マンションのセルフリノベーションの成功のポイントや注意点は?

「マンションを自分でリフォームしてみたい」と、1度は考えたことのある方もいるはずです。自分で行うリフォームの魅力にハマるとどんどん楽しくなっていくという話を聞くことも少なくないでしょう。しかし、マンションを自分でリフォームする場合には、戸建て住宅とは異なるルールや注意点もあります。必ずそれらを前もって把握し、失敗のないリフォームにつなげましょう。

今回は、マンションのセルフリノベーション(セルフリフォーム)についての情報をまとめました。

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■マンションのセルフリノベーション成功のポイント

マンションを自分でリフォームする時には、マンションならではの押さえておきたいポイントがあります。以下にそれらをご紹介します。

■1.簡単にできるところから始める

セルフリフォーム経験者の談話などでもよく語られますが、初めてセルフリフォームをする時は、まず欲張らずに1番簡単にできる箇所から手をつけ始めましょう。これには、失敗のリスクを低くする目的ももちろんありますが、難易度を見誤って途中で挫折してしまうと次の箇所のリフォームにもつながりません。

まずは、自分の手で最後まで工事をやり遂げられると判断できた箇所から確実に作業していくことを心がけるのがおすすめです。具体的には、トイレや洗面所など狭い空間の床の簡単な張り替えや、収納扉など小さめの家具・建具のデコレーションなどから初めてみるとよいでしょう。

■2.統一感あるリフォームイメージを心がけよう

マンションは戸建て住宅と比較すると、床面積が小さめになる場合が多くなります。ゆえに、間仕切りされていたとしても全体的にはコンパクトな空間となっているでしょう。そこで1室ごとの雰囲気がそれぞれかけ離れすぎていると、家にいる時の安心感や居心地に関わってしまう可能性もあります。

空間のまとまりを維持するためにも、マンションのセルフリフォーム時には統一感あるイメージを意識しながら、具体的な改修のプランを練っていきましょう。

■3.完成度より「味わい」にこだわるのがDIYの満足度を高めるコツ

セルフリフォーム=DIY=一般の人の作業です。プロ向けの道具と資材を使って、プロの技術で施工したリフォームと比較すれば、やはり完成度には差が出てしまうでしょう。プロ並みの出来栄えを求めればどうしても不満が出ますから、多少の粗も味わいと思える手法を選んで「自分で工事した」という満足感を優先することがコツとも言えます。

■マンションをセルフリノベーションする時の注意点

マンションのセルフリフォームには、それ特有の注意点もあります。工事してから焦ることのないよう、あらかじめルールや細かなリスクを把握しておき、そこからはみ出さない範囲でのリフォームを行いましょう。

■1.マンションの「管理規約」には違反しないこと

マンションには必ず、居住者のための「管理規約」があります。リフォームに使用できる資材の種類まで指定されている場合もありますから、リフォームの計画前の段階で必ず内容を確認しましょう。なかでも、「専有部分」と「共有部分」の区別や、床の防音規定等はリフォーム計画・工事に直接関わってきます。熟読のうえ、違反に当たる箇所が決してないようセルフリフォームを行ってください。

■2.工事のマナーを守ること

セルフリフォームでも、工事の内容や規模によっては騒音や振動が伴う場合があります。工事の時間や日程が指定されていないからといって、真夜中や早朝にまで工事をするのは近隣居住者に迷惑をかける可能性もあるため、控えたほうが無難です。

また、近隣への影響が予測できている場合には、プロにリフォームを頼む場合と同様に、工事の1週間前頃までにはご近所さんへ挨拶をしておくことをおすすめします。

■3.複数箇所をリフォームする場合も、1度に手をつけず順番に工事をすること

マンションの室内全体や、複数の箇所をセルフリフォームしようと考えている場合にも、いきなり全部の場所に手をつけるのは避けましょう。万が一続けられない箇所が出てきた時、そのままにしておくと部屋が使えなくなってしまう可能性もあるためです。

マンションに限りませんが、セルフリフォームは1箇所ずつ工事し、その箇所のリフォームが完了してから次の箇所に取りかかるという流れで行うのがおすすめです。

■マンションのセルフリノベーション事例

次に、マンションのセルフリノベーションを実際に行った例をご紹介します。

■事例 簡単そうなリフォームばかり行ったにもかかわらず、驚きの完成度を実現!

中古マンションを安く購入し、セルフリフォームで好みの住まいを実現した例です。幸い、購入後すぐに住めるぐらいの状態が保たれていたマンションだったため、好みのイメージを最小限の手間と費用でかなえるためのセルフリフォームを中心に行いました。

まずはキッチンの床を新しいクッションフロアに張り替え。壁は、部屋によってクロス張りとペンキ塗りを使い分けましたが、事前に練習しておいた甲斐あってどちらも初めての工事ながら無難に成功。「IKEAのモデルルームみたいになった」と自画自賛できる仕上がりに。

キッチンシンクの調理台全面にタイルを貼ることを計画していましたが、技量と手間を考えて「タイル貼り風ステッカーシート」を選択。本物のタイルさながらに仕上がったうえに、目地の掃除などの手間も省けて一石二鳥です。キッチン収納の扉も、ペンキ塗りはあきらめてカッティングシート貼りで仕上げましたが、思ったより本格的な仕上がりになりました。

「簡単なリフォーム」「楽な工事」ばかりを選んで行った割には、出来栄えに不満の全くないセルフリフォームがかなって工事したご本人が驚くほどに。換気扇の取り替えなど、プロに依頼して改修した箇所もありましたが、全体的にバランスよく仕上がりました。まだリフォームしたい箇所はありますが、今回のセルフリフォームで浮いたお金を使ってプロに頼む予定とのことです。

■おわりに

マンションの内装は既存の状態だと無難で保守的なイメージにまとめられていることが多いですから、セルフリフォームで他にはない個性を演出する方法が有効なことがあります。目指す雰囲気などをあらかじめはっきりさせておき、失敗のリスクが少ない箇所から手をつけていくとよいでしょう。

セルフリフォーム初心者の方なら、プロに依頼する箇所と自分で工事する箇所を分け、アドバイスを受けながら作業する方法もおすすめです。DIYとの組み合わせを推奨するリフォーム会社も増えていますし、まずは一括見積サイトを利用するなどして、ご希望やお悩みに合うリフォーム会社探しから始めてみるのも良い方法でしょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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