鍵穴にシリコンスプレーは間違い！使ってしまったときの対処法は？

シリコンスプレーとは

シリコンスプレーは、金属やプラスチックなどにシリコン被膜を作ることで滑りをよくするアイテムです。耐熱・耐寒性や耐水性も期待でき、ツヤを出すために洗車後に利用する方もいます。

鍵穴にシリコンスプレーを使うとどうなる？

シリコンスプレーはホームセンターで販売されており、用途もさまざま。鍵穴がうまく作動せず鍵が開かないときに、シリコンスプレーの利用を考える方も多いと思いますが、おすすめはできません。

鍵穴にシリコンスプレーを使うと、奥に溜まった土埃やゴミと混ざり合い固まってしまう危険性があります。一度シリコンスプレーをしてしまうとより回しづらくなり、鍵穴の故障に繋がってしまうため、使用は避けましょう。

鍵穴には専用のスプレーを使おう！

鍵穴の調子が悪いときには、必ず鍵穴専用のスプレーを使いましょう。正しくスプレーを利用することで、鍵穴の滑りが良くなり調子が戻る可能性があります。

鍵穴専用スプレーはメーカーにより異なるため、購入する前に自宅で使っている鍵穴のメーカーを調べておきましょう。正しい組み合わせで使用することで、破損させることなく鍵穴の滑りを良くできます。

もし鍵穴にシリコンスプレーを使ってしまったらどうする？

間違って鍵穴にシリコンスプレーを使ってしまったときは、市販のパーツクリーナーで洗浄してみましょう。ただし一度に大量に注入すると、鍵穴の破損に繋がるため注意してください。

パーツクリーナーを使っても鍵穴の調子が直らなかったときは、無理をせずに鍵交換業者に依頼をしましょう。万が一無理に回そうとして鍵穴が破損した場合は、鍵穴と鍵交換が必要になるため注意してください。

鍵穴にシリコンスプレーを使わずに対処する方法

鍵の調子が悪いときに自分で試せる3つの対処法を紹介します。身近なアイテムを使って鍵穴や鍵の滑りを良くできるため、突然家の鍵が開かなくなったときに備えて、以下の対処法を覚えておきましょう。

鍵穴や鍵の汚れを取る

鍵がうまく開かないときは、鍵穴の中に土埃やゴミが溜まっている可能性があります。小さな汚れで、うまく鍵が噛み合わなくなる原因となることも。対策としてエアダスターなどを吹き付けるか、掃除機のような強い吸引で汚れを取りましょう。

いつ汚れが原因で鍵が開かなくなるかわからないため、普段の掃除で鍵穴も一緒に掃除しておくと効果的です。土埃やゴミはすぐ溜まるため、こまめにきれいにするように心がけましょう。

鍵用の潤滑剤で鍵穴を回しやすくする

鍵穴の汚れを落としても開かない場合は、専用潤滑剤を使って鍵穴の滑りを良くしましょう。鍵穴に直接吹きかけるだけなので、時間をかけずに対策できるのがおすすめポイント。吹き付けたら零れた潤滑剤を拭き取って、何回か鍵の抜き差しを繰り返しましょう。

メーカーごとに専用の潤滑剤が販売されているため、自宅で使っている鍵や鍵穴に合わせた潤滑油を使うことをおすすめします。

鍵の凹凸部分に鉛筆を使う

潤滑剤がないときは鉛筆で代用できます。鍵をきれいにしたら凹凸部分などシリンダーと噛み合う箇所すべてに鉛筆を塗ってください。塗った後は布で拭きあげましょう。

黒鉛には滑りを良くする効果（※）があり、そのため鉛筆を塗って鍵穴に差し込むとで回しやすくなります。

※参考：西村黒鉛株式会社 | 黒鉛を知る

鍵穴の調子が悪いときは専門業者に相談しよう

自分でできる対処法で鍵穴が回らないときは、無理をせず業者に依頼をして鍵を開けてもらいましょう。場合によっては鍵交換も必要になります。

「カギ110番」は、鍵開けは8,800円（税込）〜、鍵交換は7,700円（税込）〜、鍵作成は8,800円（税込）〜依頼が可能です。

電話での相談は24時間365日受付中のため、自分でできる対処法で鍵穴が回らなくて困っているという人は、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

賃貸住宅の場合は、管理会社に事前するのを忘れずに。夜間などで管理会社と連絡が取れない場合でも、後で必ず報告をしましょう。


※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

鍵穴を直すときにシリコンスプレーは使わない！

鍵穴の調子が悪いとき、シリコンスプレーを使わずにできる適切な対処法を紹介しました。誤ってシリコンスプレーを鍵穴に使うと、備品の破損に繋がってしまいます。鍵穴専用潤滑剤を使ったり、不安な方は鍵交換業者に依頼して、使えなくなった鍵や鍵穴を修理・交換してもらいましょう。

※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年6月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。