【簡単】水槽のコケ対策&掃除方法を紹介!コケ取りの方法はたくさん!?
うつくしいアクアリウムもコケまみれになってしまっては台無しですよね。こちらの記事では、コケ対策や掃除方法を紹介します。定期的な掃除やバクテリア、コケ取り生体であるエビや貝の投入、コケの種類に合った防止剤を使用することでコケ対策をすることができます。また、掃除のポイントやおすすめアイテムを使えばお手入れも簡単です。こちらの記事を参考に、コケの原因から対策、掃除方法をチェックしてください。
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水槽にコケが生える理由
マンションや小さな子どもがいる家庭でも、気軽に生き物を飼育できるアクアリウムは長年人気があります。一方で、「水槽内に生えるコケがなければもっと楽しめるのに」という人もいるでしょう。
緑や茶色、黒などのコケは悪臭の原因となるだけでなく、水槽内の生き物の健康を害する原因ともなります。
水槽にコケが生える理由として考えられるのは
●水槽内の掃除が不十分
●水質を改善してくれるバクテリアが足りない
●餌の量が多すぎる
●照明や直射日光に長時間当てている
ことなどです。ほかにも水槽の大きさに対して魚の数が多すぎたり、水草用の肥料を与えすぎたりするとコケが発生する原因となります。
コケは水槽内のバランスが崩れてきたサイン
コケが発生するさまざまな原因をひと言で表すと、水槽内の「バランスの崩れ」といえます。
コケは胞子で増え、光合成で成長する生物です。肉眼では見えませんが、コケの胞子は水道水や空気中にも存在し、水槽内に水を入れた時点でコケが発生する可能性があります。
さらに水槽に魚や水草を入れると餌の食べ残しやフンが発生することで、コケが増殖しやすい環境になるのです。
そのまま放置すると水槽内の生態バランスが崩れ、コケの大量発生につながります。
コケが生えないようにするには
水槽のコケを完全に除去するのは難しいですが、少し手をかけることで水槽内のバランスを保ち、コケの大量発生を抑えることができます。どういった方法があるのか見ていきましょう。
定期的な水槽のメンテナンス
水槽のメンテナンスは定期的に行いましょう。餌の食べ残しやフンが溜まりすぎると、バクテリアが処理しきれなくなりコケが発生します。
水槽のメンテナンスとは、水や底砂の入れ替えや水槽の内側の掃除、ろ過機の掃除やろ過材の交換などです。
ただしすべての工程を一度に行うと、バクテリアの数が激減するため日を分けてこまめに行いましょう。
バクテリアを追加する
水槽で生き物を飼っていると、日を追うごとに餌の食べ残しやフンが溜まり、コケの養分となります。
そのため水槽内には一定量のバクテリアが必要です。バクテリアはコケの養分を分解し、ろ過する働きをします。
コケが生えたときや水の入れ替えやろ過材の交換を行ったあとには、アクアリウム用品店で購入できるバクテリアを追加するのがおすすめです。
照明や直射日光を当てすぎない
水草の生育やインテリアの配置のために、水槽に専用の照明を当てたり窓辺に水槽を設置したりしている人もいるでしょう。
しかし、水槽を照明や直射日光に長時間当てすぎると、過度にコケの光合成を助長したり水槽内の水温が上がったりしてコケが増殖する原因になります。
また、水槽内の生き物にとっても、照明や直射日光に長時間さらされるのはストレスや健康悪化を引き起こす要因です。
照明を当てる時間はタイマーなどで管理し、1日8時間程度までとしましょう。直射日光にはなるべく当てないようにし、むずかしい場合は日よけなどを設置しましょう。
適正な量の餌を与える
「ペットがかわいいから」「餌をよく食べるから」と餌を与え過ぎてはいませんか? 健康管理やコケの発生を抑えるためにも餌は説明書に明記された量を守って与えましょう。
そもそも熱帯魚や小魚、エビなどアクアリウムで飼育する生物は、少量しか餌を食べられません。たくさん餌を与えても、無理して食べて病気になったり食べ残したります。
餌の食べ残しは、そのまま水槽内にたまりカビやコケの原因となります。ペットの健康やコケの抑制ためにも餌は用量を守って与えましょう。
コケ対策はほかにも
水槽のコケ対策として有効なほかの方法も見ていきましょう!
コケ取り生体と呼ばれるエビや貝を投入
エビや貝のなかには「コケ取り生体」とも呼ばれる品種が存在します。水槽内の生き物の数が増えすぎない程度に、ご自宅のアクアリウムの仲間に加えてみてはいかがでしょうか。
代表的なのはヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビや石巻貝などです。フライングフォックス、オトシンクルス、ブラックモーリーといったコケが大好物の魚も人気があります。
コケ取り生体を加えるのは、水槽内がきれいになるだけではなくペットを増やす楽しみも味わえる一石二鳥な対策といえるでしょう。
コケ防止剤を使う
アクアリウム用品店では、さまざまな種類のコケ防止剤の購入が可能です。防止剤の種類は主に3つに分けられ、それぞれ使うタイミングが異なります。
アクアリウムを始めるときに適しているのは「コケの発生を防止する種類」です。水槽を使い始める前や水槽を掃除した後に使います。
「コケの養分となる餌の食べ残しやフンの成分を吸収する種類」は、コケが発生した後でも初期段階であれば十分な効果が期待できるでしょう。
発生したコケの駆除に効果があるのは「発生したコケを撃退する駆除剤」です。ただし、こちらはかなり強力なため、水槽内の生き物や水草にストレスとなる場合があります。説明書をよく読んで使用しましょう。
水槽のコケ掃除方法
こうした万全の対策をしていても、コケは発生してしまうものです。水槽にコケが増えすぎないようにするには、やはりこまめなコケ掃除が大切です。コケ掃除の作業方法の手順や注意点を紹介します。
フタから水槽面、底までしっかりと
水槽のフタには意外と水滴や餌のカスなどが付着しているものです。そのためコケが発生しやすい場所です。しっかりふき取りましょう。
一見美しく見える水槽面も汚れやコケが付いています。スポンジなどで全面をふき取りましょう。取り残しがあると、跡が目立つことがあります。確認しながら1面ずつ掃除を行いましょう。
水槽面の上部、水が触れていない部分にも汚れやコケが付いています。忘れずにタオルやスポンジで汚れをふき取りましょう。
水槽面のなかでも底砂との境目はしつこい汚れやコケがこびり付いていることが多いです。ヘラやブラシをつかって汚れを浮かせてスポンジで吸着するように掃除するのがおすすめです。
水槽の機材の管やろ過装置などは一旦水槽から取り出して洗い流し、ブラシを使ってコケを落としましょう。
おすすめのコケ取り道具を紹介
コケ取り作業に欠かせないおすすめのコケ取り道具を紹介します。
メラミンスポンジ
さまざまな場所の掃除に使えるメラミンスポンジは、洗剤をつけなくても汚れをこすり落とすことができ、水槽のコケ取りに最適です。
水槽のガラスに傷をつけることなく、しつこいコケを落とすことができ、とても使い勝手が良いでしょう。
ただし、メラミンスポンジはやすりのような研磨作用があり、こするたびにカスが出ます。
水槽のガラス面の掃除であっても汚れやコケがカスのように浮いてくるので、メラミンスポンジ使用後はしっかりと処理するようにしましょう。
パイプブラシ
水槽の機材や管を掃除するのにはパイプブラシがおすすめです。100均で手に入れることができますが、急に必要になったときは歯ブラシで代用するのも良いでしょう。
パイプの内側のコケを取るのはもちろん、機材の細かい部分や水槽の角を掃除するのにもぴったりです。ただし、コケ取りに使用した後は、ブラシにコケが繁殖しないよう使用後すぐに洗って乾かすよう心がけましょう。
水槽をいつでもきれいに保とう
水槽内に発生するコケはアクアリウムのネックの1つです。水槽のコケは水槽内のバランスが崩れることで発生します。
水槽内のコケを完全に除去することはむずかしいものの、定期的な水槽のメンテナンスを行うことで改善が可能です。さらにバクテリアの状態・餌の量・光の当たる時間などに注意することで増殖を抑えることができます。
コケを取る生物やコケ防止剤を利用するのも手ですが、まずは水槽内のコケ掃除を行い、きれいな状態の水槽を保つように心がけましょう。
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