お金がないときの外壁塗装方法7つ!費用相場・やってはいけない方法も解説
本記事では、外壁塗装をしたいけどお金がないという場合の依頼方法や、できるだけ安く依頼する方法を紹介していきます。外壁塗装の費用相場や、お金がない場合でもやってはいけない対策方法についても解説していくので、お悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
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外壁塗装の寿命|塗り替えは何年が目安?
外壁塗装の寿命や塗替えの目安は、塗料の材質などによって異なりますが、基本的には10年〜20年とされています。
理想的な塗替え時期は10年と言われていますが、建物の環境によっては劣化がほとんどない場合もあるので、必ずしも10年で塗り替えなければならないというわけではありません。
まわりから「外壁塗装はまだするな」「うちは20年していないけど大丈夫」と言われても、素人目ではわからない劣化が進んでいる可能性もあります。5年〜10年に一度の定期点検を行って、塗替えの必要があるかどうかはプロに判断してもらうのが適切だといえます。
外壁塗装にかかる費用の相場
- 20坪・・約50万~80万
- 30坪・・約65万~90万
- 40坪・・約80万~120万
外壁塗装にかかる費用の相場は、上記の通り。20坪であれば約50万〜80万、30坪であれば約65万〜90万、40坪であれば約80万〜120万が大体の費用感だといえるでしょう。
外壁塗装費用の内訳は、塗料・足場・オプションで決まります。ここでは、それぞれの費用相場を解説していくので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
※ 記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
塗料の相場
塗料の種類 | 単価/㎡ |
アクリル塗料 | 1,100~1,800円 |
ウレタン塗料 | 1,600~2,400円 |
シリコン塗料 | 1,600~3,500円 |
フッ素塗料 | 3,200~5,000円 |
ラジカル塗料 | 2,500~4,000円 |
セラミック塗料 | 3,500~5,000円 |
無機塗料 | 3,500~5,600円 |
光触媒塗料 | 5,000~5,500円 |
断熱系塗料 | 3,500~4,500円 |
外壁塗装の塗料は、1,100~5,600円/㎡が相場です。
一般的には、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・ラジカルが選ばれやすい塗料です。
また、より耐久性や機能性に優れている塗料であるセラミック・無機・光触媒・断熱系は、一般的な塗料よりやや相場が高いのが特徴です。
足場代の相場
- 20坪・・51,480円~102,960円
- 30坪・・77,220円~154,440円
- 40坪・・102,960円~205,920円
※ 1坪=約3.3㎡で計算しています。20坪:約66㎡/30坪:約99㎡/40坪:約132㎡
※ 計算は【(家の外壁面積×1.3)×足場単価】で算出しています。
足場単価の相場は、600円〜1,200円/㎡です。
足場を組むときは、近隣に塗料が飛ぶのを防ぐための「飛散防止シート」が必要です。上記の足場単価には、飛散防止シートの費用の100円〜200円/㎡も含まれています。
そのため、足場単価があまりにも安い場合は、飛散防止シート費用が含まれているのかどうかを確認するようにしましょう。
ただし、この計算方法は、見積りに不備がないかを確認したり、大体の相場感を知りたい場合の簡易的な計算方法であるということを把握したうえで活用しましょう。
サービス代・オプションの相場
- 高圧洗浄・・100円~300円/㎡
- コーキングなどの下地調整・・600円~2,500円/㎡
- コーティング・・2,000円~2,500円/㎡
外壁塗装業者では、上記のようなオプションが用意されている場合が多いです。
ただし、業者やプランによっては、すでに工事の一環として最初から含まれている場合もあります。必要な施工内容や費用をしっかり確認し、業者とよく相談しながら決めるようにしましょう。
▼各オプションの目的
・高圧洗浄・・外壁のホコリやカビなどのしつこい汚れをしっかり落とす
・コーキング・下地処理・・下地の劣化を補修する
・コーティング・・雨やホコリ、紫外線などを防いで外壁の強度をアップさせる
外壁塗装のお金がないときの方法7つ
ここでは、外壁塗装のお金がないときでも対処できる方法や、できるだけ安く工事を済ませる方法を紹介していきます。
【1】リフォームローンを組む
リフォームローンは、住宅のリフォームやリノベーションの際に利用できるローンのことで、住宅ローンとは異なります。
リフォームローンを利用すれば、一括での支払いを避けることができるので「今まとまったお金がない」という場合におすすめの方法です。
すでに住宅ローンを組んでいるという場合、金融機関によっては、リフォームローンを併用することで金利が優遇されるなどの場合がある(※1)ので、ぜひチェックしてみてください。
また、外壁塗装が大規模になる場合は、業者と相談・連携しながら「住宅ローン減税制度(住宅借入金等特別控除)」(※2)を活用するのもおすすめです。
外壁塗装の面積が50㎡以上で工事費用が100万円を超え、かつ10年以上の返済期間で設定している場合は、住宅ローン減税の対象になる可能性が高くなるのであらかじめ業者に相談しておくようにしましょう。
※1 参照ページ
※2 参照ページ
【2】自治体の助成金・補助金制度を利用する
自治体によっては、外壁塗装が対象の助成金や補助金制度が用意されている場合があります。
近年ではとくに、エコや耐震、テレワーク、バリアフリー、子育て支援などを目的とした助成金・補助金制度が多く用意されています。
自分に該当しそうな助成金・補助金制度があるか気になる方は、自治体の公式ホームページで確認してみたり、電話で問い合わせてみてください。
【3】火災保険を活用する
火災や落雷、台風やヒョウなどの自然災害によって破損した外壁であれば、火災保険を活用することが可能です。また、保険によっては事故や泥棒など人の過失による破損にも対応している場合もあります。
該当する場合は、保険会社に直接問い合わせてみましょう。
ただし、経年劣化では火災保険は適用しない場合がほとんどであることに注意が必要です。
【4】地域で長く経営している業者や大手業者に相談する
外壁塗装業者の中には、一部悪徳業者が潜んでいるのも事実。誤って悪徳業者に依頼してしまうと、安く済ませるどころかむしろ膨大な費用を請求されることになるので注意が必要です。
そのため、業者選びに自信がないという方は、地域で長く営業している業者に依頼するのが適切。あるいは、大手のホームセンターなどの外壁塗装サービスを利用するのがおすすめです。
すでに長く営業している業者や大手の業者であれば、適切な価格を提示してくれたり、アフターサービスが充実していることが多いので、長期的にみても結果として余分な費用がかかりにくくなるというメリットを得られます。
【5】相見積もりでできるだけ安く依頼する
「できるだけ安く済ませてくれる外壁塗装業者を自分で探したい」という場合は、3社〜5社に相見積もりを取るのがおすすめです。
複数社で見積りを比較することで、最安値の業者を選ぶことができるからです。
ただし、相場とあまりにもかけ離れた低価格を提示してくる業者には依頼しないのが吉。悪徳業者である可能性が高く、結果として必要以上の費用を請求されることもあるため、最初から依頼しないようにしてください。
【6】足場が必要な工事はまとめて行う
足場代は、20坪で約5.1万円〜10.3万円、30坪で約7.7万円〜15.4万円、40坪で約10.3万円〜20.6万円の費用がかかります。
そのため、屋根の塗替え時期が近付いている場合は、屋根の塗替えも同時に済ませてしまった方が結果的に安くなるといえます。
上記で紹介してきたほかの安くする方法と併せて活用するのがおすすめなので、ぜひ検討してみてください。
【7】閑散期に依頼する
外壁塗装は、雨や湿気、寒さ、気温の変化に弱いという性質を持つため、これらの影響を受けにくい春や秋に行うのが一般的。そのため、春や秋は外壁塗装の依頼が立て込む時期なので、費用が高くなりやすい傾向があります。
春や秋がおすすめとはいっても、「気温5℃以上」「湿度 85%未満」という条件をクリアしていれば、年間通して外壁塗装が可能です。夏や冬の閑散期になるとやや費用が低くなりやすいので、外壁塗装の劣化状況や、季節が巡るタイミングに合わせて安い時期に依頼するのもひとつの方法です。
《注意》外壁塗装のお金がなくてもやってはいけない方法5つ
ここでは、外壁塗装のお金がないというときでも、やってはいけない方法を紹介していきます。
間違った方法を行うと必要以上の費用がかかってしまい、結果として損をする可能性が高いため、あらかじめ確認しておくようにしてください。
【1】自分で広範囲をDIYすること
外壁塗装の劣化範囲が小さい場合や、DIYに自信がある場合は、つい自分で補修して安く済ませたくなるかもしれません。
しかし、外壁塗装を自分で行うと、外壁の破損の補修がおろそかになったり、塗料の機能性が低かったりして、余計に劣化が進んでしまう可能性が出てきます。
外壁塗装は専門的な知識や技術・塗料を必要とする繊細な作業です。自分でやったりせずに最初からプロに任せた方が、あとで劣化が悪化して余計な費用がかかるなどの事態を防ぐことができます。
【2】年単位で放置し続けること
外壁塗装のお金がない場合は、塗り替え自体を先延ばしにしてしまいたくなりますよね。
外壁の劣化が軽症であれば数ヶ月ほど猶予があるかもしれませんが、年単位で放置してしまうと劣化が進んだり、新たな劣化が発生したりしてしまうので注意が必要です。
最終的には雨漏りや家の内部にまで劣化が及んでしまうので、できるだけ早めに対処するのが吉です。
【3】安すぎる塗料で依頼すること
外壁塗装の塗料は、機能性があるものほどそれなりに価格が高くなる傾向があります。
そのため、あまりにも低価格な塗料を提案されたら注意が必要です。低品質な塗料を使うと、余計に劣化が進んでしまいやすくなるので、最初から選ばないようにしてください。
【4】しつこく値引きしようとすること
優良業者であるほど、相場から大幅にかけ離れた安値を提示してくることはありません。
お金がなくて焦ってしまう気持ちがあっても、業者に対してしつこく値引きするのはやめましょう。業者に失礼であるうえ、せっかく出会えた優良業者に断られてしまうと自分が損をすることになるためです。
【5】無料あるいは破格の安さを謳った業者に依頼すること
外壁塗装は、決して安価で依頼できる工事ではありません。そのため、相場よりもあまりにも安い価格で工事を提案してくる業者や、無料を謳っている業者には惑わされないようにしてください。
悪徳業者である可能性が高く、あとあとトラブルに発展しやすいため、普通に工事を依頼するよりも高くついてしまう結末になりかねません。
優良業者の特徴6つ|お金がなくても業者選びは慎重に
ここでは、優良な外壁塗装業者の特徴を紹介していきます。
業者選びに自信がない方や、改めて優良業者の特徴を再確認しておきたいという方は、あらかじめチェックしておきましょう。
【1】最初にお金がない旨を伝えても相談に乗ってくれる
きちんとした業者は、最初に「お金がない」という旨を伝えてもきちんと相談に乗ってくれる傾向にあります。
また、リフォームローンや火災保険を利用したい場合は、最初に伝えておくのがおすすめです。その際、丁寧に説明や対応をしてくれるかどうか、チェックするようにしましょう。
【2】見積りが明瞭で破格の価格は提示してこない
悪徳業者は、見積りの際、内訳に関する細かい質問を曖昧にする傾向にあります。また、後で工事費用を追加してくる可能性が高いです。
そのため、見積り相談の際にこれらの特徴がない業者を選ぶのがおすすめです。
【3】キャンセルやクーリングオフについて説明してくれる
見積りを作成するときは、サービスのキャンセルや、クーリングオフについても聞いておくのがおすすめです。
悪徳業者は、キャンセルやクーリングオフを避けたがるので、回答を曖昧にぼかす傾向にあるでしょう。質問をしても丁寧に回答してくれる業者を選ぶようにしましょう。
【4】実績があり口コミ評価が高い
悪徳業者は口コミが悪かったり、そもそも口コミ件数や実績が少なかったりと、情報が少ない傾向にあります。
良い口コミや実績をしっかり確認できる業者は優良業者である可能性が高いため、業者を絞る際は公式サイトや口コミを事前に調査しておくのがおすすめです。
【5】アフターサービスが用意されている
悪徳業者は、アフターサービスなどを用意していなかったり、見せかけだけで実際は何も行わなかったりすることがほとんどです。
アフターサービスの内容や実績について質問しても明確に答えられる業者であるかどうか、見積りや相談の際に確認しておくようにしましょう。
【6】適切な許可や資格を取っている
実は、外壁塗装業者が絶対に取っておくべき許可や資格というものはありません。
しかし、500万円以上の建設工事を行う場合は「建設業許可」が必要になります。外壁塗装だけで500万円かかる工事はほとんどないので、「建設業許可」を持っていなくても問題ありませんが、その分「建設業許可」を取得している業者であればより依頼しやすいというのも事実です。
また、厚生労働省が認めた国家資格である「塗装技能士」を持つスタッフが在籍しているかどうかも確認するのがおすすめです。
【PR】業者選びに迷ったら「ヌリカエ」に相談!
「ヌリカエ」は、自分が住んでいる地域の外壁塗装業者を調べて、そのまま依頼することができる便利なサービスです。
サイト内の簡単な質問に答えることで、自分の希望に合った外壁塗装業者を検索することができます。
また、複数の業者の相見積もりを取れるため、より低価格な業者を見つけることができるのがうれしいポイント。外壁塗装をできるだけ安く済ませたい方におすすめです。
電話相談時は通話料無料。受付時間は10:00〜19:00、土日祝日の問い合わせも可能なので、気軽に相談しやすいところも魅力のひとつ。気になる方は、ぜひ利用してみてください。
外壁塗装は手遅れになる前に済ませるのが吉
外壁塗装は10年〜20年で塗り替えるのが一般的な目安ですが、劣化がほとんどない場合はその限りではありません。
自己判断が難しい場合は、プロに診てもらうのが適切です。
また、長年放置し続けると劣化が悪化して、結果的に大規模な工事やその費用がかかることも珍しくありません。
そのため、お金がないという場合でも手遅れになる前にできるだけ安くなる方法を利用して、早めに対処しておくのがおすすめです。
外壁塗装のお金がないときのQ&A
Q1. 外壁塗装のお金がないときに安くする方法は?
A. 下記の7つがおすすめです。
【1】リフォームローンを組む
【2】自治体の助成金・補助金制度を利用する
【3】火災保険を活用する
【4】地域で長く経営している業者や大手業者に相談する
【5】相見積もりでできるだけ安く依頼する
【6】足場が必要な工事はまとめて行う
【7】閑散期に依頼する
Q2. 外壁塗装を20年してないけど塗り替えるべき?
A. 基本的に塗り替えた方が良いといえます。
外壁塗装の塗り替え時期は10年〜20年なので、20年経っている場合は塗り替えておくのが適切です。しかし、建物が建っている環境や、外壁塗装の状態によっては一概には言えないため、一度点検に来てもらってプロに判断してもらうのが確実です。
Q3. 「外壁塗装はまだするな」といわれる真意とは?
A. 建物の状態によっては、塗替え目安である10年を過ぎていても、全面の外壁塗装は必要ない場合があるという意味です。
しかし、外壁の状態は各家屋によって異なるため、自己判断だけで決めずにプロに診てもらうのが適切です。
Q4. 外壁塗装を自分でやったらいくらかかる?
A. DIYで外壁塗装を行った場合、40万前後が費用相場だといえます。
道具代に5万円前後、塗料やはしごなどの足場も含めた工事代で35万円前後ほどで用意できます。しかし、自分で外壁塗装を行うとのちのち予想外のトラブルに発展しかねないので、お金がないという場合でも最初からプロに依頼するのが結果として安く済ませる方法だといえます。
※ 記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
※ 記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年2月)に基づいたものです。
※賃貸物件を退去する際には原状回復を行う義務があるため、壁や床、ドアなどの部屋の設備に変更を加える場合は必ず賃貸借契約書を確認の上、事前に家主や管理会社の許可を取るようにしてください。
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