医療保険が母子家庭の助けになる!母子家庭に必要な保険とは?

日本では離婚するカップルは約3組に1組と言われています。離婚後、母子家庭になることも決して少なくありません。女手ひとつで子どもを育てていくのは、抱える不安は大きいのではないでしょうか。

そのなかでも、経済力には特に不安がつきまといます。「自分が万が一のことがあった場合、子どもたちの生活はどうなってしまうのだろうか」と心配になってしまうでしょう。いつ何が起きるか、誰も想定できません。ですから、その予測できない事態に対して、いざというときのために準備しておくのが医療保険です。今回は、母子家庭の人にとって、支えになる医療保険についてご紹介をしていきます。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 4150
  • 15
  • 0
  • いいね
  • クリップ

そもそも母子家庭に医療保険は必要なのか?

母子家庭の場合、母子家庭等医療費受給者証と保険証を提示すると、「ひとり親家庭等医療費助成制度」を受けられます。ひとり親家庭等医療費助成制度とは、健康保険に加入している母子家庭、父子家庭のひとり親家庭等の方が、病気にかかったり、ケガをしてしまった場合にその医療費の一部を、その方が住んでいる市区町村が負担してくれる制度です。

この制度があるため、医療保険までは入らなくていいと思うかもしれません。ですが、この制度に加えて、医療保険にも入っておくことが大切です。

なぜ医療費助成制度に加えて、医療保険にも入るべきなのでしょうか? 医療費助成制度がありますし、わざわざ毎月保険料を払ってまで医療保険に加入しなくても良いのではないかと思うかもしれません。医療費助成制度に加えて、医療保険に加入するべき理由をご紹介していきます。

1. ケガや病気で入院したときの生活費をまかなうため
母子家庭での収入源は主に母親です。その母親が病気やケガで入院してしまうと、その間は収入がなくなってしまいます。食費や光熱費などの生活費が払えなくなると、子どもは困窮する生活になってしまいます。それを防ぐために事前に医療保険に入っておくことで、働けない期間の収入をまかなうことができるのです。

2. 医療費以外のものは、全額自己負担になってしまうため
医療費助成制度や健康保険などがあるので、医療費については負担を減らすことができて、医療保険は必要ないかもしれません。ですが、医療費以外にも、食事費・差額ベッド代・雑費など負担するものがあり、これらはすべて自己負担となります。入院することで、今まで貯めてきたお金を取り崩して支払わなければならなくなります。今後の生活費に影響がでないためにも、母子家庭である場合は十分な保障が必要になるのです。

3. 子どもたちの将来を守るのは母親しかいない
自分の身にいつ何が起きるかわかりません。万が一のことが起きたとき、子どもたちの生活や将来を見守ることができるのは自分以外にいないかもしれませんよね。ですから、何が起きても困らないように保険に加入しておくことは、とても大切なのです。

母子家庭の人が入るべき医療保険とは? 重視するべき保障内容

病気が見つかってからでは、医療保険に入ることが難しくなったり保険金が高くなってしまうので、前もって医療保険に加入しておきましょう。離婚や死別などで母子家庭になってしまった場合、まず保険を見直すことが大切です。

先ほどは医療保険に加入するべき理由をご紹介しましたが、ここではどのような保障内容を重視して医療保険に加入するかをご紹介していきます。まず医療保険に加入するには、以下の保障内容を確認しましょう。

・入院日額
・入院して何日までの保障か
・通院特約は付いているか
・日帰り入院も保障内容に入っているか
・手術給付金はいくらもらえるのか

そして母子家庭なら、終身医療保険を選択されることをおすすめします。

なぜ母子家庭なら終身医療保険に加入することが良いのか

終身医療保険とは、一生涯の保障をしてくれる医療保険です。母子家庭の人が、加入するのに定期よりも保険料が高いにも関わらず、終身医療保険に加入をおすすめする理由をご紹介します。

・保険料が加入時のまま
・老後、できる限り子どもたちに迷惑をかけない
・高齢になるにつれて、病気になる確率が高くなる
・高齢で医療保険に入ろうとすると、保険料が高額になってしまう

歳を重ねていくにつれ、病気になる確率も高くなっていきます。そのときにも支えになるような保険に入っておくと安心です。

自分たちの条件やスタイルに合った医療保険を探したい! そのためにはどうすればいい? 

医療保険は、何か起きたときに医療費を負担してくれる保険です。そして、医療費だけでなく、生活費の助けにもなってくれます。

ですが、医療保険はさまざまなタイプがあり、全員が同じ保障額をかけるわけではありません。選ぶタイプや保障額は、人によって異なります。医療保険を選ぶ際に、どんな風に自分に合った保険を探せばいいのでしょうか? 自分の状況や条件に合う保険を探す基準として、以下のポイントが挙げられます。

・子どもの人数と年齢
・現在の収入
・貯金額

この3つの状況によって、選ぶタイプなど変わってくるでしょう。医療保険は、入院中の生活費になることもあります。もし入院をして、その間の生活費がなくなったときに、どのくらい費用が必要になるか、事前にしっかりと計算をしておきましょう。

何人の子どもたちの生活費を支えなければいけないか、現在の貯金額でどこまでまかなえるか、などを計算して、その必要額を検討しておくと安心です。

母子家庭は医療保険の検討を 必要に応じてファイナンシャルプランナーに相談しよう

保険に加入することは、毎月の保険料がかかってしまいますし、公的な保険もあるので、無駄なものだと思ってしまうかもしれません。何も病気もせず、ケガもしないのならば、たしかに無駄になってしまうと思います。ですが、そのような保証はあるのでしょうか?

突然、入院や手術が必要な事故に巻き込まれたり、病気になってしまうかもしれません。そのとき、働けなくなって困るのは母親の自分だけでなく、子どもたちも困ってしまうのです。何かあってからでは、かえって高額な金額を払わなければいけなくなることだってあります。もし、ひとりではどのような保険に加入したらいいかわからない、という方はファイナンシャルプランナーに相談するのも、ひとつの手です。自分も子どもたちのことも守るためにも、何かが起きる前に、しっかりと医療保険に加入して、準備しておきましょう。

プロフィール

川添典子
元ハウスメーカーの営業職として、5年間勤務。前職の経験を活かして、暮らしやお金、不動産に関するライターとして役立つ知識をお届けしています。得意分野は、不動産・住宅ローン・税金・住宅に関することです。ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を保有。

  • 4150
  • 15
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

暮らしに関するお役立ち情報お届けします。節約や子育て術、家事全般、お掃除や収納の詳しいテクニック、ペットとの快適な暮らしのヒントなど、生活に役立つ情報を見つけて…

LIMIA 暮らしのお役立ち情報部さんの他のアイデア

生活の知恵のデイリーランキング

おすすめのアイデア