入れるタイミングが大切?洗濯柔軟剤の使い方と選ぶポイントを紹介

洗濯に柔軟剤を使うと、洗濯物が柔らかく仕上がります。使う柔軟剤によっては消臭や静電気の除去などの効果が期待できますよ。今回は柔軟剤の効果とともに、正しい使い方や選ぶポイントを紹介。自分にぴったりの柔軟剤を使うことで、お気に入りの服が抜群の肌触りになりますよ。また、柔軟剤の代わりとして使えるアイテムもぜひチェックしてくださいね!

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柔軟剤で期待できる効果

「何となく習慣で使っている」という人も少なくない柔軟剤ですが、柔軟剤を使うことで得られる具体的な効果にはどのようなものがあるのでしょうか? 改めて確認していきましょう!

衣類を柔らかく仕上げる

そもそも「柔軟剤」とは、衣類を柔らか&滑らかに仕上げる仕上げ剤のことをいいます。「柔軟剤」という名称のほか、「柔軟仕上げ剤」「ソフトナー」「ソフナー」「ファブリックコンディショナー」などと呼ばれることもあるでしょう。

柔軟剤は、柔軟成分が衣類の繊維をコーティングすることでその効果を発揮するアイテムです。

繊維の表面が滑らかになるため、肌触りが優しくなるのはもちろんのこと、洗濯時に洗濯物同士が絡まない、シワになりにくいなどのうれしいメリットもありますよ!

静電気や花粉の防除

柔軟剤を使用すると、「静電気や花粉の防除」という効果も期待できます。

静電気は、衣類の摩擦によって起こります。しかし、柔軟剤を使用した衣類は繊維がコーティングされるため、通常よりも摩擦が起こりにくい状態になります。その結果、自然と静電気が抑制されることになるのです。

また、衣類の静電気は、花粉を吸着させる原因になるものです。静電気が抑制されることにより、嫌な花粉の吸着も自然と少なくなりますよ!

香り付け、消臭効果も

柔軟剤を使用するにあたり、「香り付け、消臭効果」を重視している人は多いのではないでしょうか。

柔軟剤の多くは、ニオイの原因となる雑菌の増殖を防いだり、よい香りを放ったりといった効果を備えています。

日常生活の中の気になる臭いである「汗」「タバコ」「食べ物」「部屋干し中の臭い」などを消臭し、代わりによい香りを放ってくれるというのは、エチケットに敏感な現代人にとってとてもうれしい効果といえるでしょう。

なお、柔軟剤の中には、化学変化によって気になる臭いをもとから断ってくれるタイプの物もあります。求める消臭レベルに合わせて選ぶとよいですね!

意外に間違ってる?柔軟剤の正しい使い方

柔軟剤は、使い方を間違えてしまうと本来の力を発揮できません。効果を最大限発揮させられるよう、正しい使い方をチェックしていきましょう!

柔軟剤を入れるタイミング

柔軟剤を使用するにあたり、まず気を付けたいのが「柔軟剤を入れるタイミング」です。柔軟剤を入れるタイミングや投入後の手順は洗濯の仕方によって変わるため、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。

●全自動洗濯機:柔軟剤自動投入口に入れる。または2回目のすすぎの際に水と一緒に洗濯槽へ投入する
●二層式洗濯機:2回目のすすぎの際に水と一緒に洗濯槽へ直接投入し、2~3分ほど洗濯機を回してから脱水する
●ドラム式洗濯機:柔軟剤自動投入口に入れる
●手洗い:洗剤をきれいにすすいだ後の水に投入して溶かし、3分ほど洗濯物をひたす

ポイントは、「洗剤と同時には使わない」「洗剤をすすいだ後のきれいな水に入れる」という点です。

洗剤と同時に使ってしまうと、「洗浄」「柔軟」それぞれの効果が相殺されてしまいます。また、汚れが残ったままの水に使った場合、柔軟剤としての効果が半減してしまうでしょう。気を付けて使用できるとよいですね!

入れすぎ、使いすぎはNG

柔軟剤を効果的に使うなら、使用量を守ることも大切です。

柔軟剤は、繊維の表面を覆うことで柔らかさや滑らかさを得られるアイテムです。大量に使った場合、必要以上の柔軟剤成分が繊維をコーティングしてしまうため、衣類にとって大切な吸水性が低下してしまうでしょう。

直接肌に触れる衣類やタオル類など、吸水性が特に必要とされるアイテムにはなおさら注意が必要ですね。

そのほか、柔軟剤が大量に付着した衣類を洗濯した場合、洗剤成分が柔軟剤を剥がすことに重点的に使われてしまい、本来の目的である「汚れを落とす」ことが十分にできなくなってしまう可能性もあります。

柔軟剤を使用するときは、本体に記された用量をしっかりと守るようにしましょう。

好みの仕上がりに、柔軟剤の選び方

柔軟剤には種類が多く、どれを選んだらよいのかついつい迷ってしまいますよね。目的の柔軟剤をスムーズに見つけられるよう、選び方のポイントを確認していきましょう!

好みの香りで選ぶ

柔軟剤を選ぶ際、まず「香り」をチェックするという人は多いのではないでしょうか。1日中身に着ける衣類がまとう香りには、やはり気に入ったものを選びたいですよね。

柔軟剤の香りにはたくさんの種類がありますが、一般的に流通しているのは以下の系統の物が多いでしょう。

●フローラル系
●フルーティー系
●アロマ系
●グリーン系
●ソープ系
●シトラス系

個人の好みはもちろんのこと、年代や性別によって好む香りは変わります。ファミリー世帯では、万人受けするソープ系などが無難といえるでしょう。強い香りが苦手という人なら、思い切って無香料タイプを選ぶのも一つの方法ですよ!

消臭、静電気防止など効果で選ぶ

柔軟剤を選ぶ際は、「消臭」「静電気防止」などの効果を基準にするのもおすすめです。

人と接する機会が多い人なら「消臭効果」、静電気で悩みがちな人なら「静電気防止効果」といったように、ライフスタイルや日頃の悩みに合わせて選ぶと生活の質も高まりますよ!

特に、花粉の悩みを抱えている人にとって、静電気防止効果にともなう「花粉防除効果」はうれしいポイントです。静電気を防ぐことで衣類に付着する花粉が減れば、自然と家に持ち込む花粉も減り、花粉シーズンの負担が大幅に減らせるでしょう。

それぞれの柔軟剤の効果をじっくりチェックして選べるとよいですね!

肌への優しさで選ぶ

商品にもよりますが、柔軟剤には「界面活性剤」をはじめ、「着色料」「防腐剤」「香料」などの化学物質が含まれています。

これらの化学物質は少なからず肌に刺激を与えるため、場合によってはアレルギーの原因になってしまうこともあるでしょう。デリケートな肌を持つ赤ちゃんの衣類などには慎重に使用するのがおすすめです。

なお、柔軟剤の中には、繊維を油分でコーティングしない「ノンオイリー処方」など、肌への優しさにフォーカスした商品も販売されています。肌への影響が気になる場合には、そうした商品からチェックしてみるとよいですね!

柔軟剤の代わりになるアイテムもおすすめ

柔軟剤に含まれる成分が気になったり、肌に合わなかったりという人におすすめなのが、柔軟剤の代わりになるアイテムを使用するという方法です。具体的なおすすめアイテムを二つ紹介していきましょう!

さまざまな効果が期待できる「酢」

柔軟剤の代わりとして使えるアイテムに、「酢」があります。

洗濯後の衣類が固くなってしまう大きな原因は、洗濯洗剤がアルカリの性質を持つことにあります。

しかし、そこに酸性の「酢」を使用することで、洗濯洗剤のアルカリを中和して洗濯物をふんわり柔らかな状態に導けるのです。

柔軟剤代わりに酢を利用することで得られる主な効果には、以下のようなものがあげられます。

●柔軟効果
●殺菌、抗菌効果
●消臭効果
●洗濯槽の防カビ、洗浄効果

使用方法は簡単で、調味料の入っていない穀物酢などを用意して、すすぎのときに大さじ3杯程度を投入すればOKです。酢独特の臭いが気になる人もいるかもしれませんが、使用後には残らないので心配いりませんよ!

天然の柔軟剤とも「重曹」

掃除に便利なアイテムとして「重曹」を常備している人は多いのではないでしょうか? この重曹は、「天然の柔軟剤」ともいわれ、衣類をふっくら仕上げるのに役立ってくれるアイテムです。

重曹を使用する際は、「酢」同様にすすぎのタイミングでカップ2/3を投入しましょう。環境に優しい自然由来成分なので、自然派の方にもおすすめです。

ただし、「ウール」や「シルク」などの素材に重曹を使用するのは避けましょう。重曹の粒子はとても細かいため、繊維の奥に入り込んで生地を傷めてしまう恐れがあるからです。

そのほか、「麻」などの天然繊維は、重曹によって変色する可能性があります。使用するかどうかは慎重に判断するとよいですね。

柔軟剤を正しく使って柔らかな仕上がりに

柔軟剤は、繊維をコーティングすることで衣類を柔らかく滑らかな肌触りへと導いてくれる、とても便利なアイテムです。

その性質から、「静電気や花粉の防除」も期待できるので、日頃からこうした悩みを抱えている人には特におすすめのアイテムといえるでしょう。

また、「香り付け、消臭」も忘れてはならない柔軟剤の大きな効果です。好みの匂いを見つけて身に付ければ、1日を気分よく過ごせるでしょう。

洗濯物に柔軟剤を正しく使用して、うれしい効果と優しい手触りを合わせ持つ理想の仕上がりを目指しましょう!

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