジ台なので、後ろは開けたままにします。
これで、表から見たらコンクリート風のレジ台になります。とても木でできてると思えないですよね。

レジ本体もアンティークな雰囲気にする為に、エイジング塗装を施します。
(エイジング塗装については後ほど)

商品棚を作ります♪

壁紙屋本舗とサンゲツのコラボ商品”ヴィンテージワインボックス”を使います。
ベニア板に両面テープを貼り付けていきます。
その上に壁紙を貼ります。

壁紙を貼り付けたベニア板を、長机につけます。ここはマジックテープでつけます。

それを3面貼り付ければ、商品棚の完成です。
ワインボックス柄の壁紙上に商品が並ぶなんて素敵ですよね。ナイスアイディアですね。
長机が立派な商品棚の完成ですよね。

照明はマットブラックで塗装します!

照明を塗装するのですが、まず接点をマスキングします。
この電気が流れる接点部分まで塗ると、電気がつかなくなることもあるので必ずマスキングしましょう。

塗装面を綺麗に拭いた後にミッチャクロンを吹きます。これで塗装のノリが格段に良くなります。

そして艶消しブラック(マッドブラック)で、塗ります。ある一定の距離を置いてスプレーしましょう。あまり近すぎると塗装のタレになったりもしますからね。同じ距離で右左振りながら塗ることが綺麗に塗れるコツです。

中も忘れずに塗りましょう。中塗らないと下から見た時変な感じになっちゃいます。中の接点もちゃんとマスキング忘れずに。

艶消しブラックに塗った照明を取り付けるとこんな感じになります。一気に締まった雰囲気になりました。
いい感じですよね。

電気のスイッチ類も同じように塗ります。
ミッチャクロン→艶消しブラック

カバー部分は、足付けできるのでペーパーで磨きます。手が触れる部分なので、塗装がきちんとされていないとはがれてしまう可能性があります。これで塗装がしっかりとついてくれるわけです。

艶消しブラック塗ったカバーを取り付けます。

カバーを被して、スイッチ完成です♪
これも塗るだけでかなり印象変わりますよね。

エアコンの配管もマットブラックのマスキングテープで巻きます。
こんな小さな気配りで、全体の感じが全く変わるんですよね。

使用テープ:mt CASA(マットブラック)

扉もアンティークドアにDIY!

この無機質な扉もDIYで生まれ変わります。

扉の取っ手部分を外します。
この取っ手を角材で作るんです。

角材を取っ手と同じ長さでカットします。

ブラックアンドデッカーの電動ノコギリで角材をカット♪

カットした角材は、カッターナイフで角を落とします。
綺麗に角を落とすのではなく、乱雑に角を落としていきます。そーすることでいい感じになるんです。最後まで見ていただければ納得できると思います。

左が施工済み・右が施工前です。
これを塗装していきます。
塗装後は完成写真で♪

次にホールソーで板に穴を開けます。

こうすることで、鍵を使えるようにします。
板の幅や、鍵穴の大きさに合わせて切ってくださいね。

板はGRAFFITI PAINTで塗っていきます。
アンティークな雰囲気に仕上げるには最適なペイントですよね。

使用塗料(GRAFFITI PAINT):
GFW-32 Moon Rabbit
GFW-35 Black Beetle
GFW-29 Bear Family
アンティークリキッド(アンティーク風の仕上げに使用する茶色い油性塗料)

他に茶色や、黄土色の塗料を使いエイジング塗装をします。
これは、色々な色を混ぜて塗ることで、古めかしい塗装面になります。
各色を刷毛につけて叩くようにセンス良く塗っていきます。

エイジング塗装されたのがこちら。
すごくいい雰囲気出てます。ここら辺のセンスは見習いたいですよね♪

塗装して、乾いた木材を窓枠に木材を打ち付けていきます。

窓自体にも、細く切った木材をつけていきます。
両側に同じように貼るので、両面テープで取り付けていきます。

最後に再度バランスを見て、エイジング塗装をします。
アンティークな感じがすごく出ていますよね。
とても、無機質なドアだったと思えないクオリティ!さすがです。

ドアの完成写真。
このクオリティはハンパないですよね。

取っ手の根元までエイジングさせるあたり、芸が細かいですよね。

ステッカーを貼る。

swaroさんのデザインのアルファベットを壁紙屋本舗さんに特別に製作してもらったオリジナルステッカーを貼ります。
これだけでも空間のイメージは一新しますよね。

窓に貼るのも効果的。
かっこよく、お洒落に貼りましょう♪

ワイヤーメッシュを使う。

ワイヤーメッシュとは、溶接金網でコンクリートの補強材として土木建築の基礎、床、壁などの多様な用途に使われているものです。それをDIYでも使います。

好きな場所に取り付けるために、その場所に合わせてペンチなどでカット。

タッカーで打ち込める壁ならタッカーで打ち込みます。

写真のように色々なものをひっかけたり、飾ったりできるすぐれもの♪
これはいいですよね。

ついに完成!

こーして出来上がったのが、”いなざうるす屋”の店内です。
センスあるいなざうるすさんのフェイクグリーンのディスプレイとswaroさんのクオリティの高いDIYリノベでこんなにもカッコイイお店に変身しました!

”いなざうるす屋”は、可愛いく部屋を飾る事ができる、フェイクグリーンのお店です♪
リアルなフェイクグリーンがたくさんディスプレイされました!

今回の下北沢DIY改造計画の考案者でいなざうるす屋の店主いなざうるすさん(左)と店舗リノベを担当したDIYクリエイターswaroさん(右)のツーショット。運命の地でいい思い出になりました。

swaroさん、いなざうるすさん、お疲れ様でした〜
あとは開店を待つだけですね!

ついに、「いなざうるす屋」下北沢店が期間限定オープン!

今回掲げられているいなざうるす屋の看板は、実はswaroさんの手作り! 端材を集めて作りあげた逸品なのだ。このクオリティとセンスはさすがですね〜

当日はリミアでも人気のDIYクリエイターrkmamaさんもスタッフとして参加。とっても綺麗な笑顔で接客していました!

普段は、このような雰囲気に合わないレジも、エイジング塗装により空間にマッチ! 凄くかっこいいレジに大変身してました。本当は隠したいと思ってしまうような物でも、これからは逆に自慢したくなりますよね。

オープン当日大盛況! 開店と同時に一気にお客さんがなだれ込んできました。さすがは人気のフェイクグリーンのお店だけあってみなさん情報を聞きつけて集まってきたようです。これだけの種類と、可愛いフェイクグリーンが並んでたら欲しくなっちゃいますよね。近所に住む方々も噂を聞きつけやってきて「これ本当にフェイクなの?」とそのリアルさに驚いていました。

人気のフェイクグリーンのお店「いなざうるす屋」の店長、いなざうるすさん。

「大阪ではつるじょとして女性DIYクリエイター6人とともに店舗のDIYリノベーションを行いました。才能溢れる彼女たちがお家の中だけではなく、リアルにお客さんに見てもらえる場所で活躍できるというのが、私にとってもすごく嬉しいことです。そしてそんな"場"を東京でも作りたいという夢がありました。その夢を今回、仲良しのDIYクリエイターswaroちゃんが叶えてくれたんです。そしてそれが、いなざうるす屋の原点でもあるこの場所で実現できたということも私にとって最高の思い出になりました!」

++++++++++++++++++++++
どんな場所でも素敵な空間に変えてしまうフェイクグリーンとswaroさんのDIYリノベのセンス、いかがでしたか? 残念ながらこの空間は期間限定ということで閉店してしまっていますが、次回は大阪のロハスフェスタにて、いなざうるす屋が出店されるとのこと。ぜひ遊びに行ってみてください!


「いなざうるす屋」ロハスフェスタ出店のお知らせ
いなざうるす屋出店日:
2016年11月3日(木祝)・4日(金)・5日(土)・6日(日)
※ロハスフェスティバルは 10月29日(土)~30日(日)、11月3日(日木)~6日(日)の期間開催されます♪

会場:万博記念公園・東の広場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
時間:9:30~16:30(入場は16:00まで)

詳細はこちら
↓↓

「いなざうるす屋」二子玉川DIYマーケット出店のお知らせ

2016年11月3日(木祝)
出店名:いなざうるす屋+OutletCHEERS
会場:東京都 二子玉川・多摩川河川敷周辺
時間:10:00~15:30

詳細はこちら
↓↓

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いなざうるすさんがマルチファンクションスペース「TRUNK」とコラボし、関東のDIYクリエイターとともに東京・渋谷で開催したDIYイベント「TRUNK FES」の記事はこちら。
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