カビの原因は高温・多湿と汚れ!カビが発生しやすい場所と予防方法

悪臭の元になったり、アレルギーを引き起こす原因にもなるカビは、なぜ発生してしまうのでしょうか。今回は、カビの発生原因と発生しやすい【場所別】にカビの対策方法を紹介します。カビを予防して、心地よい家にしましょう!

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カビってそもそも何?

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お風呂場やキッチンまわりなど、湿気がありそうなところでよく見かけるカビですが、カビとは一体、何者かご存じでしょうか?

カビは、酵母やキノコと同じ真菌類とよばれ、原生生物に属します。部屋には約360種類のさまざまな菌が生息しており、その胞子が室内を浮遊しています。

「カビ」は俗称で、繁殖し肉眼で見えるようになった種類をカビとよびます

カビの発生条件

  • 10~30℃の温度
  • 60%以上の湿度
  • ホコリや汚れ、食べカスなど栄養分
  • 酸素

多くのカビが上記の条件が揃うと繁殖します。そのため、1つでも揃わなければ繁殖ができず、カビを予防することができます。

カビが発生しやすい場所

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カビが発生しやすい場所は、浴室内や洗面所の壁など、湿気がこもりやすいところや、ホコリや汚れが溜まりやすく結露によって湿っている窓やサッシ、床などです。

また、キッチンの流し台やエアコン、畳、寝具にもカビが発生しやすく、注意が必要です。

カビの胞子は部屋中を浮遊しているため、条件が揃えば、他にも衣類や食品など、家中のいたるところで発生する可能性があります。

▼ 赤カビ

浴室など、湿気の多いところでよく見る赤カビは、酵母菌の一種で毒性はありませんが、2~3日程度で広がり繁殖スピードが速いことが特徴です。

深く根をはることはなく、こするだけで落とせます。赤カビを放っておくと、赤カビを栄養にして黒カビが繁殖するので、見つけたら早めに対処しましょう。

▼ 黒カビ

クラドスポリウムという菌の黒カビは、部屋中いたるところに存在し、低温にも比較的強い菌になります。

エアコン内部にも発生することが多く、発生していることを知らずエアコンを稼働し、カビ胞子が部屋中を飛散していることもあります。

カビ毒をうみ出す菌ではありませんが、カビ胞子を大量に吸い込むと、アレルギーや喘息の原因になる可能性もあるため、気を付けましょう。

▼ 青カビ

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パンなどに生える青緑色のカビはペニシリウム属になります。数百種類におよぶ菌は、地球上に広く分布し、その中には、チーズをつくる菌や、抗生物質薬のペニシリンをつくる菌もいます。

ほとんどの青カビには毒性がありませんが、アレルギー性の肺炎などを起こす症例も認められています。

また、青カビが発生した食品は他の菌も繁殖している可能性もあるため、口にすることは避けましょう

【場所別】カビ対策!

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ここからは、家のカビが発生しやすい【場所別】にカビ対策方法を紹介します!

浴室

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\浴室のカビ対策/

  • 換気をおこなう
  • お風呂上り浴室にシャワーをかけて泡や汚れを流す
  • スクイジーなどで水滴を取りのぞく

湿気がこもる浴室はカビが発生しやすい場所です。また、体を洗った汚れや、石鹸カスなどは、カビにとったら栄養になります。

浴室は、窓を開けたり、換気扇を回すなど換気をおこない、お風呂上りにはシャワーをかけ、浴室の汚れを流しておきます。そして、スクイジーなどで、壁面の水滴を取りのぞくのもカビ対策に有効的です。

キッチン

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\キッチンのカビ対策/

  • 換気をおこなう
  • 三角コーナーなど、こまめに掃除する
  • キッチンの水気をしっかり拭きとる
  • アルコールで除菌する

料理や洗い物で、温度や湿気が高くなりやすいキッチンや、湿気がこもり、汚れが溜まりやすいキッチン下などもカビの温床になりやすい場所です。

三角コーナーや排水口など、湿気があり汚れている場所は、こまめに掃除しておきたいところです。キッチンに残った水は、しっかり拭き取りしておくのも大事です。

カビにはアルコール消毒も有効的なため、キッチン用のアルコール消毒を用いて、除菌するのもおすすめです。アルコール濃度が下がると除菌力も落ちるので、使う場所は乾燥させておきます。

提供:LIMIA編集部
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\窓のカビ対策/

  • 結露の水滴を拭き取る
  • 窓やサッシを定期的に掃除する
  • 換気をおこなう

窓や窓サッシは、砂ホコリや排気ガス、また手垢やペットの毛などで汚れが溜まりやすく、結露も起こりやすいため、カビが発生していることがあります。

カビ対策として、結露していたら水滴をしっかり拭き取り、こまめに換気します。そして、カビの栄養分となるホコリ・汚れを溜めないように、定期的に窓やサッシを掃除します。

クローゼット

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\クローゼットのカビ対策/

  • クローゼットを開けて定期的に空気の入れ替えをする
  • 除湿剤をいれる
  • 隙間をあけて収納する
  • 着用したコートなどは、一晩干してからしまう

大事な洋服にカビが発生することは避けたいですよね。クローゼットも通気性が悪く、湿気がこもりやすくなる場所です。

クローゼットを開け、空気の入れ替えを定期的におこなったり、除湿剤をいれておきましょう。収納する際もつめ込み過ぎず、隙間ができるように収納するのがポイントです。

着用したスーツやコート、ダウンなどは、汗などを吸い込んでいるため、一晩クローゼットの外に干し、乾燥をさせ、汚れを取りのぞいてからしまうようにしましょう。

エアコン

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\エアコンのカビ対策/

  • 3~4時間、送風運転をおこなう
  • エアコンフィルターの掃除を定期的におこなう

エアコン内部にカビが繁殖するとイヤな臭いの元にもなります。また、エアコン内部にカビが繁殖すると素人では除去が難しいため、カビを発生させないように対策しておきましょう。

エアコン内部に汚れと水気が溜まるとカビの原因になるため、送風運転を3~4時間おこない、内部を乾燥させます。また、エアコンフィルターもこまめに掃除することで、内部に汚れが溜まりにくくなります。

洗濯機

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\洗濯機のカビ対策/

  • 洗剤を入れ過ぎない
  • 洗濯槽クリーナーで掃除する
  • 洗濯機の蓋をあけて中を乾燥

洗濯したのに黒いカスがついていたら、洗濯槽の裏側のカビが原因です。

洗剤の量は適量にし、月に一回は洗濯槽クリーナーで掃除をしたり、洗濯機使用後は、蓋をあけて中を乾燥させておくのもおすすめです。

洗面所

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\洗面所のカビ対策/

  • 換気する
  • 洗面台の水気を拭き取る

洗面所は、お風呂の湿気も入りやすく、高温多湿になるため、カビが発生しやすい場所になります。洗面台の水回りは1日に1回は拭き取るようにし、湿気を溜めないためにも、こまめに換気をしましょう。

また、掃除をしやすいように、なるべく物を置かず、すっきりさせておくのもポイントです。

寝具

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\寝具のカビ対策/

  • 毎日布団をあげる
  • 週1回程度、天日干しをする
  • すのこや除湿シートを敷く

快眠のためにも、寝具にカビを発生させないようにしましょう。寝ている間にも汗をかいたり、10℃~30℃がカビの繁殖の適温のため、寝具は湿度を調整します。

布団は、毎日敷きっぱなしにせず、上げて乾燥させましょう。また、週に1回程度、天日干しがおすすめです。すのこや除湿シートを敷いて、湿度がこもらないようにさせましょう。

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\畳のカビ対策/

  • 汚れを溜めないよう掃除する
  • 部屋の通気性をよくする
  • 防湿シートを畳の下に敷く

畳が黒ずんでいたり、黒いポツポツがあったら、それはカビかもしれません。カビが発生しないためにも、こまめに掃除をし、通気をよくしておきましょう。

また、防湿シートを畳の下に敷いておくのも有効的です。

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カビの原因に関するQ&A

Q1.カビだらけの部屋で寝るとどうなりますか?

A. 健康被害が出る可能性もあります。

空気中にカビの胞子が浮遊しており、胞子を大量に吸い込むと、喘息やアレルギー疾患、感染症を発症する可能性があります。そのため、カビを見つけたら早めに対処するようにしましょう。

Q2.カビは何に弱いですか?

A.乾燥や熱に弱いです。

大抵のカビは、湿度が60%以下になると活動が弱まります。また、熱にも弱く、60度で30分間の加熱処理をおこなうと死滅するため、煮沸消毒も効果的です。

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※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年02月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。

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