経年劣化のときは火災保険で外壁塗装できる?適用条件や事例・デメリットも紹介

本記事では、経年劣化した外壁塗装を火災保険でできるかどうかについて解説していきます。また、火災保険の適用条件や事例もご紹介。さらに、火災保険を利用する際の注意点やデメリットについても説明していくので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次
  1. 経年劣化による外壁塗装・修理は火災保険の対象外!
  2. 外壁塗装に火災保険が適用されないケース
  3. 外壁塗装に火災保険が適用される条件とは
  4. 《申請方法》外壁塗装に火災保険を使う場合の流れ
  5. 外壁塗装を火災保険で行うときの注意点・デメリット
  6. 外壁塗装の優良業者の選び方
  7. 【PR】外壁塗装の業者選びは「ヌリカエ」にお任せ!
  8. できるだけ安く済ませたいなら相見積もりか助成金利用がおすすめ
  9. 外壁塗装がどこまで火災保険に対応するかに関するQ&A
  10. 外壁塗装に関連する記事をチェック!

経年劣化による外壁塗装・修理は火災保険の対象外!

外壁塗装が経年劣化によってひび割れを起こしていたり、はがれてしまったりした場合でも、火災保険は適用されません

火災保険は、基本的に

火災、爆発などの「事故」
落雷、雪や雹、風害などの「自然災害」

の修繕に適用されるものだからです。

本記事では、火災保険を利用して外壁塗装をする場合の適用条件や事例について紹介していくので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装に火災保険が適用されないケース

火災保険は、火災や爆発などの事故や、落雷や風害などの自然災害に適用される保険です。

そのため、それ以外の破損は基本的に適用外になります。ここでは、外壁塗装で火災保険が適用されないケースを紹介していきます。

経年劣化

経年劣化は、火災保険の適用外です。

外壁に「ひび割れ」や「色あせ」が認められたり、外壁を触ると指に粉が付く「チョーキング現象」が起きている場合は経年劣化の症状であることがほとんど。

経年劣化は自然現象ではありますが自然災害ではないため、火災保険で対応してもらうことはできません。

人的被害

火災保険は、家主の著しい過失や暴行による破損には適用しません

ただし、火災保険の内容によっては、泥棒や強盗などによる破損に対応してくれる場合があります。気になる方は、自分の入っている火災保険の内容を確認してみてください。

施工不良

外壁塗装が施工不良によってひび割れやはがれを起こしている場合も、火災保険は適用されません。

施工不良で補償を求める場合は、外壁塗装を担当した建設会社や業者に伝える形になります。

害獣被害

害獣によって外壁塗装が破損された場合でも、基本的に火災保険の適用外となる場合がほとんどです。

ただし、火災保険の内容によっては一部の費用は補償してくれる場合が考えられるため、念のため保険会社に確認してみるのがおすすめです。

まずは保険会社に直接問い合わせるのが確実!

自宅の外壁塗装の破損・欠陥に火災保険が適用するかしないかは、自己判断ではわかりかねるもの

「基本的に、自然災害や突発的な事故以外は適用外」ということだけ把握しておき、念のため保険会社に直接確認するという姿勢が適切です。

外壁塗装に火災保険が適用される条件とは

次に、外壁塗装に火災保険が適用される条件を解説していきます。

参照ページ

近隣や自宅の火災で外壁が損傷した

近隣からのもらい火や、自宅で発生した火災によって外壁塗装が破損した場合は、火災保険の補償を受けることができます。

一部分の破損なのか、全焼かによって保険金額の上限額が変わることを把握しておきましょう。

台風や竜巻の強風で飛んできたモノで外壁が傷ついた

台風や強風によって飛んできた物が自宅の外壁塗装を破損させた場合も、火災保険が適用されます。

また、経年劣化による雨漏りは火災保険の適用外ですが、風災によって外壁が破損した場合の雨漏りは火災保険の適用内となる場合があります。

雪や土砂崩れで外壁が傷ついた

大雪によって起きた雪崩で外壁が破損された場合も、火災保険の適用内です。

また、豪雨による土砂崩れで外壁塗装が傷ついた場合も火災保険で補償してもらうことができます。

何者かによって外壁に破損された

火災保険の内容によっては、何者かによって外壁を破壊されたときにも適用される場合があります。

また、車が誤って自宅に突っ込み外壁塗装を傷つけてしまった場合も、火災保険によっては補償してもらうことが可能です。

《申請方法》外壁塗装に火災保険を使う場合の流れ

提供:LIMIA編集部
外壁塗装に火災保険を使う場合の手順
  1. 1.保険会社に連絡
  2. 2.業者に依頼
  3. 3.保険会社に申請
  4. 4.鑑定人による調査が通れば完了

ここでは、外壁塗装の費用を、火災保険で補償してもらうときの手順を紹介していきます。

【1】保険会社に連絡

外壁塗装をすることが決まったら、まずは保険会社に連絡して破損状況を詳しく説明しましょう。その際、必要な書類についてしっかり確認しておきましょう。

外壁塗装の破損状況や、発生日時などが正しく伝わらないと、火災保険がおりにくくなる場合があるため、破損が起きたら放置せずすぐに連絡するようにしてください。

【2】業者に依頼

保険会社との話し合いが進んだら、次は外壁塗装業者に修理を依頼します。

その際は、「火災保険を利用する」という旨伝えて、必要書類を作成することに協力してもらいながら進めましょう。

【3】保険会社に申請

・事故報告書
・工事見積書
・保険金請求書

火災保険会社に修理費を請求する際は、上記の様な書類が必要になります。

書類がそろったら保険会社に郵送します。

【4】鑑定人による調査が通れば完了

最後は、鑑定人による調査が行われ、申請が認められれば保険金をもらうことができます。

保険金は、申請から一ヶ月程度で支払われるため、振込での受け取りを指定した場合はきちんと振り込まれているか確認するようにしましょう。

外壁塗装を火災保険で行うときの注意点・デメリット

ここでは、外壁塗装を火災保険で行う場合の注意点やデメリットについて解説していきます。

【1】修理費用が火災保険の「免責金額」を超えていないと適応されない

火災保険を契約する際に自分で設定した自己負担金額である「免責金額」よりも、外壁塗装の修理費用の方が低かった場合は、残念ながら補償されません。

火災保険は、免責金額よりも修理費用の方が大きい場合のみ適用されるということを把握しておきましょう。

【2】指定された「申請期間内」に申請する必要がある

火災保険の申請期間は、被災した日から3年以内であるのがほとんどです。

期限を超えた修理は、申請することができなくなるため、被災したらはやめに保険会社に連絡するようにしましょう。

【3】火災保険の費用では「現状復旧」までしか行えない

火災保険が適用するのは、外壁塗装を元の様子に戻すための「現状復旧」までです。

そのため、外壁塗装の修理ついでに、元の外壁塗装より機能性の高い塗装を行う場合の費用は自己負担となることを把握しておきましょう。

【4】保険会社には「自ら」問い合わせ・申請する必要がある

外壁塗装の修理を火災保険で行う場合は、自分で保険会社に連絡する必要があります。

業者が行ってくれるものではないため、火災保険を利用する旨を伝えただけで任せっきりにしないように気を付けましょう。

【5】保険金の支払いが「最長3ヶ月」かかる場合がある

保険金の支払いは、基本的に1ヶ月程度で完了するものですが、場合によっては最終調査が長引いたりして3ヶ月ほどかかるケースがあるということを把握しておきましょう。

もし支払いを早めに受け取る必要がある場合は、最初に保険会社に相談しておくのが適切です。

【6】あまりに自分に有利な契約内容なら「悪徳業者」を疑う

外壁塗装を依頼しようとしている業者が、あまりにも破格な費用を提示してきたり、保険金が降りるように不適切な高額費用を提示してきた場合は、悪徳業者である可能性が高いため注意が必要。

依頼してしまう前に辞退して、のちのち起こりうるリスクをカットしておくのが吉です。

外壁塗装の優良業者の選び方

  1. 1.見積りの明瞭さで選ぶ
  2. 2.サービスで選ぶ
  3. 3.実績・口コミ評価の高さで選ぶ
  4. 4.必要な許可・資格を取っているかで選ぶ

悪徳業者は、見積りが不明瞭で、サービスに関する詳しい質問を曖昧にしたり嘘を付く傾向があります。

そのため、見積りの時点で内訳が明瞭であるかをチェックしましょう。また、キャンセルやクーリングオフ、アフターサービスなどの保証制度がきちんと用意されているかも確認しておくと良いでしょう。

さらに、インターネットや公式サイトで実績・口コミを確認したうえで自分に合いそうな業者を選ぶのもおすすめです。

また、「建設業許可」をきちんと取っているか「塗装技能士」がいるかを確認しながら選ぶのも適切です。

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電話相談無料。受付時間は10:00〜19:00で土日祝日も問い合わせることができるので、業者選びを自力で行う手間をカットしたいという方はぜひ利用してみてください。

できるだけ安く済ませたいなら相見積もりか助成金利用がおすすめ

経年劣化によって破損した外壁塗装の修理は、火災保険では補償されません。

それでも、できるだけ安く修理したいという場合は、3社〜5社相見積もりを取って低価格な業者に依頼したり、自治体の助成金制度を活用したりするのがおすすめです。

外壁塗装がどこまで火災保険に対応するかに関するQ&A

Q1. 経年劣化の場合、火災保険で外壁塗装できる?

A. できません。
火災保険は、火災・爆発などの「事故」や、落雷・雪や雹・風害などの「自然災害」による破損に適用するものなので、経年劣化は適用しません。

Q2. 外壁塗装で火災保険に適応する条件は?

A. 自然災害か、突発的な予測できない事故に適用することが多いです。
ただし、保険会社によって内容が異なるため、気になる方は加入している火災保険の内容をチェックするのが確実です。

Q3. 外壁塗装で火災保険に適応しない事例は?

A. 下記の様な事例は適用外となることがほとんどです。
・外壁塗装が経年劣化ではがれた
・家主が故意に外壁塗装を傷つけた
・建設会社の施工不良で外壁塗装が欠損した
・害獣被害によって外壁塗装が壊された

Q4. 経年劣化による外壁・サイディングのひび割れは火災保険に適用される?

A. 適用されません。
外壁が、塗装であってもサイディングであっても、経年劣化が破損理由である以上は火災保険は適用されません。

Q5. 経年劣化によるコーキングのひび割れは火災保険に適応する?

A. こちらも適用外です。
外壁塗装のコーキングだけが破損している場合や、破損個所が小さい場合でも、破損原因が経年劣化である限り火災保険が適用されることはありません。

Q6. 火災保険の申請をしたら、経年劣化だと言われたら?

A. 自然災害であることが明らかであれば再申請してみましょう。
外壁の傷が自然災害によるものであることが明らかな場合には、自然災害である証拠を集めて再申請することで、火災保険がおりる場合もあるかもしれません。

外壁塗装に関連する記事をチェック!

※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
※ 記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
※賃貸物件を退去する際には原状回復を行う義務があるため、壁や床、ドアなどの部屋の設備に変更を加える場合は必ず賃貸借契約書を確認の上、事前に家主や管理会社の許可を取るようにしてください。

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