賃貸の鍵交換って必要?費用の負担を減らす方法や注意点を解説

賃貸物件の入居時に請求される鍵の交換費用。初期費用の支払い項目に入っていて「本当に必要なの?」と感じる方も多いでしょう。今回は、賃貸の鍵交換について、必要性や費用負担を減らす方法などを解説します。

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賃貸の入居前に鍵交換が必要な理由

賃貸物件で入居前に鍵交換が必要な理由は、防犯上のトラブルを避けるためです。

賃貸の退去時には物件の鍵を返却するのが一般的。しかし、前入居者が悪意を持ってスペアキーを作成し、隠し持っていた場合、鍵を交換しないと不法侵入されたり盗難に遭ったりする危険性があります。

入居者としては前入居者が侵入してくるかもしれないリスクがあり、物件を管理する側としてもトラブルを避けたいため、鍵の交換は必要といえます。

マンションやアパートが新築の場合でも、同様に鍵交換は必要です。建設中は不特定多数が出入りするほか、鍵の管理が行き届いていない可能性を考慮して交換するのが望ましいでしょう。

賃貸の鍵交換にかかる費用と負担

  • 鍵交換の費用は1~4万円程度が相場
  • 鍵交換の費用は借りる人が負担する

鍵交換の費用は1~4万円程度が相場

ディスクシリンダーキー

1万~1.5万円

ディンプルキー

1.5~2万円

電子キー(暗証番号、リモコン等)

2~4万円

※LIMIA編集部が調べた2023年4月時点のおおよその料金目安です。

賃貸の鍵の交換費用について、物件情報を詳しく見ると備考欄などに記載があります。

鍵交換費用の多くは1~4万円程度です。一般的なディスクシリンダーは1万円台、複雑なディンプルキーは2万円台、セキュリティ性の高い電子キー系統は3~4万円台など、鍵の種類によって費用が高額になっていく傾向があります。

鍵の交換費用は物件によってさまざまなので、借りたいと思っている賃貸物件の鍵交換費用がいくらなのか、契約前にしっかり確認したいポイントです。

鍵交換の費用は借りる人が負担する

鍵の交換費用は、法律的にどちらが負担すべきという決まりがありません。しかし、ほとんどの賃貸では賃借人(部屋を借りる人)が負担するケースが多いです。

賃貸入居前の部屋のクリーニング代や保険料などとあわせて契約金として請求されます。

鍵の交換費用の負担を減らす方法

不動産屋を通して、または大家さんに直接交渉することで、鍵の交換費用の負担を減らせる可能性があります。

国土交通省が公表している、『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』には、入居時の鍵交換は賃貸人(貸す人)が費用を負担するのが妥当という記載があります。

“●鍵の取替え(破損、鍵紛失のない場合)
(考え方)入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる。 “
出典:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン-国交省

このガイドラインに法的な効力はないため、鍵の交換費用の負担は物件を提供している大家の一存で決まっている場合がほとんど。そのため、交渉次第では、鍵の交換費用を折半したり、全額負担してもらえたりする可能性もあります。

賃貸の鍵交換における注意点

  • 賃貸の鍵交換は使いまわしが多い
  • 自分で勝手に鍵交換するのはNG

賃貸の鍵交換は使いまわしが多い

賃貸の鍵交換は、新品ではなく使いまわしの場合があります。

例えば、賃貸物件A棟・B棟を持っている管理会社や大家が、賃貸物件A棟の部屋の鍵を、B棟の部屋の鍵と交換するといったケースです。賃貸物件の管理側は、新品の鍵を用意するよりもコストを低くできます。

どうしても新しい鍵にしてほしい場合は、交渉をしてみましょう。鍵代の自己負担を条件に、承諾してくれるかもしれません。

自分で勝手に鍵交換するのはNG

「鍵の交換費用が高いから」「別の賃貸物件の鍵を使いまわしているから」といった理由があっても、自分で勝手に鍵交換をするのはNGです。

賃貸借契約には、鍵交換や合鍵作成を無断で行ってはいけないという決まりを設けているケースが多くあります。あくまで賃貸物件であり、玄関ドアも鍵も管理会社や大家の所有物だからです。

自己負担で鍵交換をしたい場合は、理由と一緒に管理会社や大家へ連絡をし、許可をもらってからにしましょう。親切な管理会社や大家の場合は、業者の手配などを行ってくれるかもしれません。

入居中の賃貸で鍵を紛失した場合の対処法

  • 管理会社や大家に連絡をする
  • 警察に遺失届を提出する
  • 鍵開けや鍵交換をする

管理会社や大家に連絡をする

賃貸の鍵を紛失した場合は、管理会社や大家に連絡をします。

オートロックなど住民全員で共通の鍵を使用している場合はマンション全体に影響があるため、なるべく早い連絡が求められます。

また、マスターキーでの開錠や合鍵の作成、鍵交換など、あらゆる面で管理会社や大家の許可が必要なシーンは多いため、いずれの場合でも連絡しておくことをおすすめします。

警察に遺失届を提出

管理会社や大家への連絡とあわせて、警察に遺失届を提出します。

鍵を拾った人が交番へ届けてくれている可能性があるためです。また、遺失届の提出時に鍵が届いていなくても、後日になって拾得者が現れた際に連絡をしてくれます。

拾得された鍵を受け取るには、所有者本人である証明が必要になります。紛失する前に鍵番号を控えておいたり、ストラップなど特徴があるものをつけたりしておくと良いでしょう。

鍵開けや鍵交換をする

紛失した鍵が見つからない場合は、鍵の業者を呼んで鍵開けをしてもらいます。

セキュリティ上の理由から鍵の交換も一緒に行う場合は、事前に管理会社や大家へ事情を話して許可をもらってから交換しましょう。

鍵開けや鍵交換ならカギ110番がおすすめ

賃貸の鍵を紛失して鍵開け・鍵交換したいという人は、「カギ110番」のお得なプランの利用がおすすめです。

鍵開けは8,800円(税込)〜、鍵交換は7,700円(税込)〜、鍵作成は8,800円(税込)〜依頼が可能です。

電話でのご相談は24時間365日受付中のため、賃貸の鍵を紛失して鍵開け・鍵交換したいという人は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

賃貸の鍵交換に関するよくあるQ&A

ここでは、賃貸の鍵交換に関する疑問などを、Q&A形式で答えます。賃貸の鍵の交換などで疑問があれば、チェックしてみてください。

Q. 賃貸の鍵交換はなんで必要なの?

A. 不法侵入や盗難のリスクがあるからです。
前入居者が、鍵を複製して持っていないとも限りません。万が一の可能性を考慮し、トラブルを避けるためにも鍵交換はした方が良いでしょう。賃貸物件によっては、鍵交換を契約の条件としていることもあります。

Q. 賃貸の鍵は交換してないって本当?

A. 基本的には交換されていますが、鍵を使い回すことはあります。
どうしても不安な場合は、管理会社や大家へ確認するか、鍵の交換をする場に立ち会えないか聞いてみると良いでしょう。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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