車の鍵が抜けない！原因や対処方法を紹介｜ドア・エンジン

車の鍵が抜けない原因と対処方法

車のキーが抜けないときには、シフトレバーの位置やハンドルロックがかかっていないかなどを確認しましょう。ここでは、車の鍵が抜けない原因と対処方法を解説します。

シフトレバーが「P（AT車）」「N（MT車）」になっていない

車はエンジンを切った後に、シフトレバーが正しい位置にないと鍵が抜けない仕組みになっています。

AT車（オートマ車）の場合、「P（パーキング）」の位置にシフトレバーを移動させましょう。シフトレバーが「P」に入っていても抜けない場合には、何度かシフトレバーを動かして、再度「P」に入れ直すと抜ける場合もあります。

MT車（マニュアル車）の場合は、「N（ニュートラル）」にシフトレバーを移動させると車の鍵が抜ける場合があります。

ハンドルロックがかかっている

ハンドルロックとは、盗難防止のためにハンドル操作ができなくなるシステムです。車の鍵を差していない状態でハンドルを動かしたり、ハンドルを回した状態のままエンジンを切るとハンドルロックが作動します。

ハンドルロックがかかると、鍵の抜き差しや回すこともできなくなるので、まずはハンドルロックを解除しましょう。

ハンドルロックの解除方法

ハンドルを動かす力が弱いと解除されにくいので、少し力を入れながらハンドルを動かすのがポイントです。車種によって解錠方法が異なる場合もあるので、注意してください。

ボタンを押さないと鍵が抜けない車種

大型車のなかには、鍵の差し込み口近くにボタンがあり、ボタンを押さないと鍵が抜けない仕組みのものがあります。

鍵の差し込み口近くにボタンがないか確認してみましょう。

鍵の劣化や破損

車の鍵が抜けないときには、鍵の経年劣化や破損などが考えられます。とくに、長く使っている車の場合、ドア部分は雨風に当たるため、ゴミが詰まったり、錆びたりすることがあります。

無理に引き抜こうとせずに、鍵の専門業者やディーラー、整備会社に連絡してみましょう。

エンジンキーが抜けずに回らないときの原因と対処法

エンジンキーが抜けずに回らないときには、鍵が破損していたり、シリンダー（鍵穴）にゴミがつまっている可能性もあります。それ以外にも原因もあるので解説します。

車のバッテリーが上がっている

車の鍵が抜けないだけでなく、エンジンもかからないときには、車のバッテリーが上がっている可能性があります。他の車から給電したり、ロードサービスや車の修理屋を呼んで対処してもらいましょう。

ブレーキまたはクラッチペダルを踏んでいない

ほとんどの車種で、ブレーキペダル（AT車）またはクラッチペダル（MT車）を踏みながらでないと、エンジンがかかりません。エンジンキーが回らないときには、ペダルを踏んでいるか確認してみましょう。

▼車の鍵が回らないときの詳しい対処方法はこちらをチェック！

車のカギが抜けないときに頼れる場所とかかる費用

鍵の専門業者

車の鍵が抜けなくなって早急に解決したいときには、鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。鍵の専門業者は遅い時間でも相談を受け付けてくれる場合もあり、出張して現場で鍵のトラブルを解決してくれるのがメリットです。

「カギ110番」では、車の鍵の修理を8,800円（税込）〜、鍵開けは9,900円（税込）〜、交換で11,000円（税込）、鍵の作成は15,400円（税込）〜依頼できます。

相談は電話とメールにて、無料で24時間365日受付しています。すぐに解決したいときには、まず相談してみましょう。

※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

車の整備会社やディーラー

車の鍵が抜けないだけでなく、車の修理が必要になった場合にはロードサービスなどに頼んで近くのディーラーや整備会社に車を運んでもらって対応してもらうのもよいでしょう。

ディーラーや整備会社に車を持っていけば、鍵のトラブルにも対応してくれる場合があります。また、鍵が破損した場合ディーラーに持っていけば、時間はかかりますがスペアキーを取り寄せてくれます。

費用は車の状況や車種によって異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

車の鍵が抜けないときに避けたい行動

車のキーが抜けなくなるとつい焦って、どうにか鍵を抜こうとしてしまいます。しかし、避けておきたい行動もあるので、チェックしておきましょう。

鍵専用の潤滑油以外は使わない

車の鍵が抜けないと慌てて油を差したくなるところですが、鍵専用の潤滑油以外の油を差すと、鍵穴内部で油が固まり、鍵の抜き差しができなくなる可能性があります。鍵専用の潤滑油以外は使用しないように注意してください。

無理に引き抜かない

車のキーが抜けないときに、鍵穴から無理に鍵を引き抜こうとすると、鍵が中で折れて余計に抜けにくくなることがあります。車の鍵が抜けないときには、慌てずに車のシフトレバーを確認するなどの対処をしてください。

針金などを鍵穴に入れない

クリップなどの針金を使って車の鍵を抜こうとすると、鍵穴内部が傷ついたり、針金などが折れて内部に残ってしまう場合があります。車の鍵が抜けないときには、そのままの状態で鍵や車のプロに相談するようにしましょう。

車の鍵が抜けないときのQ&A

Q1. 車の鍵が抜けない原因は？

A. シフトレバーの位置が適切でない。ハンドルロックがかかっているなど

車の鍵が抜けない原因には、上記の4つが考えられます。まずは、シフトレバーの位置やボタンの有無などを確認し、対処するようにしましょう。

Q2. 車の鍵が抜けないときの対処方法は？

A. 原因によって対処方法は異なる

車の鍵が抜けないときに、自分でできる対処方法は、上記の3つです。シフトレバーの位置を確認、ハンドルロックの解除、ボタンを押すなどの対処をするようにしましょう。

鍵の劣化や破損している場合には、鍵のプロやディーラーなどに依頼して、スペアキーを作成してもらうのがおすすめです。

Q3. 車のキーが抜けないまま回らないときの対処方法は？

A. バッテリーが上がっていないか、ブレーキペダルやクラッチペダルを踏んでいるか確認する

車の鍵が抜けずに回らないときには、車のバッテリーが上がっている可能性があるため、一度確認してみましょう。また、AT車ならブレーキペダル、MT車ならクラッチペダルを踏まないと、エンジンが作動しないようになっています。ペダルをしっかり踏んでから、もう一度キーを回してみましょう。

Q4. 車の鍵が抜けないときにしてはいけない行動は？

A. 専用の潤滑油以外を差したり、無理に引き抜いたり、針金などを差し込むのはNG

鍵穴専用でない潤滑油を差すと、油が鍵穴内部で固まってしまう場合があります。また、無理に引き抜いたり針金を差し込んだりすると、鍵穴に傷がついたり、中で鍵や針金が折れて余計に抜けなくなります。

Q5. 車の鍵が抜けないときはどこに相談するべき？

A. 鍵の専門業者または車の修理屋、ディーラーに相談する

車の鍵が抜けないときには、車の修理屋やディーラーでも対応してもらえます。修理屋やディーラーが対応できない時間帯には、鍵の業者に相談してみるのもよいでしょう。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年9月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。