【洗濯機の黒いカス】の正体はカビ!掃除してもなくならない原因と対処法4つ
洗濯機の中から出てくる、わかめのような黒い塊。何度掃除しても出続ける! とお困りの方も多いのではないでしょうか。そもそもこれは何なのか、出続ける原因、対処法や予防法もご紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。
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洗濯機から出てくる黒いカスや茶色いカス……正体はカビ!
洗濯機から出てくる、わかめのような謎のカス。実はこれ、洗濯槽の裏にこびりついた黒カビが剥がれ落ちたものなんです。まずは、この黒カビについて解説していきます。
浮いたカビを何度取っても取り切れない!カビが出続ける原因とは?
洗濯機の中は湿度が高く、温度も適温であるためカビが発生しやすい環境です。加えて洗濯槽には、皮脂や食べカス、溶け残った洗剤などが付着しています。カビはこれらを栄養分にして、どんどん繁殖してしまうのです。
洗濯機の黒いカスをそのまま放置しているとどうなる?
せっかく洗った洗濯物に、黒い汚れやイヤなニオイがついてしまう場合があります。さらに、黒カビが付着した衣類を着ることで、肌あれやアレルギー症状を引きおこす可能性も。
洗濯機の中で黒カビを見つけたら、できるだけ早く取り除くことが大切です。
洗濯機の黒いカスがなくならない場合の対処方法
洗濯機の黒いカスを取っても取ってもまだ出てくる、というときの対処方法をご紹介します。
- 1.市販の洗濯槽クリーナーで掃除する
- 2.各メーカーの純正クリーナーで掃除する
- 3.プロに分解洗浄を依頼する
- 4.洗濯機を買い替える
【1】市販の洗濯槽クリーナーで掃除する
市販されている洗濯槽クリーナーは主に「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2種類に分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、お使いの機種や汚れ具合に合わせて選んでみてください。
▼塩素系漂白剤
塩素系には殺菌効果があり、カビや汚れを分解して除去します。洗濯槽の殺菌・除菌をしたいときや、洗濯槽洗浄を手早く済ませたいときに向いています。
【メリット】
- 汚れを溶かして落とすため洗浄後の汚れ取りが不要
- 掃除の所要時間が短く済む
【デメリット】
- 洗浄力が強い分、手肌についたときに荒れてしまう恐れがある
- すすぎ残しがあった場合、衣類が傷んでしまう可能性がある
▼酸素系漂白剤
カビを分解して除去する塩素系に対し、酸素系はカビや汚れを剥がして除去します。剥がれ落ちた汚れが浮かび上がってくるため、汚れ具合を目で確認することができます。
【メリット】
- 落ちた汚れ具合を目で確認できる
- 塩素系に比べてニオイが少ない
【デメリット】
- 浮かび上がった汚れを自分ですくう必要がある
- ドラム式洗濯機の場合、使えない製品が多い
【2】メーカー推奨の純正クリーナーで掃除する
市販の洗濯槽クリーナーを使うのが不安な場合は、パナソニックやシャープ、東芝などのメーカーが推奨している純正クリーナーがおすすめです。各メーカーのHPや、ネットショップなどで購入することができます。
洗濯機メーカー別の純正クリーナーについては、下記のリンクをチェックしてみてください。
・パナソニック
・日立(縦型用)
・日立(ドラム式用)
・シャープ
・東芝
【3】プロに洗浄を依頼する
洗濯槽クリーナーで何度掃除しても黒いカスがなくならないという場合は、通常の洗浄では落としきれないほどのカビや汚れが蓄積している可能性があるため、専門業者に分解洗浄を依頼するのがおすすめです。
一部の機種や、汚れの状態によっては分解できないこともあるので、業者さんに相談してみましょう。
【4】洗濯機を買い替える
洗濯機の寿命は10年程度といわれていますが、メーカーが補修用の部品を保有している期間は6~7年です。そのため、この期間を過ぎてしまうと修理を依頼しても断られてしまう可能性があります。
購入からある程度の年月が経っていて、何度掃除しても黒いカスがなくならないといった場合は、新品に買い替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
洗濯物にこびりついてしまったわかめの取り方
洗濯槽のカビがついた洗濯物を見つけたら、そのままにせず、できるだけ早く取り除かなくてはいけません。洗濯物を振るだけで落ちることがあるので、まずは屋外に出て、洗濯物をバサバサと振ってみましょう。
黒いカスが落ちても衛生面が気になる場合は、酸素系漂白剤で漬け置きしてから、再度洗濯することをおすすめします。漂白剤が使えない素材もあるので、洗濯表示を必ず確認してください。
洗濯機の黒いカスを予防する方法
続いては、洗濯機の黒いカスを防ぐ4つの方法をご紹介します。
- 1.洗濯槽は月1で掃除する
- 2.洗濯機の蓋は開けておく
- 3.洗濯物は洗濯カゴに
- 4.洗剤・柔軟剤の使用量を守る
【1】洗濯槽は月1で掃除する
洗濯槽はこまめにお手入れして、清潔な状態を保ちましょう。機種にもよりますが、1~2ヶ月に一度を目安に洗濯槽クリーナーで掃除することで、カビや汚れが蓄積するのを防ぐことができます。
【2】洗濯機の蓋は開けておく
洗濯機の中が濡れたまま蓋を閉め切ってしまうと、湿気がこもってカビが発生しやすくなります。洗濯が終わったあとは、3~4時間ほど蓋を開けて湿気を飛ばし、洗濯機の中を乾かすのがおすすめです。
【3】洗濯物は洗濯カゴに
脱いだ衣服を洗濯機の中に入れっぱなしにしていると、湿気がこもりやすくなります。また、衣服についた雑菌や汚れなどが洗濯槽に付着してカビの栄養分となり、繁殖を促してしまう可能性も。洗濯物は、必ず洗濯カゴに入れるようにしましょう。
【4】洗剤・柔軟剤の使用量を守る
洗剤や柔軟剤の量が多すぎると、溶け残って洗濯槽の裏側に蓄積していき、カビの栄養分になってしまいます。とくに柔軟剤は、ついつい多めに使いたくなってしまいますが、製品に記載されている量を守って使用しましょう。
洗濯機の黒いカスがなくならないなら「くらしのマーケット」がおすすめ!
何度掃除しても洗濯機の黒いカスがなくならないという人は、「くらしのマーケット」の利用がおすすめです。
ハウスクリーニングや害虫駆除から、水回りのトラブルなどまで、暮らしにまつわるサービスを掲載しており、さまざまな事業者の中から、口コミや料金で比較して気になったところを選ぶことができます。実際に利用したユーザーの声を参考にしながら比較できるため、安心して事業者に依頼することができるのがポイントです。
また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。
洗濯機の黒いカスにお困りの人は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。
洗濯機の黒いカスの掃除に関するQ&A
Q1.縦型用の洗濯槽クリーナーはドラム式洗濯機にも使える?
A. パッケージに「ドラム式も使える」と記載がない場合は使えません
縦型とドラム式はそれぞれ、構造や使用する水量などに違いがあります。対応していない製品を使用すると、吹きこぼれたり、故障の原因になったりする可能性も。また、酸素系漂白剤の場合は、ドラム式に非対応の製品が多くあります。お買い物の際は必ずパッケージを確認し、ドラム式も使用可能な製品を選んでください。
Q2.オキシクリーンで洗濯槽を掃除したが、 何回やっても黒いカスがなくならない場合は?
A.使用方法・分量をもう一度確認してみましょう
オキシクリーンで洗濯槽洗浄を行うときは、お湯4Lに対して28gの分量が必要です。何回やっても効果が見込めない場合、分量が少なすぎたり、お湯の温度が低すぎたり、漬け置き時間が足りていない可能性があります。縦型・ドラム式でやり方が異なりますので、下記のリンクを確認してみてください。
Q3.洗濯槽の掃除にカビキラーは使える?
A. 「洗たく槽カビキラー」であれば使用できます
カビキラーには浴室用やキッチン用などがありますが、これらを洗濯槽の掃除に使用することはできません。洗濯槽の掃除には「洗たく槽カビキラー」を使用しましょう。塩素系・非塩素系の2種類があり、機種や目的に合わせて選ぶことができます。
洗濯機の汚れに関する記事はこちらもチェック!
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※一般的な使用方法をご紹介しています。製品の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
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