ハンドメイド初心者でも簡単にできた!洋裁教室で教わる手作り子ども服

子どもの成長は早いものですが、かわいいわが子のためにも、いろいろなお洋服を着せてあげたいですよね。そんなときこそ、お気に入りの生地を使って、子ども服を手作りしてみませんか? 今回は「裁縫は家庭科の授業で少し習ったくらいで、あまり自信がない……」という方でも簡単に作れる「サルエルパンツ」の作り方を、洋裁教室〔ソーイングカフェ LUNA〕のルイ先生に伺いました♪

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意外と簡単! 子ども用のサルエルパンツ作りに挑戦してみよう!

今回子ども服の作り方を教えていただくのは、〔ソーイングカフェ LUNA〕のオーナー、ルイ先生。

ルイ先生は昔からDIYやハンドメイドが大好きで、3年前から本格的に現在の少人数制の洋裁教室をスタートしたそう。2児の母でもある自身の経験から、子どもがいる方でも気軽に教室に通えるようにと、都度申込み制&子ども連れOK(キッズスペース有)。子育て中のママにも嬉しい教室なんです♪

〔Sewing Cafe LUNA(ソーイングカフェ ルナ)〕内観。
内装は、DIYが趣味だというオーナーのルイさんが作り上げたのだとか。

教室内は、明るくて居心地のいい空間。カフェにいるような気分でリラックスしながら、「家庭科の授業以来ミシンを触っていない」という方でも洋裁の基礎から学べます。今回は、初心者におすすめの「お試しレッスン」に挑戦! 3歳の男の子が着る90cmサイズのサルエルパンツを作ります。

「一番のポイントは、完成度の高さよりも『完成させること』を目標にすること。あまり神経質にならずに、楽しく作りましょう」(ルイさん)

それではさっそく、サルエルパンツづくりに挑戦してみましょう♪

初心者は綿100%の生地がおすすめ。布の目に注意しながらカット

生地のタテ方向と、型紙のタテ方向をあわせる。型紙は本やネットでも手に入れられます。

まずは、生地選びのポイントから。

「ボトムスを作る場合は、少し厚手の生地を選びましょう。初心者は、伸びやすいニット生地よりも、伸びにくい綿100%の生地(オックスやツイル)がオススメですよ」(ルイさん)

型崩れを防ぐために、布が伸びにくいタテ方向に型紙をあわせます。

「布地のタテ・ヨコを知る場合は、まずは引っ張ってみましょう。伸びづらい方向がタテになります。ヨコや斜めは布が伸びやすいです。また、タテ方向のサイドについている『耳』もタテ・ヨコを見分けるポイントです」(ルイさん)

型紙に書いてある◎マーク(わ)側と、布を山折りにした側がぴったりと合うようにとめていく。

型紙は、前側(前身頃)と後側(後ろ身頃)の2種類あります。布をタテを山折りにして、型紙の◎マーク(または「わ」)がついている方をあわせて、まち針でとめていきます。

「今回作るサルエルパンツは左右対称なので、布を2つに折りたたんだ状態で裁断します。◎マークがついている方は切らないように注意しましょう」(ルイさん)

型紙に沿って生地を裁断していきます。

「型紙のアウトラインに沿って切っていきます。ここが服作りで一番時間がかかる工程なので、焦らず丁寧にすすめましょう」(ルイさん)

型紙に沿って裁断完了! 多少ならはみ出したり、型紙を切ってしまっても大丈夫ですよ♪

型紙をとって生地を広げると、サルエルパンツの形に! そういえば家庭科では、生地に縫い代の線をチャコペンでグリグリと描かなければいけなかったような……この工程は省いても大丈夫なのでしょうか?

「サルエルパンツはシンプルな形なので、基本的にアウトラインから1cm内側を縫えばOKです。最近のミシンにはガイドもついているので、縫い代線は描かなくても大丈夫ですよ」(ルイさん)

前身頃と後ろ身頃の表と表をあわせる「中表にあわせた状態」にしたら、いよいよ縫う工程に入ります!

ミシンがけは「ウエスト側→スソ」へ。これなら多少ズレてもOK!

ミシンのガイドにあわせて、生地がズレないように気をつけながら内側1cmを縫っていきます。縫い始めと縫い終わりは、必ず「返し縫い」をしましょう。

「返し縫いのやり方は、2〜3針進んだら、2〜3針戻って、そのまま縫い進めます。縫っているとあわせた生地がズレてくるので、こまめにズレを直しながら、大きくズレないように縫っていきましょう。まち針はつけないほうが、針同士がぶつかって折れる心配がないので安心ですよ」(ルイさん)

「もし縫い間違えてしまったら、リッパーという道具を使って糸をはずしましょう。縫う工程は修正も簡単なので、失敗を気にせずに進めてOKです」(ルイさん)

ウエストからスソに向かって両サイドを縫ったら、股側を中心からスソに向かって縫います。難しいカーブ部分は、少し縫うたびに方向を変えて縫っていきます。

「縫い代」の処理は、ジグザク縫いか、ロックミシンで

左がロックミシンを使った縫い代の処理、右が家庭用ミシンを使った処理

サイドと内側の縫い合わせが終わったら、ほつれを防ぐために、縫い代の切れ端を処理します。

「家庭用のミシンの場合は『ジグザグ』モードにして縫い代を縫って、はみ出た部分をハサミでカットします。ロックミシンを使えば、縫いながらカットしてくれるので、切れ端の処理も楽ちんです」(ルイさん)

縫い目が表に出るウエストとスソ部分は、折り目づけが大切

裁縫の本では触れられていない、細かいやりかたについても、わかりやすく教えてくれます。

続いては、ウエストとスソ部分に、アイロンを使って、それぞれ2回ずつ折り目をつけていきます。ウエストは1折り目は1cm、2折り目は2cm。スソは1折り目は1cm、2折り目は1.5cmを目安に折り目をつけます。

折り返す時は、縫い代を後ろ身頃側に倒します。

「折返しをするとき、縫い代は、後ろ身頃側に倒すように統一しましょう。ウエスト部分はゴムを通すので、太めに折り返します。前後にアイロンをあてて折り目をつけたら、ヨコにアイロンをあてます。アイロンを丁寧にかけることで、仕上がりもきれいになりますよ」(ルイさん)

すべて折り返すとこのような感じに。ゴールが見えてきました!

ウエスト部分は、ゴムが通るように際の方を縫う

折り目をつけた生地をひっくり返して縫っていきます。

「折返し部分は輪っかになっているので、生地を左側におくと動かしやすく、縫いやすくなります。ウエスト部分はゴムを通すので、1.5cmほど縫わない部分をつくります。縫う時はゴム幅が通るように、なるべく際のほうを縫ってくださいね」(ルイさん)

ミシンにもだいぶ慣れてきて、作業がサクサク進みます♪

仕上げにウエストにゴムを通す

縫い終わったら、仕上げにウエストにゴムを付けます。

「ウエストに通す平ゴムは、90cmサイズの場合は46cm程度を使いますが、ゴムは最初からカットせずに通しましょう。ゴム通しは100均でも買えますよ。ゴムが1周したら、ねじれが無いか確認して縫いとめます」(ルイさん)

ミシンでゴムを縫いとめたら、ここでゴムをカットします。

完成!

説明を聞いたり、途中で子どもの相手をしながらも、約2時間であっという間に完成しました!

子どもに着せてみてもぴったり! これはいろいろな生地で作りたくなります。

子どもが成長するにつれ、入園や入学などのために“裁縫スキル”が必要になってくるもの。今回、服を1着つくったことで、自信がついたような気がします。これを機に、子どもとのおそろい服づくりや、ハロウィンの衣装づくり、スモッキングなどに挑戦してみるのもいいですね。

みなさんも、ぜひお洋服づくりに挑戦してみましょう!

〔ソーイングカフェ LUNA〕教室詳細

●時間:10:00-13:00
●アクセス:東京都杉並区下高井戸4丁目(ご予約時に詳しい住所をお知らせ)下高井戸児童館より徒歩5分
●基本料金:平日4980円(土日祝+1000円)
●参加方法:ホームページの予約フォームにて予約

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